西日本鉄道の観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」に乗ってみました

鉄道

前回、西日本鉄道(本社:福岡市、以下:西鉄)の新ツアーブランド「GRANDAYS(グランデイズ)」の専用車を使った「有田」「波佐見」日帰りツアーの模様をご紹介しました。

西鉄観光バス「GRANDAYS」 8545 西鉄観光バス本社にて


「新しさ」「ひとつ上のサービス」「上質な旅」がコンセプトの「GRANDAYS」ですが、実は西鉄にはもう一つ、「地域」と「乗り物」を活用したコンテンツがあります。
それが、今回ご紹介する観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」です。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 薬院にて

「LOCAL to TRAIN~街を繋いできたレールは人をつなぐ時代へ~」がコンセプトの「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」。
沿線の伝統工芸や季節のグルメを車内でたっぷり楽しみながらプチ旅行が出来るということで、現在でも時期によっては予約が取りにくいといいます。

実は私、この列車にも以前から乗車してみたいと思っていまして、時期を窺っていたのですが、「GRANDAYS(グランデイズ)」日帰りツアーの約1か月前に乗車する機会を作り、現地へ乗りに行きました。
今回は、その時の模様をご紹介します。

地域を味わう旅列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」
いったいどんな列車のでしょうか。

約4年越しの観光列車運行計画が遂に具現化

そもそも、西鉄が天神大牟田線に本格的な観光列車の運行を検討すると発表したのは、今から4年前の「2015年度西鉄グループ事業計画」であったと記憶しています。

約3年後の2018(平成30)年1月には、観光列車のネーミングや車両概要、デザインが発表
そして、その3か月後の2018(平成30)年4月には、列車内で提供される料理の概要および運行ダイヤが発表され、計画の発表から約4年が経った2019(平成31)年3月23日に、「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は多くの方の期待を胸に運行を開始したのです。

チェック柄の車体に独特のロゴ 特別感満載の列車

「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」の最大の特長は、「赤いチェック柄の車体デザイン」「沿線地域の食材を生かした美味しい料理」といえるでしょう。

ベース車両は、同社の通勤型列車として現在も活躍してしている6050形
この6050形の1編成を4両編成から3両編成に変更した上で、外装、内装ともに大幅な改造を施しています。
西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 薬院にて_02

外観デザインは、キッチンクロスをイメージした赤いチェック柄。
料理を楽しんでいただける列車であることや清潔感を表現しているそうですが、一見シンプルながらも細かなところでこだわりを持った手法を取り入れるなど、一目で特別な観光列車であることが分かるデザインになっています。

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 福岡(天神)にて_02

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 福岡(天神)にて_03

一方の内装は、八女の竹を使用した竹編みの天井や城島瓦、大川家具、アーティストが描く筑後川など、沿線の地域資源を生かしたデザインが特徴です。
客席定員は52人(1・3号車:22人、2号車:8人)となっており、このうち、中間車両の2号車には、ビザなどを焼く窯をメインとした大型キッチンを設置しています。
西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 1号車 車内_01

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 1号車 車内_02

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 2号車 車内_01

西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 2号車 車内_02

1号車と3号車にはトイレも完備しています。
西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 1号車 トイレ

そして、提供される料理も「沿線地域の食材」がテーマ。
ランチとディナーは、地元産の食残をふんだんに使用した四季毎に異なるコース料理が提供される他、ブランチメニューでは地元で人気のパンと旬野菜のスープ、旬の果物、オリジナルブレンドコーヒーが楽しめます。(写真はランチコースの一例)
西鉄 6050形改造「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」 料理一例
提供される料理の一例(2020年夏メニュー)

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