中国JRバス「百万石ドリーム広島2号」 乗車記 【西日本エリアJR高速バス乗り放題きっぷの旅】
コロナ禍後に生き残ることは出来るのか・・・
以上、中国JRバス「百万石ドリーム広島号」の乗車記をお届けしました。近年において久しぶりの長距離夜行路線の新設であること、そして大都市をスルーした「地方対地方」の路線であるということから、運行開始以降、今回の乗車を楽しみにしておりました。
実際に乗車してみての感想ですが、山陽地方と北陸地方を乗り換えなしで移動出来る利便性の良さは感じ取ることが出来ました。
ひと眠りすれば目的地という、時間を有効的に使える夜行高速バスの良さを生かした路線であることも分かりました。
乗務員不足や採算面などで長距離夜行路線の新設が難しいといわれる昨今、東阪間「ドリーム号」から受け継がれている「乗り継ぎワンマン方式」による運行が可能なJRバスグループだからこそ実現出来た路線であることも、実際に乗車してみて分かりました。
一方で心配になったのが、「この路線はコロナ禍後に生き残ることが出来るのか」ということでした。
この路線に限ったことではありませんが、全国的に高速乗合バスの大幅な利用減、収入減が叫ばれております。
現在において運休を続けている高速路線がそれなりに多いことを考えると、6月の緊急事態宣言解除後、今日に至るまで運行を続けている点においては頭が下がる思いなのですが、果たして実際にそこまで利用者がいるのかどうか、今回のコロナ禍(コロナ騒動)をきっかけに運行終了ということになりはしないか・・・今回の乗車の模様を含め、とても気になりました。
仮に、今回のコロナ禍(コロナ騒動)が今後続く(=収まりの見通しが立たない)となれば、残念ながら大幅な路線の改廃は避けられません。(実際に、11月に開催された某オンラインセミナーでも、中国JRバスの社長がその様なことを仰っていました。)
「百万石ドリーム広島号」の運行も継続出来るのかどうか・・・心配でなりません。
まずは、「百万石ドリーム広島号」がコロナ騒動を乗り越えて今後も運行を続けていくのか、それとも短期間で運行を終了するのか・・・当分の間はこの点に注目して見ていきたいと考えています。
利便性が良い路線であることには間違いありませんので、所用などで利用する機会がありましたが、是非とも利用してみてはいかがでしょうか。
最後に。
何度も書いていますが、とにかく今回のコロナ禍(コロナ騒動)が一刻も早く収束し、都市内交通、都市間交通の賑わいが少しでも戻ることを切に願ってやみません。
今はむやみに出かける・・・というわけにはいきませんが、感染拡大防止に気を配りながら、出掛けられる時には高速バスのみならず公共交通機関を利用して出かけたいものです。
【乗車データ】
- 乗車日:2020/10/17
- 乗車区間:
広島バスセンター→金沢駅(金沢港口) - 運行会社:中国JRバス
- 車両:いすゞ/ガーラHD(2RG-RU1ESDJ)
- 年式:2018年式
- 所属:広島支店
- 社番:641-8969
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