西鉄バスの話題4選（ピンクWの現行ジェイ・移籍路線車・短尺ジェイ・壱岐南のるーと）
ついに中古路線車を導入 地方部で活躍する元首都圏事業者の車両
これからご紹介する車両も、これまた実際に見た時はびっくりしました。これまでの地方部で活躍する西鉄バスの路線車といえば、どちらかというと福岡地区や北九州地区で活躍した車両を地方部の営業所へ転属させて、第2の人生を歩む・・・というパターンが殆どでした。
現在でもその傾向は基本的に変わりませんが、実は2020（令和2）年の春、もしかするとこの傾向が今後変わるかもしれないという、バスファンにとってはちょっとした出来事（？）がありました。
かつて首都圏の事業者で活躍した中古の路線バス車両が、福岡県の地方部で走り始めたのです！
その車両がこちら。
出所の事業者などについてはあえて申し上げませんが、これまでの西鉄バスとは一線を画する車両外観だけに、最初見た時には正直疑いました。
しかし、いざ乗車してみると・・・
良く見ないと前事業者の特定が難しいかもしれません。
恐らく一般の方は、この車両が中古車両であることが分からないでしょう。
それ位にまで見事に手が加えられており、乗っていての違和感は殆ど感じませんでした。
その後、この手の車両は、同じ杷木第二自動車営業所に2台（2130号車と2131号車）、そして月の浦第二自動車営業所（西鉄バス二日市管理委託）に2台（2132号車と2133号車）追加導入されました。
特に、月の浦第二自動車営業所の2台については、西鉄大橋駅に乗り入れる路線も運行しているため、運が良ければ西鉄大橋駅付近で見かけることが出来ます。
しかし、昨今の厳しい事情もあり、今回の中古路線車の複数台導入は、今後の他地方営業所での中古路線車本格導入の流れを作るきっかけになるのかもしれません。
果たして、この流れが本格的なものになるのか・・・それとも一時的なもので終わるのか・・・私も注目して見ていきたいと思います。
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