西鉄バスの話題4選(ピンクWの現行ジェイ・移籍路線車・短尺ジェイ・壱岐南のるーと)

一般路線バス

もう少し九州関連の記事が続きますが、どうかお付き合いいただけると幸いです。

今回は、2020(令和2)年6月と7月に福岡周辺で私が実際に見た&乗った西日本鉄道(以下:西鉄)のバスのお話を4つまとめてご紹介します。
いずれも注目すべき(?)車両ばかりでした。

突然登場!?ピンクWの現行ジェイ

「ピンクW?現行ジェイ?何のこと???」と思われるかもしれません。
ピンクWとは、西鉄が主に福岡天神地区~大橋駅間で運行する「渡辺通幹線バス」に使用される車両のことであり、「ジェイ」とは、j-bus(日野自動車といすゞ自動車の合弁会社)が開発・製造する現行型の路線バス(日野ブルーリボン・いすゞエルガ)のことを指します。

「渡辺通幹線バス」は、2013(平成25)年11月より運行を開始した高頻度間隔運行の路線バス。
分かりやすい幹線交通の実現と都市周辺部における定時性の確保を目的に、南部エリア(三宅・老司・弥永地区、那珂川町)~天神エリア(日赤通り・渡辺通り経由)間を直通運行するバス路線を西鉄大橋駅止まりにした上で、西鉄大橋駅~天神間を「渡辺通幹線バス」として再編したものです。


「渡辺通幹線バス」で使用されるバスといえば、西鉄バスの現行カラー「スマートループ」のストライプ部をピンクに変更した上で「W」の文字をアクセントして加えた「ピンクカラー」が有名。
写真のいすゞエルガノンステップ(先代モデル)が専用車として複数台導入されました。
西鉄 那珂川 2783 渡辺通幹線バス

ところが、2020(令和2)年7月になって、写真の現行型いすゞエルガ(2TG-LV290Q2)のピンクカラー車が突如としてデビューし、運用を開始したのです。
西鉄 那珂川 1254_01 渡辺通幹線バス
福岡市天神地区を走る1254号車(いすゞエルガ 2TG-LV290Q2)
聞くところによると、この車両、元々は某企業の全面広告車であったとのこと。
広告の契約が満了を迎えたと同時にピンクカラーに変更したものと思われます。

現行型いすゞエルガor日野ブルーリボンのピンクカラー車については、いずれ登場するとは思っていましたが、まさかこの様な形でデビューするとは・・・。
てっきり「コラ画像かぁ???」と思ってしまった位にびっくりしました(笑)。

この現行型いすゞエルガのピンクカラー車ですが、現在は写真の1254号車の他に2台(1255号車と1256号車)登場しているとのこと。
いずれの車両も那珂川自動車営業所所属で、「渡辺通幹線バス」をメインに活躍していますので、街で見かける機会も多いのではないでしょうか。
私も、今後乗る機会が増えそうです。

西鉄 那珂川 1254_02 渡辺通幹線バス
西鉄大橋駅で降車扱いを行う1254号車(いすゞエルガ 2TG-LV290Q2)

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