西日本鉄道「ペガサス号」4875号車 乗車記(2019年8月乗車分)

夜行バス,高速バス乗車記

西日本鉄道(本社:福岡市、以下:西鉄)・両備ホールディングス(本社:岡山市)・下津井電鉄(本社:岡山市)の3社が共同で運行する岡山・倉敷~北九州・福岡間夜行高速バス「ペガサス号」
1989年4月1日の運行開始から30年以上経った今日においても、岡山~福岡間を夜行で結ぶ交通機関として多くの方に利用されており、週末や繁忙期には続行便が付くことも珍しくない人気路線でもあります。

西日本鉄道「ペガサス号」 4875

両備ホールディングス「ペガサス号」 1511

下津井電鉄「ペガサス号」 ・・50


夜行高速バス「ペガサス号」については、このブログで数回取り上げていますが・・・




過去記事を振り返ると・・・このブログで西鉄便を取り上げていないことに気が付きまして、さらに、運行を開始したばかりの北九州市内連節バス(西鉄バス北九州が運行)の実見で先日九州へ行った際に、往路の移動手段として「ペガサス号」西鉄便を利用していたのです。

これは一度、私のブログで紹介しておかなければ・・・

ということで、今回は、先日岡山から福岡へ移動する際に利用した「ペガサス号」西鉄担当便をご紹介します。

基本仕様は「どんたく号」などと同じ オススメの席は・・・やはりあの席!?

乗車当日、大阪から阪神電車・山陽電車・JR在来線を乗り継いで岡山に辿り着いた私。
やって来たのは、主に高速バスが発着する岡山駅西口のバスターミナルです。
福岡行き夜行高速バス「ペガサス号」は、こちら岡山駅西口のバスターミナルから発車します。(写真はイメージです。)
西鉄「ペガサス号」 4875 岡山駅西口待合室

この日は、中国JRバス「グランドリーム横浜・東京/岡山号」の運行初日でもありました。
「ペガサス号」入線までの間、「グランドリーム横浜・東京/岡山号」運行初日を見届けます。
のりばでは、簡単な式典も執り行われていました。


「グランドリーム横浜・東京2号」が出発したところで、今回乗車する西鉄「ペガサス号」が入線します。
今回乗車した車両はこちら↓。
西鉄「ペガサス号」 4875
西日本鉄道博多自動車営業所所属4875号車(三菱エアロクイーン QRG-MS96VP)です。
「ペガサス号」はもとより、福岡~名古屋線「どんたく号」、福岡~東京線「はかた号」(予備・続行用)といった本州方面夜行高速路線で活躍する他、日によっては福岡~延岡線「ごかせ号」、福岡~鹿児島線「桜島号」でも活躍する、オールラウンドな車両です。
車両は西工製からメーカー純正(三菱ふそうトラック・バス製)に変わりましたが、伝統の"白夜行"塗装はこの車両でもよく映えます。

4875号車は2014年度後期に導入された車両ですが、2014年前期に導入された車両(4851~4853号車)との大きな違いは、側窓のスモークが廃止されていること。
関係者からお聞きしたところ、「安全面を考慮してのこと」とのことですが、スモークがあるのとないのでは、随分と印象が変わります。

福岡行き「ペガサス号」は、岡山駅西口27番のりばから発車。
入線後、早速乗車改札が行われます。
西鉄「ペガサス号」 4875 岡山駅西口改札中

乗車改札を受けたところで、早速車内に入ってみます。

車内は、3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様。
黒のシートモケットが一際目立ちます。
西鉄伝統のプライベートカーテンはこの車両でも健在で、「ペガサス号」でも利用することが出来ます。
但し、「ペガサス号」は「はかた号」や「どんたく号」と異なり、全区間完全ワンマンで運行するため、プライベートカーテンは乗客自身でセットする必要があります。
西鉄「ペガサス号」 4875 車内

シートは、天龍工業製の可動式枕付きシートを採用。
各座席にはコンセントを完備する他、肘掛下部後方には緊急時押しボタンが後付けにて設置されています。
西鉄「ペガサス号」 4875 シート

この他、写真はありませんが、トイレは車内中央部に設置。
いざという時にありがたいですが、決して広くはないため、あくまで緊急用と考えた方が良いでしょう。

で、「この車両の当たり席はどこ?」という話になるのですが・・・以前、西鉄「どんたく号」の乗車記でも触れた通り、この車両においても当たり席は最前列の1A席であると私は思います。
足元が大変広く、長身の方でも足をゆったりと伸ばすことが出来るのでお勧めです。
あと、多少リクライニング角度が浅くても、思いっきりシートを倒して眠りたいという方は、3C席や10A席・10B席・10C席も良いのではないでしょうか。

途中休憩は2回 外へ出たければ西鉄便の利用を?

22時00分岡山駅西口発車

定刻に岡山駅西口を発車したバスは、一般道を倉敷駅北口へ。
その間、乗務員による各種案内がマイクを通じて行われます。
過不足無い的確な案内は、西鉄ならではといえるでしょう。

22時30分~22時40分 倉敷駅北口にて乗車扱い

22時30分、倉敷駅北口に到着。
こちらで残りの乗客を乗せたところで、再度乗務員による案内がマイクを通じて行われ、22時40分定刻にバスは倉敷駅北口を発車します。
車内を見まわしてみると、平日にもかかわらずほぼ全ての座席が埋まっており、「ペガサス号」の人気の高さと利用の多さを改めて実感します。

その後、バスは、倉敷インターから山陽自動車道へ。
山陽自動車道~中国自動車道~関門橋~北九州都市高速道路~九州自動車道を経由し、北九州・福岡へと向かいます。

「ペガサス号」といえば、岡山側事業者(両備・下電)の“開放休憩なし"がよく知られるところですが、西鉄便は他の本州行き夜行路線と同様に開放休憩が2回実施されます。
パーキングエリアで外に出たい場合は、西鉄便を利用すると良いでしょう。

23時00分~23時15分 道口パーキングエリア停車(開放休憩)

消灯前の開放休憩は、岡山から1時間程走行した山陽自動車道道口パーキングエリアにて15分間実施されます。
定刻ですと23時00分頃に到着します。
発車時刻は、乗務員から案内されると同時に、前方のモニターにて表示されます。
発車時刻を確認してからバスを降りるようにしましょう。
西鉄「ペガサス号」 4875 発車時刻案内表示

道口パーキングエリアにて停車中の西鉄「ペガサス号」です。
西鉄「ペガサス号」 4875 道口パーキングエリアにて_01

西鉄「ペガサス号」 4875 道口パーキングエリアにて_02

西鉄「ペガサス号」 4875 道口パーキングエリアにて_03

23時16分 消灯

23時15分、乗客が全員戻って来たところでバスは消灯し、道口パーキングエリアを後にします。
この先は、数ヶ所のサービスエリアにて停車しますが、車両点検及び乗務員休憩のために停車で、乗客は下車することが出来ませんので注意が必要です。
消灯後、シートを倒して目を瞑ると、シートの座り心地の良さと足元の広さからか、いつしか夢の中へ。
翌朝の開放休憩まで目を覚ますことはありませんでした。

5時00分~5時15分 壇ノ浦パーキングエリア停車(開放休憩)

朝の開放休憩は、関門橋手前の関門自動車道壇ノ浦パ-キングエリアにて15分間実施されます。
定刻ですと5時00分頃に到着します。
西鉄「ペガサス号」 4875 壇ノ浦パーキングエリアにて_01

西鉄「ペガサス号」 4875 壇ノ浦パーキングエリアにて_02

以前もご紹介しましたが、壇之浦パーキングエリアといえば、あのローカルバラエティ番組『水曜どうでしょう』でもお馴染みのパーキングエリア。
ですが、実は本州と九州の架け橋「関門橋」が間近で見られるビュースポットでもあるのです。
日が高い春先から秋にかけては、目の前の関門橋と対岸の九州を一望することが出来ますが、この時期の早朝5時台はさすがに真っ暗でした。

夜明け前の関門橋です。
西鉄「ペガサス号」 4875 朝の関門橋

5時36分 小倉駅前到着

5時15分、乗客が全員揃ったところで、バスは壇ノ浦パーキングエリアを発車。
関門橋を渡り、門司インターから北九州都市高速道路に入り、25分程でバスは最初の降車停留所である小倉駅前に到着します。
こちらでは数名下車していきました。

砂津は降車客がいないとのことで通過し、足立北ランプから再び北九州都市高速に入り。6時00分に黒崎インター引野口に到着。
再度、北九州都市高速に入った後、6時08分に八幡インターを通過し、ここからは九州道を福岡へ向けてひた走ります。

外はあいにくの雨模様。
この先の行程が心配になります。
西鉄「ペガサス号」 4875 八幡インター→福岡インター

6時48分 博多バスターミナル到着

バスは順調に進み、6時33分に福岡インターを通過。
福岡都市高速道路を10分程走行し、6時44分に博多駅東ランプにて流出します。
その後、オフィス街を駆け抜けたバスは、定刻よりも10分程早い6時48分に博多バスターミナル2階降車ホームに到着しました。
西鉄「ペガサス号」 4875 博多バスターミナル到着

終点は西鉄天神高速バスターミナルですが、この後の行程の関係から、私はこちらで下車。
西鉄天神高速バスターミナルへ向けて発車するバスの後姿を見届けて、私は博多バスターミナルを後にするのでありました。

運行3社を開放休憩の有無やシート・足元の広さで比較してみては?

以上、西鉄「ペガサス号」の乗車記をお届けしました。

以前ご紹介した西鉄「どんたく号」の乗車記でも触れましたが、西鉄伝統のプライベートカーテンが継続採用されている点や、足受けの奥行きを出来るだけ深くするなど、利用者視点に立った改良が施されているという点で、この車両においても西鉄夜行高速バスの「イズム」は継承されていると思います。

一方で、共同運行会社の両備ホールディングス・下津井電鉄も、通路カーテンの設置や飲み物サービスの実施など、サービスレベルは悪くないと思いますが、西鉄便との違いが多く見受けられるのもまた事実です。
どの会社のバスが好みかについては、利用者によって評価が分かれるところだと思いますが、比較対象を挙げるとするならば、やはり「開放休憩の有無」「シート構造」「足元の広さ」の3点なのではないでしょうか。
3社三様違いますので、実際に乗ってみて比較されるのが一番良いのかもしれません。

今回、久しぶりの「ペガサス号」西鉄便の乗車でしたが、この車内設備であれば、問題なく道中快適に過ごすことが出来るのではと思いました。
また機会がありましたら、是非とも乗車したいですね。

西鉄「ペガサス号」 4875 壇ノ浦パーキングエリアにて_03


【乗車データ】 
  • 乗車日:2019/08/26
  • 乗車区間:
    岡山駅西口→博多バスターミナル
  • 運行会社:西日本鉄道
  • 車両:三菱/エアロクイーン(QRG-MS96VP)
  • 年式:2014年式
  • 所属:博多自動車営業所
  • 社番:4875

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