【第1ランナー】 福岡→高松「さぬきエクスプレス福岡号」
ということで、やって来たのは福岡市中央区天神のソラリアターミナルビル3階にある西鉄天神高速バスターミナル。
熊本・長崎・佐世保方面ののりばを中心に、多くの方がバスを待っています。
高松行き「さぬきエクスプレス福岡号」の発車時刻は22時10分。
時間に余裕がありましたので、近くの博多ラーメン屋で夕食としました。
注文したのは、ワンタンメン。
美味しくいただきました。
食事を終え、バスターミナルに戻ったところで、乗車前の軽い身支度を済ませ、暫くの時間バスを待っていると、高松行き「さぬきエクスプレス福岡号」が入線します。
今回乗車したのは、四国高速バス本社・高松営業所所属の日野セレガHD夜行高速仕様(2RG-RU1ESDA)。
同社夜行高速路線の主力車両でもあります。(写真は過日撮影した3081号車。)
車内は、3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様。
グレー系のシートモケットが車内に落ち着いた雰囲気を醸し出しています。(写真はイメージです。)
床面は全面カーペット敷きになっている他、窓側座席には通路カーテンを装備しています。
シートは、天龍工業製の夜行用シートを採用。
大型ヘッドレストを装備し、シートのリクライニング角度も深く設定されるなど、快適性が重視された造りになっています。
なお、写真の毛布(ブランケット)貸出サービスは現在休止中となっています。
もちろん、足置き台(フォットレスト)とレッグレストも完備。
テーブルや、
充電用USBポートも装備しています。
トイレは、車内中央部の階段を下りた突き当たりに設置。
深夜走行中はバスから下車出来ないため、用を足す際はこちらのトイレを使用することになります。
簡単に四国高速バス「さぬきエクスプレス福岡号」の外観と車内をご紹介しましたが、全国各地で運行されている日野セレガHD夜行高速仕様の中でも、豪華さ・快適性という点で頭一つ抜けている印象を受けました。
22時10分 西鉄天神高速バスターミナル発車
発車5分前の22時05分、西鉄天神高速バスターミナル6番のりばのホームドアが開き、改札開始となりました。
こちらでは10名程の乗客が乗車します。
22時10分、バスは定刻に西鉄天神高速バスターミナルを発車。
この後、博多バスターミナルと小倉駅前にて乗車扱いを行いますが、博多バスターミナルでの乗車が一番多く、小倉駅前を発車する時点で予備席を除く全ての座席が埋まります。
小倉駅前を発車したバスは、富野ランプから北九州都市高速道路に入り、10分程で門司インターを通過。
門司インターからは、関門自動車道(関門橋)~中国自動車道~山陽自動車道~瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)を経由し、四国香川県をめざします。
00時00分 めかりパーキングエリアにて開放休憩
日をまたぐ頃の00時00分、バスは消灯前の開放休憩場所であるめかりパーキングエリアに到着します。
めかりパーキングエリアは、福岡県北九州市門司区の関門橋(関門自動車道)上にあるパーキングエリア。
上り線(下関方面)にのみ設置されており、対岸の下関市や壇ノ浦を展望出来る位置にあることから、眺望スポットとしても知られています。
こちらでは10分間停車しました。
深夜時間帯ということもあり、降車したのは私も含めて10名程でしたが、各々トイレや買い物などを済ませている様でした。
バスも、深夜走行に向けてしばしのひと休みです。
00時15分、乗客が全員揃ったところで、バスはめかりパーキングエリアを発車。
発車後、関門橋を通過したところで車内の灯りが消され、深夜運行に入ります。
05時25分 鴻ノ池サービスエリアにて開放休憩
めかりパーキングエリアを発車して5時間20分ほど経過した05時25分、車内灯が灯されます。
早朝の開放休憩場所である鴻ノ池サービスエリアに到着です。
鴻ノ池サービスエリアは、岡山県倉敷市にある瀬戸中央自動車道のサービスエリア。
敷地内からは遠く水島灘も望め、夕刻時には瀬戸内に沈む夕日を楽しむことが出来るそうです。
施設自体は、トイレと自販機、フードコート、売店を完備していますが、早朝時間帯ということもあり、実際に営業しているのはトイレと自販機のみ。
ですが、こちらでは半数以上の乗客が下車し、トイレや洗顔、飲み物の購入などを済ませていました。
こちらは、鴻ノ池サービスエリアの駐車場。
夜明け前の時間ということもあり、多くのトラックが停車しています。
バスも、終点高松へのラストスパートに向けてしばしのひと休み。
途中区間で降雪があったのか、車体前面に雪がこびり付いています。
07時20分 高松駅高速バスターミナル到着
10分間の開放休憩を終え、鴻ノ池サービスエリアを発車したバスは、5分程で瀬戸大橋に差し掛かります。
今回はあいにく中央列座席に指定されたため、残念ながら車窓から瀬戸大橋を眺めることは出来ませんでしたが、いつの日か夏の日が長い時期にもう一度この路線に乗車して、朝の瀬戸大橋からの風景を楽しみたいものです。
瀬戸大橋を渡り、坂出駅にて降車扱いと乗務員交代を行ったバスは、丸亀駅、善通寺インターバスターミナル、高速丸亀、高松中央インターバスターミナル、ゆめタウン高松の各バス停に停車し、降車扱いを行っていきます。
こちらは、丸亀駅到着時の車内の様子。
丸亀駅では、10人近くの乗客が下車していきました。
そして、07時20分、バスは定刻より15分ほど早く、終点の高松駅高速バスターミナルに到着。
ひと眠りしているうちにあっという間についたという感覚の、約9時間の夜行バスの旅でございました。
バスを降り、回送されるバスを見送ったところで、駅近くのうどん屋へ直行します。
注文したのは、肉釜玉うどんとレンコンの天ぷら、いなり寿司2個。
朝から美味しいうどんに満足したのでありました。
【乗車データ】
- 乗車日:2025/02/23
- 乗車区間:
西鉄天神高速バスターミナル→高松駅高速バスターミナル - 運行会社:四国高速バス
- 車両:日野/セレガHD(2RG-RU1ESDA)
- 年式:2018年式
- 所属:本社・高松営業所
- 社番:3080
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