長崎県交通局「特急長崎雲仙線」&西日本鉄道「島原号」【札幌~博多間 日本縦断 高速バスだけの旅 九州番外編】
『札幌~博多間 日本縦断 高速バスだけの旅』。
前回、九州産交バス「きりしま号」で鹿児島へ移動後、運行終了直前の高速バス「ランタン号」(南国交通便)で長崎へ移動した時の模様をご紹介しました。
長崎市内のホテルで一泊し、翌朝、少しだけホテル周辺を散歩します。
新地の中華街ですね。
京都・大阪・神戸から来た近鉄バス「オランダ号」も見かけました。
ホテルに戻り、身支度を済ませ、ホテルをチェックアウト。
前日に降り立った長崎駅前交通産業会館(県営バスターミナル)に戻ります。
『札幌~博多間 日本縦断 高速バスだけの旅 九州番外編』最終日(3日目)です。
長崎県交通局(および共同運行会社)が運行する高速バス・郊外路線バスと、九州急行バスの福岡~長崎間高速バス「九州号」が発着しています。
訪問時も、「ブルーロマン号」(長崎~宮崎)や「九州号」の姿を見ることが出来ました。
この日は、夕方までに福岡入りすればOKという、比較的のんびりとしたスケジュール。
福岡へ移動するには、「九州号」を利用するのが速くて便利なのですが、時間もあるということで、今回は
長崎~雲仙~島原~福岡
というルートで移動してみることにしました。
写真の5K53号車(日産KL-RA552RBN 西工02MC C-Ⅰ)が充てられていました。
デビュー後、暫くは貸切車として活躍、後に路線車として転用されたようですね。
この路線、実は約30年ぶりの乗車となります。
かつては同局の幹線路線としてそれなりの本数があったと記憶していますが、現在は平日3往復、土休日4往復の運行になっています。
やはり、雲仙地区からの撤退が大きく影響したのでしょうか・・・。
車内は、昨今の感染症の影響でガラ空きかなぁと思いきや、地元利用客や国内観光客でそれなりに混んでいました。
小浜へ近づくにつれ、右手には海が見えて来ます。
小浜からは、国道251号線から国道57号線へ進路を変えます。
それまでの海沿いの風景から一転、ヘアピンカーブのきつい山道へ。
運行経路のメリハリがはっきりしているのも、この路線の特徴のひとつです。
長崎から2時間程で、バスは終点の雲仙に到着。
雲仙ののりばは、島原鉄道(島鉄バス)雲仙営業所前となります。
久しぶりに乗車しましたが、「海」と「山」両方楽しめる車窓に、郊外路線バスならではの独特の雰囲気など、路線バスマニアならずとも十分に楽しめる路線であることも改めて実感しました。
【乗車データ】
乗り継ぎのバスを待っていると、この様な島鉄バスが。 どう見ても長崎自動車(長崎バス)ですね。
最新型の日野レインボーが充てられていました。
雲仙からは、国道57号の山道を下る形で島原へと向かいます。
写真はありませんが、下り坂から見える島原市内の街並みと有明海は、一見の価値ありです。
50分程で、バスは島鉄バスターミナルに到着。
あっという間の移動でした。
【乗車データ】
「島原号」といえば、最近ではこちらの車両(元「ライオンズエクスプレス」8546号車 日野セレガSHD)がよく知られていますが・・・
今回乗車したのは、こちらの車両でした。
かつての専用車で現在は予備車両の西日本鉄道博多自動車営業所9719号車(日産PKG-RA274RBN 02MC C-Ⅰ)です。
この車両については、以前このブログでもご紹介しました。
この時乗車したのが、2012(平成22)年11月のことですので、約8年ぶりの「再会」「乗車」になります。
車内は、4列シート36人乗りの昼行高速仕様。
シートピッチが広く、フットレスト、レッグレストも完備するゆったり仕様になっています。
かつては、西鉄もこのタイプの車両を複数所有していましたが、現在はこの1台ともう一台(福岡高速自動車営業所所属9494号車)の計2台のみ。
ある意味貴重な車両でもあり、当たりの車両でもあるのです。(車内はイメージです。)
バスは、乗車停留所に停車しながら国道251号を諫早まで走行後、長崎自動車道~九州自動車道を経由し、福岡へ直行します。
「島原号」の見どころは、何といっても島原~愛野間走行中に見られる有明海ではないでしょうか。
県営諫早駅前を発車したバスは、諫早インターから長崎自動車道へ。
1時間程で鳥栖ジャンクションを通過し、九州自動車道を太宰府インターまで走行します。
福岡都市高速道路に入っても渋滞に巻き込まれることはなく、天神北インターを降りてからの福岡市内の道路も、この日は珍しくスムーズに流れていました。
結局、終点の博多バスターミナルには、定刻数分遅れの16時29分に到着。
30分程度の遅れを予想していただけに拍子抜けでしたが、この後のスケジュールに少しだけ余裕が出来たのは幸いでした。
あっという間の3時間半。
九州番外編の最後の乗車を西工製高速車で飾れたのは、運が良かったとしかいいようがありません。
今度、九州島内を高速バスで旅が出来るのは、いつのことになるのやら。
その時を楽しみにしながら、日々過ごしていこうと思います。
【乗車データ】
博多区内某所にてひとっ風呂を浴びて、いよいよ
『札幌~博多間 日本縦断 高速バスだけの旅 北上編』
のスタート。
次回からは、『札幌~博多間 日本縦断 高速バスだけの旅 北上編』の模様を随時ご紹介していきますので、どうかお楽しみに。
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札幌~博多間を高速バスだけで縦断しようという旅企画
前回、九州産交バス「きりしま号」で鹿児島へ移動後、運行終了直前の高速バス「ランタン号」(南国交通便)で長崎へ移動した時の模様をご紹介しました。
長崎市内のホテルで一泊し、翌朝、少しだけホテル周辺を散歩します。
新地の中華街ですね。
新地中華街
京都・大阪・神戸から来た近鉄バス「オランダ号」も見かけました。
近鉄バス「オランダ号」
ホテルに戻り、身支度を済ませ、ホテルをチェックアウト。
前日に降り立った長崎駅前交通産業会館(県営バスターミナル)に戻ります。
長崎駅前交通産業会館(県営バスターミナル)
『札幌~博多間 日本縦断 高速バスだけの旅 九州番外編』最終日(3日目)です。
目次
各地へ向かく高速バスが発着する県営バスターミナル
長崎駅前交通産業会館(県営バスターミナル)は、長崎県交通局の主要バスターミナルのひとつ。長崎県交通局(および共同運行会社)が運行する高速バス・郊外路線バスと、九州急行バスの福岡~長崎間高速バス「九州号」が発着しています。
訪問時も、「ブルーロマン号」(長崎~宮崎)や「九州号」の姿を見ることが出来ました。
この日は、夕方までに福岡入りすればOKという、比較的のんびりとしたスケジュール。
福岡へ移動するには、「九州号」を利用するのが速くて便利なのですが、時間もあるということで、今回は
長崎~雲仙~島原~福岡
というルートで移動してみることにしました。
1日3~4往復運行の長崎県交通局「特急長崎雲仙線」
まずは、長崎県交通局の路線バス「特急長崎雲仙線」で雲仙へ移動です。写真の5K53号車(日産KL-RA552RBN 西工02MC C-Ⅰ)が充てられていました。
デビュー後、暫くは貸切車として活躍、後に路線車として転用されたようですね。
この路線、実は約30年ぶりの乗車となります。
かつては同局の幹線路線としてそれなりの本数があったと記憶していますが、現在は平日3往復、土休日4往復の運行になっています。
やはり、雲仙地区からの撤退が大きく影響したのでしょうか・・・。
車内は、昨今の感染症の影響でガラ空きかなぁと思いきや、地元利用客や国内観光客でそれなりに混んでいました。
小浜へ近づくにつれ、右手には海が見えて来ます。
小浜からは、国道251号線から国道57号線へ進路を変えます。
それまでの海沿いの風景から一転、ヘアピンカーブのきつい山道へ。
運行経路のメリハリがはっきりしているのも、この路線の特徴のひとつです。
長崎から2時間程で、バスは終点の雲仙に到着。
雲仙ののりばは、島原鉄道(島鉄バス)雲仙営業所前となります。
久しぶりに乗車しましたが、「海」と「山」両方楽しめる車窓に、郊外路線バスならではの独特の雰囲気など、路線バスマニアならずとも十分に楽しめる路線であることも改めて実感しました。
【乗車データ】
- 乗車日:2020/02/23
- 乗車区間:
長崎駅前(県営バスターミナル)→雲仙(島原鉄道雲仙営業所) - 運行会社:長崎県交通局
- 車両:日産/KL-RA552RBN(西工02MC C-Ⅰ)
- 年式:2003年式
- 所属:本局・長崎営業所
- 社番:5K53
乗り継ぎのバスを待っていると、この様な島鉄バスが。 どう見ても長崎自動車(長崎バス)ですね。
島原鉄道(島鉄バス)で島原へ
雲仙からは、島原鉄道(島鉄バス)「諫早~小浜~雲仙~島原線」で島原へ移動します。最新型の日野レインボーが充てられていました。
雲仙からは、国道57号の山道を下る形で島原へと向かいます。
写真はありませんが、下り坂から見える島原市内の街並みと有明海は、一見の価値ありです。
50分程で、バスは島鉄バスターミナルに到着。
あっという間の移動でした。
【乗車データ】
- 乗車日:2020/02/23
- 乗車区間:
雲仙(島原鉄道雲仙営業所)→島鉄バスターミナル - 運行会社:島原鉄道
- 車両:日野/レインボー
- 年式:2017年式
- 所属:諫早営業所
- 社番:1145
運良く「あの車両」に再開 西日本鉄道「島原号」
そして、島原からは、西日本鉄道「島原号」で福岡へ移動します。「島原号」といえば、最近ではこちらの車両(元「ライオンズエクスプレス」8546号車 日野セレガSHD)がよく知られていますが・・・
今回乗車したのは、こちらの車両でした。
かつての専用車で現在は予備車両の西日本鉄道博多自動車営業所9719号車(日産PKG-RA274RBN 02MC C-Ⅰ)です。
この車両については、以前このブログでもご紹介しました。
この時乗車したのが、2012(平成22)年11月のことですので、約8年ぶりの「再会」「乗車」になります。
車内は、4列シート36人乗りの昼行高速仕様。
シートピッチが広く、フットレスト、レッグレストも完備するゆったり仕様になっています。
かつては、西鉄もこのタイプの車両を複数所有していましたが、現在はこの1台ともう一台(福岡高速自動車営業所所属9494号車)の計2台のみ。
ある意味貴重な車両でもあり、当たりの車両でもあるのです。(車内はイメージです。)
バスは、乗車停留所に停車しながら国道251号を諫早まで走行後、長崎自動車道~九州自動車道を経由し、福岡へ直行します。
「島原号」の見どころは、何といっても島原~愛野間走行中に見られる有明海ではないでしょうか。
県営諫早駅前を発車したバスは、諫早インターから長崎自動車道へ。
1時間程で鳥栖ジャンクションを通過し、九州自動車道を太宰府インターまで走行します。
福岡都市高速道路に入っても渋滞に巻き込まれることはなく、天神北インターを降りてからの福岡市内の道路も、この日は珍しくスムーズに流れていました。
結局、終点の博多バスターミナルには、定刻数分遅れの16時29分に到着。
30分程度の遅れを予想していただけに拍子抜けでしたが、この後のスケジュールに少しだけ余裕が出来たのは幸いでした。
あっという間の3時間半。
九州番外編の最後の乗車を西工製高速車で飾れたのは、運が良かったとしかいいようがありません。
今度、九州島内を高速バスで旅が出来るのは、いつのことになるのやら。
その時を楽しみにしながら、日々過ごしていこうと思います。
【乗車データ】
- 乗車日:2020/02/23
- 乗車区間:
島鉄バスターミナル→博多バスターミナル - 運行会社:西日本鉄道
- 車両:日産/PKG-RA274RBN(西工02MC C-Ⅰ)
- 年式:2007年式
- 所属:博多自動車営業所
- 社番:9719
次回予告
というわけで、『札幌~博多間 日本縦断 高速バスだけの旅 九州番外編』は、これにて完結です。博多区内某所にてひとっ風呂を浴びて、いよいよ
『札幌~博多間 日本縦断 高速バスだけの旅 北上編』
のスタート。
次回からは、『札幌~博多間 日本縦断 高速バスだけの旅 北上編』の模様を随時ご紹介していきますので、どうかお楽しみに。
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