女満別空港連絡バス&「知床エアポートライナー」【北見~知床~釧路 路線バスぐるり旅<前編>】
【第2ランナー】網走バス「知床エアポートライナー」(女満別空港~網走~斜里~ウトロ)
女満別空港で数十分の乗り換え時間を挟み、女満別空港からは網走、斜里を経由してウトロへ直行する路線バス「知床エアポートライナー」に乗車します。元々この路線は、1996(平成8)年6月より「オホーツク知床線」「冬の知床ライナー」として季節運行を開始したのが始まり。
斜里バスが同区間で「知床エクスプレス」を競合運行していましたが、2008(平成20)年4月28日より網走バスと斜里バスが共同運行を開始します。
一時期は通年運行となったいましたが、2010(平成22)年度冬期より夏期・流氷観光期のみの運行に戻されています。
今年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1往復減便され、網走バス、斜里バス各1往復体制で運行しています。
女満別空港の到着口には、空港連絡バスの発車案内表示と網走バス「女満別空港連絡バス」の乗車券専用券売機が設置されており、「知床エアポートライナー」の乗車券もこちらの券売機で購入することが出来ます。
尚、北海道北見バスが運行する「女満別空港連絡バス」については、この券売機で乗車券を購入することが出来ず、運賃は降車時に車内で支払うことになりますので、注意が必要です。
今回乗車したのは、女満別空港09時35分発の網走バス担当便。
同社が運行する「女満別空港連絡バス」と共通運用の三菱エアロバスが充てられます。
網走バス「知床エアポートライナー」
車内は、4列シート60人乗りの定員重視仕様。
トイレは付いていませんが、所要時間が2時間を超えることから、途中の斜里バスターミナルでトイレ時間を設けるとのことでした。
「知床エアポートライナー」は、到着口4番のりばから発車します。
女満別空港を発車したバスは、田園風景や網走湖を眺めながら網走市内へ。
25分程で網走駅前に到着します。
この「知床エアポートライナー」は、網走市内、斜里町内と知床地区を結ぶ路線バスとしての役割も担っているため、ウトロ地区を除き、これといった乗降制限がありません。
よって、網走~斜里や網走~ウトロ、斜里~ウトロといった区間利用も可能です。
網走バスターミナル、網走道の駅にて乗降扱いを行ったバスは、国道244号を斜里へ向けて走行します。
暫く走行すると、左手にはオホーツク海が、そして、右手には小清水原生花園が車窓一面に広がります。
長閑な風景が続きます。
網走市内から約50分で、バスはJR知床斜里駅前の斜里バスターミナルに到着。
こちらでは、乗降扱いを行うとともに、数分間のトイレ停車となりました。
斜里バスターミナルからは、進路を国道334号に変え、ウトロ地区へ。
暫く走行すると、左手には再びオホーツク海が一面に広がります。
この日は途中まで天候が良く、束の間の海岸線ドライブ気分を味わうことが出来ました。
ところが、ウトロに近づくにつれ、天候が次第に怪しくなります。
それでも、雨にたたられることはなく、バスはほぼ定刻の11時45分に終点のウトロ温泉ターミナルに到着しました。
過去の記録を紐解いてみると、前回ウトロにお邪魔したのは2016年の6月ですので、5年ぶりのウトロ訪問となります。
景色を眺めているうちにあっという間に過ぎていった約2時間のバスの旅。
- 空港から乗り換えなしで知床へ直行したい
- オホーツク地方ならではの景色を堪能しながら移動したい
残念ながら、今回はウトロで観光する時間が取れませんでしたが、またの機会がありましたら、再度この路線に乗車して、ウトロ地区をじっくり観光したいですね。
【乗車データ】
- 乗車日:2021/09/10
- 乗車区間:
女満別空港→ウトロ温泉ターミナル - 運行会社:網走バス
- 車両:三菱/エアロバス(KL-MS86MP)
- 年式:2003年式
- 所属:網走営業所
- 社番:420
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