バスターミナル東京八重洲を見てみる
そのバスターミナルの名は、「バスターミナル東京八重洲」。
今後6年かけて段階的に整備され、2028年のグランドオープン時は「バスタ新宿」に匹敵する日本最大級の高速バス専用バスターミナルになるといわれています。
バスターミナル東京八重洲が入居する東京ミッドタウン八重洲
前回、このブログで東急トランセの高速バス「渋谷~藤枝・相良線」の簡単な乗車記をご紹介しましたが、
渋谷マークシティ到着後、その足で出来てばかりのバスターミナル東京八重洲を見て来ました。
今回はその時の模様を簡単にご紹介します。
各方面からの期待を集めて整備が進めれられているバスターミナル東京八重洲、いったいどの様なバスターミナルなのでしょうか。
目次
バスターミナル東京八重洲が整備されるに至ったいきさつとは?
バスターミナル東京八重洲は、東京駅八重洲口に建てられる再開発ビル3棟の地下内に完成する大規模高速バスターミナルです。元々、東京駅八重洲側では、各方面に向かう高速乗合バス・空港連絡バスの発着停留所が、駅前交通広場内では充足出来ずに周辺の道路上に散在しているため、鉄道との乗換えが不便であることや、道路上での乗降により円滑な車両交通及び歩行者通行が妨げられているなどの課題があります。
このような課題に対応するべく、東京駅八重洲口の3地区において施行される市街地再開発事業にてバスターミナルの整備が行われることになったのです。
バスターミナルの整備自体はUR都市機構が行い、実際のバスターミナルの運営は京王電鉄バスが行います。
具体的には、市街地再開発事業を施行する各市街地再開発組合からバスターミナル部分(建物の地下部分)を順次取得し整備を実施し、段階的に京王電鉄バスに賃貸、京王電鉄バスは3地区のバスターミナルを一体的に運営する予定です。
今回開業したのは、「東京ミッドタウン八重洲」(開発主体:八重洲二丁目北地区市街地再開発組合)の地下1階と地下2階に完成した第1期エリア。
今後6年かけて第2期エリア(東地区)、第3期エリア(中地区)を整備し、第3期エリア完成時には乗降20バース、1日1500便以上の発着が可能な国内最大級の高速バスターミナルとなる予定です。
あの路線バスもバスターミナル東京八重洲へ乗り入れに・・・
静岡県藤枝市から東急トランセ「渋谷~藤枝・相良線」で渋谷マークシティに到着した私。素直にJRや地下鉄で移動すれば良いのですが、折角だからということで、渋谷からはこちらのバスで移動することにしました。
京王バスが運行する路線バス「050系統」(渋谷駅~新宿駅西口~新宿御苑前~大手町グランキューブ前~バスターミナル東京八重洲)です。
元々この路線は、2021年10月に「052系統」 (渋谷~新宿~新橋)として運行していましたが、バスターミナル東京八重洲開業に合わせて路線をリニューアルを実施、バスターミナル東京八重洲への乗り入れが実現しました。
前身の「052系統」は都心を周遊する”観光路線"としての性質が強い路線。
「WEバス」を除いて数十年ぶりに京王バスが山手線内に乗り入れるということで注目を集めた路線でもあります。
新設「050系統」と前身「052系統」の違いは、大手町から日比谷通りを南進していたのが、東に曲がってバスターミナル東京八重洲へ向かうという点のみで、それ以外のルートに変更はありません。
一方で、バスターミナル東京八重洲発は、昭和通り経由で新橋駅へ。
その後新宿、渋谷へと向かいます。
使用される車両も、前身「052系統」と同様に、トヨタの水素燃料電池バス「SORA」を使用します。
私自身、この路線には前身の「052系統」時代に1度乗車しており、今回が2度目の乗車。
所要時間は1時間10分ですが、気軽に都心観光を楽しめるという点で、この路線は是非ともお勧めしたいです。
(次ページに続きます。)