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九州産交バス「スーパーフェニックス号」 1010号車 乗車記

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08時58分~09時13分 宮原サービスエリアにて開放休憩

人吉インターから八代インターの区間は、いわゆる山岳区間。
23か所のトンネルを抜け、山間の景色を眺めながら北へ進みます。

九州産交バス「フェニックス号」 1010 車窓_04

トンネルの間から眺める車窓は素晴らしいのひとこと。
トンネルとトンネルの間の距離が短いだけに、目が離せません。

八代市に近づくと、やがて球磨川の風景が。
球磨川に沿って走る肥薩線は2033年の復旧をめざすことで基本合意していますが、復旧まであと8年・・・先が長いですね。

九州産交バス「フェニックス号」 1010 車窓_05 球磨川の風景

左手遠くにJR新八代駅が見えると、まもなく宮原サービスエリアに到着します。

九州産交バス「フェニックス号」 1010 車窓_06

08時58分、バスは2回目の開放休憩場所である宮原サービスエリアに到着。
こちらでは09時13分までの15分間停車しました。

九州産交バス「フェニックス号」 1010 宮原SA

宮原サービスエリアは、熊本県八代郡氷川町にある九州自動車道のサービスエリア。
トイレや自販機はもちろん、ショップ、スナックコーナー、レストラン、ベーカリー、ガソリンスタンドなど、充実した施設を有しており、多くの自家用車やトラック、バスが駐車するサービスエリアとしても知られています。

宮崎から約2時間20分、都城北から約1時間30分経過していることもあって、宮原サービスエリアでは殆どの乗客がバスを降りてトイレや買い物などを済ませていました。
私もトイレと買い物、撮影を済ませてバスに戻ります。
バスもしばしのひと休みです。

九州産交バス「フェニックス号」 1010 宮原SAにて_01
九州産交バス「フェニックス号」 1010 宮原SAにて_02
九州産交バス「フェニックス号」 1010 宮原SAにて_03

11時08分 博多バスターミナル到着

宮原サービスエリアを発車したバスは、福岡へ向けて九州自動車道を北上します。

九州産交バス「フェニックス号」 1010 車窓_07
九州産交バス「フェニックス号」 1010 車窓_08
九州産交バス「フェニックス号」 1010 車窓_09

10時27分、大分自動車道と長崎自動車道との分岐点である鳥栖ジャンクションを通過。
その3分後の10時30分、高速基山バス停に到着します。

九州産交バス「フェニックス号」 1010 鳥栖ジャンクションを通過

高速基山バス停を発車したバスは、九州自動車道をさらに北上。

九州産交バス「フェニックス号」 1010 高速基山バス停発車

10分程で太宰府インターを通過し、太宰府インターからは福岡都市高速道路に入ります。

九州産交バス「フェニックス号」 1010 太宰府インター通過

そして、千代ランプで福岡都市高速道路を降りたバスは、呉服町や大博通りを経由し、11時08分、博多バスターミナル1階に到着しました。

九州産交バス「フェニックス号」 1010 まもなく博多バスターミナル到着
九州産交バス「フェニックス号」 1010 博多バスターミナル(イメージ)

終点は西鉄天神高速バスターミナルですが、今回はこちら博多バスターミナルで下車。
次なる目的地へと向かうのでありました。

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最後に

というわけで、九州産交バス「スーパーフェニックス号」1010号車についてご紹介しました。

今回、久しぶりに宮崎から福岡まで通しで乗車しましたが、今回の客層を見る限りにおいては「移動時間は気にしないが乗り換えなしで出来るだけ安く移動したい」乗客が大半を占めていたような気がします。

かつては、“福岡と宮崎の移動は「フェニックス号」で”という方が大半だったように思いますが、九州新幹線の全通と「フェニックス号」を取り巻く環境の変化からか、ここ数年来は“新幹線+「B&Sみやざき号」”を選択する方も多いと聞きます。

JR九州 800系新幹線「さくら」「つばめ」

JR九州 九州新幹線 800系「さくら」「つばめ」

JR九州バス「B&Sみやざき号」 4367_202506_201

福岡~宮崎間の輸送の一角を担うJR九州バス「B&Sみやざき号」

乗り換えはあるものの、「新幹線とバスの接続が良い」「博多~宮崎間を3時間台で移動出来る」「割引運賃を適用すれば「フェニックス号」と運賃差が殆どない」「バスの車内設備と大した差がない」ことを考慮すると、”新幹線+「B&Sみやざき号」”が選ばれるのも当然かなぁという気がします。
実際に私の様なバス好きの方でさえ、”福岡~宮崎間であれば新幹線+「B&Sみやざき号」の方が速いし快適で楽!”と仰る方も多いですし・・・。

一方で、今回乗車した九州産交バス然り宮崎交通然り、運行当時のサービスレベルを出来るだけ維持した形で運行している点は、いち利用者として評価したいです。
ゆったり1人掛けのシートに身を委ねながら雄大な景色を眺めて日常の謙遜を忘れさせる・・・5時間の移動時間を感じさせない快適なバス移動でした。

しかしながら、4列シート便で統一している西鉄便やJR九州バス便との格差はいかんともしがたく、現在3列シート便で運行している九州産交バスや宮崎交通も今後4列シート車で統一される可能性もないとはいえません。
仮にこのままサービスレベルの低下が続く様なことがあると、直通高速バスのシェアがさらに低下しかねない事態になるのでは(というより既になっているのでは)と考えます。

以前に公開した福岡~鹿児島線「桜島号」の乗車記でも述べましたが、

  • 低廉な運賃
  • 競合のJRを上回る充実した車内設備

という、かつて九州島内高速バスが大きく発達した理由を、運行会社はいま一度考えて欲しい・・・そんなことを流れゆく車窓を眺めながら思った、今回の九州産交バス「フェニックス号」1010号車の旅でございました。

九州産交バス「フェニックス号」 1010_202506_117 霧島サービスエリアにて

霧島サービスエリアにて休憩停車中の九州産交バス「フェニックス号」1010号車

【乗車データ】 

  • 乗車日:2025/06/某日
  • 乗車区間:
    宮崎駅→博多バスターミナル
  • 運行会社:九州産交バス
  • 車両:日野/セレガHD(QPG-RU1ESBA)
  • 年式:2012年式
  • 所属:高速営業所
  • 社番:1010

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