西日本鉄道「はかた号」 0001号車【プレミアムシート】乗車記 <2021年秋 ~5カ月ぶりの再開~>
雲天の山陽路を西進 関門橋を渡り九州へ・・・
06時30分頃、東広島市西条付近に差し掛かったところで目を覚まします。
ペットボトルの飲み物をひと口含んだところで、左手に広がる車窓を楽しみながら、のんびりと過ごします。
生憎の雲天模様ではありますが、「はかた号」の車内から眺める朝の山陽路の風景が、個人的には好きだったりします。
08時00分 起床
乗務員による案内放送で起床となります。
早速、工事渋滞の影響により約15分遅れで運行している旨の案内がありました。
案内放送後、交代乗務員が前方のカーテンとビジネスシートにてセットしていたプライベートカーテンを片付け、その後、朝の休憩場所到着の案内が行われます。
08時15分~08時30分 佐波川サービスエリアにて開放休憩
静岡サービスエリア発車後、約9時間でバスは朝の休憩場所である山陽自動車道佐波川サービスエリアに到着します。
こちらでは15分間の開放休憩となりました。
殆どの乗客がバスを降り、トイレや洗顔、朝食の買い出しなどを済ませていました。
佐波川サービスエリアは、山陽自動車道の中でも比較的大きなサービスエリア。
コンビニ(セブンイレブン)や牛丼の吉野家も入居しています。
流石に吉野家の牛丼弁当を購入して車内で・・・というわけにはいきませんが、匂いの少ない軽食類や飲み物をセブンイレブンで購入して車内に持ち込むことは可能です。(写真はイメージです。)
そして、以前にも書きましたが、佐波川サービスエリアといえば、こちら。
バラエティTV番組「水曜どうでしょう」ファンであればお馴染み、佐波川サービスエリアの案内地図盤です。(写真はイメージです。)
「大泉さん・・・あの2人・・・やっぱり、いません」というみすたさん(鈴井貴之さん)のセリフも生まれた、いわば「番組の聖地」といっても良いでしょう。
佐波川サービスエリアに停車中の「はかた号」新型車両です。
ラストスパートに向けて、バスもしばしのひと休みです。
09時28分〜29分 関門橋通過
佐波川サービスエリアを発車した「はかた号」は、北九州・福岡へ向けてラストスパート。
ここから先は、昼行高速バスの雰囲気を味わいながら福岡へと向かいます。
09時28分〜29分、バスは関門橋を通過。
東京新宿を発車して約12時間半、いよいよ九州に上陸です。
09時54分 小倉駅前到着
09時35分、門司インターを通過。
ここから先は、北九州都市高速道路を小倉市街へと向かいます。
09時43分、富野ランプを流出。
小倉中心部を走行し、09時54分、バスは最初の降車停留所である小倉駅前(高速バス降車場)に到着します。
次の砂津(チャチャタウン前)、黒崎インター引野口は降車客がおらずに通過となったため、足立ランプから再度北九州都市高速道路に入り、八幡インターを経由して九州自動車道に戻ります。
九州自動車道に戻った頃から、次第に雨脚が強くなり、福岡インターを通過し福岡都市高速道路に入ったあたりから、雨が本降りになってきました。
この後、さらに移動の予定があるだけに、この後の空模様が心配になります。
11時10分 西鉄天神高速バスターミナル到着
11時04分、天神北ランプを通過。
那の津地区から天神地区に入り、11時16分、定刻14分遅れでバスは西鉄天神高速バスターミナルに到着します。
西鉄の基幹バスターミナルのひとつであるこのバスターミナルは、九州島内高速バスや西鉄の福岡市内路線バス、西鉄天神大牟田線への乗り換えに便利です。
こちらでは、乗客の約半数が下車していきました。(写真はイメージです。)
11時40分 博多バスターミナル到着
雨の影響による渋滞で、西鉄天神高速バスターミナルを発車したバスは遅延が拡大。
結局、終点の博多バスターミナル2階降車ホームに到着したのは、定刻23分遅れの11時40分でした。
九州島内高速バスや西鉄の福岡市内路線バス、JR各線、福岡市営地下鉄への乗り換えは、こちらが便利です。(写真はイメージです。)
23分遅れで到着はしましたが、今回も「はかた号」の充実したバスの旅を楽しませていただきました。
「はかた号」が回送されていく後ろ姿を見届けながら、上の階の3階高速バスのりばへ移動し、西鉄「ひのくに号」に乗り換えて熊本へ。
さらに、熊本からは九商フェリー「フェリーくまもと」で島原へ向かい、
島原から西鉄「島原号」で福岡に戻る・・・というぐるり旅を敢行したのでありました。
(次ページに続きます。)