大井川鐵道を見てみる(中編)「SLかわね路1号」
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数十年前にタイムスリップ!?
今回は、新金谷駅から千頭駅まで乗車した「SLかわね路1号」をご紹介します。この「SLかわね路1号」は、新金谷を11時52分に出発し、家山・下泉に停車して千頭へと向かう急行列車です。
車両はこの様な旧型客車が充てられます。 数十年前にタイムスリップしたかの風貌・・・。
流石に見た目のくたびれ感は否めませんが、逆にいうと今日までこの様な形で維持できているのは、大井川鐵道関係者の努力の賜物であるともいえましょう。
「SLかわね路1号」 出発!
新金谷駅周辺の散策を終えて、駅舎へ戻った私。「SLかわね路1号」は出発の30分前には既にホームに入線、乗車出来る様になっていました。
先頭の機関車はC56 44号機。
そして連結される客車は、貸切車両を含めて7両編成とのことで、流石にSLだけでは牽引できないことから、最後部には電気機関車が連結、後ろからSLの「手助け」をしていきます。
車体及び車内を見るにつれ、幼少時代に両親と鉄道旅行した時のことを思い出しました。
ふとあの頃に戻りたくなる・・・そんな雰囲気を醸し出す列車です。
11時52分、定刻にSLは新金谷駅を出発します。
暫くは田園風景を望みながら進んでいきますが、やがて車窓は大井川が一面に広がる風景に変化していきます。
約25分程で、列車は家山駅に到着。
ここでは4分停車します。
その間、大半の乗客が外に出て記念撮影をしていきます。
かくゆえ私も記念撮影です。
12時25分、家山駅を出発。
引き続き大井川沿いを進んでいきます。
沿線にはこの様なつり橋も・・・。 一度渡ってみたいです・・・。
その後、列車は下泉駅に到着。
更に下泉駅から走ること約25分で、終点の千頭駅に到着しました。
総延長約40Km、時間にして約1時間半程の短いSL旅でしたが、私個人的には「古き良き時代」の鉄道旅を楽しませていただきました。
車両・車内の雰囲気作りは勿論ですが、大井川沿線の風景の素晴らしさ、車内販売のオバちゃんのキャラクターや演出、更にその車内販売で売られているグッズの多様さ(オリジナルハーモニカやSL音で起こしてくれる目覚まし時計など)を見るにつけ、SLを柱とした観光事業に力を入れている同社の姿勢が色濃く伺えましたね。
「幼少時代にタイムスリップしたい」と思われている方にはうってつけの列車なのでは?と今回乗車してみて思いました。
さて、旅はまだ続きます。
この後、千頭駅周辺を散策後、更に奥へと進みますが・・・・ この続きは次回といたします。
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