前回、2025年5月24に開催されたこちらのイベント

の模様をご紹介しましたが、その会場がある長野市まで往復利用したのが、長電バス(本社:長野市)と新潟交通が共同運行する高速バス「長野~新潟線」です。
長電バス「ナガデンエクスプレス」新潟線
新潟交通「新潟~長野線」
高速バス「長野~新潟線」については、以前に1度だけ乗車したことがあり、その模様をこのブログでもご紹介していますが、

今回は往復での利用ということで、この路線を改めてご紹介します。
高速バス「長野~新潟線」はどんな路線なのか
高速バス「長野~新潟線」が運行を開始したのは、今から30年以上も前の1990(平成2)年10月23日。
当時は上信越自動車道が一部区間未開通ということもあり、長野県側の大半区間を一般道経由で運行していましたが、1995年11月の須坂長野東インター~信州中野インター間開通をきっかけに高速道路延伸に伴う経路変更を実施、1999年10月の上信越自動車道全通で長野市内、新潟市内を除き高速道経由に変更されます。
その後も長野県内、新潟県内で停留所の新設が行われ、現在は1日4往復体制で運行しています。
権堂~長野駅前(9番のりば)~昭和通り~高田~〔須坂長野東インター〕~(上信越自動車道)~須坂~高速小布施~中野~豊田~柏原~〔上越ジャンクション〕~(北陸自動車道)~上越木田~<米山サービスエリア>~長岡北~栄~三条・燕~巻・潟東~鳥原~〔新潟亀田インター〕~新潟駅前~万代シテイバスセンター
※ 太字は停車停留所、〔〕は通過インターチェンジおよび通過ジャンクション、<>は途中休憩箇所
とかく結び付きが少ないと思いがちの両都市間ですが、実はこの区間、ビジネスのみならず日常の行き来がそれなりにあるそうで、その割には直通の交通機関が決して便利でないことから、利用客数もそれなりにある路線と聞きます。
実際に、長野県は役所関係が新潟の管轄にあたる部分も多く、そういうつながりも強いといわれています。
運輸行政も、かつて長野県は新潟運輸局の管轄でした。
鉄道では中々難しい地方都市間の直通交通機関の開設が、バスであれば比較的容易に出来てしまう・・・正しく、バスならでは良さを生かした路線であるといえましょう。
後程ご紹介しますが、車内は4列シート38人~40人乗りの昼行高速仕様になっており、トイレは車内最後部に設置されています。
また、途中休憩も1回(上下便ともに北陸自動車道の米山サービスエリアにて10分程度)設けられており、3時あまりの移動時間を快適に過ごせられるようになっています。
長野駅前を通過する新潟行きの長電バス「ナガデンエクスプレス」新潟線
(次ページに続きます)