久しぶりのブログ更新になります。
まずは、この度は皆様にご迷惑をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。
今後はさらに対策を強化し万全を期して運営に努めますので、引き続きこのブログをご愛顧いただけると幸いです。

このトラブルの最中、私は九州へ出掛けておりました。
福岡の放送局が主催したラジオイベントへの参加が主たる目的でしたが、その道中に様々な乗りものに乗車・乗船しましたので、今回から数回に分けてその模様をご紹介します。
今回ご紹介するのは、こちらの乗りもの。
商船三井さんふらわあの苫小牧~大洗航路「さんふらわあ ふらの」です。
2023年10月に商船三井フェリーとフェリーさんふらわあが合併して誕生した新会社「商船三井さんふらわあ」。
商船三井フェリー時代は、北海道~首都圏間の旅客・物流において重要な役目を果たす長距離カーフェリー会社でしたが、関西~九州航路を運行していたフェリーさんふらわあと合併したことで、現在は苫小牧~大洗航路と関西~九州3航路(大阪~別府、神戸~大分、大阪~志布志)の長距離カーフェリーを運航する他、東京~博多間などでRO-RO船を運航する、国内最大級のフェリー会社になっています。
現在の「さんふらわあ ふらの」については、商船三井フェリー時代に1度だけ乗船したことがあり、その時の模様もこのブログでもご紹介していますが、

今回は、後日ご紹介する苫小牧~大洗航路深夜便の新船「さんふらわあ かむい」との比較乗船をしたかったのと、WEB割引と個室貸切料無料キャンペーンで和室が格安で予約出来たことから、久しぶりに苫小牧~大洗航路夕方便にも乗船しようということになりました。
苫小牧~大洗航路夕方便の個室利用は、事実上今回が初めて。
いったいどんな船旅になったのでしょうか。
プロローグ 札幌から苫小牧西港フェリーターミナルへ
「高速とまこまい号」で苫小牧港へ
やって来たのは、JR札幌駅南口。
旅立ちの日に相応しい、晴天の空模様です。
まずは、苫小牧西港までバス移動。
日本生命札幌ビル前の都市間バスのりばへ移動します。
札幌から苫小牧フェリーターミナルへは、北海道中央バス「高速とまこまい号」苫小牧フェリーターミナル行きの利用が便利。
時間はかかりますが、乗り換えなしで苫小牧フェリーターミナルへ移動することが出来ます。
大きな荷物も床下トランクへ預けることが出来るので安心です。
この日は、始発の札幌駅前発車の時点で車内は満席。
続行便が付く程の盛況ぶりでした。
通常は札幌駅前から2時間弱で苫小牧西港のフェリーターミナルに到着しますが、札幌駅前での乗車に時間を要したことや、苫小牧市内の渋滞の影響などにより、定刻より約30分遅れの到着となりました。
17時30分~17時50分 乗船手続き・乗船
こちらが苫小牧西港のフェリーターミナル。
冬期間は玄関前にイルミネーション装飾が施されます。
到着すると、カウンターでは乗船手続きの真っ只中。
まもなく乗船開始となるところでした。
WEBで事前決済を済ませていたこともあり、自動チェックイン機にて乗船手続きを済ませます。
チェックインを済ませると、個室のカードキーを兼ねた乗船券と案内用紙が出力されます。
乗船手続きを終え、2階の乗船口へ移動すると、既に乗船が始まっていました。
ということで、売店で買い物を済ませ、専用通路を歩いて乗船します。
「さんふらわあ ふらの」とはどんな船?
ここで、今回乗船した「さんふらわあ ふらの」について簡単にご紹介しましょう。
現在の「さんふらわあ ふらの」がデビューしたのは、2017(平成29)年5月13日。
初代「さんふらわあ ふらの」 の代船として、ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で建造されました。
総トン数は13,816トン、全長は199.70m、航海速力は24ノット(約45km/h)、旅客定員は636名、車両搭載数は13mトラック160台、乗用車146台を誇り、2重反転プロペラを用いた「CRP推進システム」を採用、種付加物の装備、船型の最適化と合わせて、優れた低燃費性能を有しているのが特徴です。
船内は、商船三井客船「にっぽん丸」の2009年大改装のインテリアを手がけたフラックス・デザインの渡辺友之氏がインテリアデザインを監修。
北海道の自然と人間をテーマに白樺を基調としてカーペット等にあしらった他、客室構成も定員の約半分を個室とし、コンフォートとして階段式のカプセル寝台を導入、大部屋の仕切りにはカーテンを設置するなど、プライバシーをより重視した形になっています。
また、スイートとプレミアムへの専用バルコニーの設置や、スーペリアへのシャワー・トイレの設置など、客室設備の充実も図られています。
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