西日本鉄道「はかた号」 新型車両 乗車記(プレミアムシート 新宿→福岡)【札幌~博多間 3日連続 高速バスだけの旅】

夜行バス,高速バス乗車記



「キング・オブ・夜行バス」こと西鉄「はかた号」で一気に福岡へ・・・

デイユースのビジネスホテルに戻り、身支度を済ませて向かったのは、ご存知「バスタ新宿」
東京から全国各地へ向かう高速バスが集まる高速バス発着拠点です。
バスタ新宿_01

待合室の様子です。
まだまだ人は少ないですが、それでも新型コロナ感染拡大のピーク時と比較すると、少し人は戻って来ているかなぁという印象を受けました。
バスタ新宿_01

東京からは、一気に福岡へ移動します。
皆様お待ちかね?の「キング・オブ・夜行バス」こと西日本鉄道(以下:西鉄)の夜行高速バス「はかた号」の登場です。

今更説明するまでもありませんが、夜行高速バス「はかた号」は今から30年前の1990(平成2)年10月12日に京王帝都電鉄(→京王電鉄、以下:京王)との共同で運行を開始。
京王は1999年に撤退しましたが、以降は西鉄が単独で運行を続けています。
現在はプレミアムシートを搭載したハイグレード夜行バスとして毎日運行。
2020(令和2)年10月12日で運行開始30周年を迎えました。

今回乗車した車両はこちら↓。
西鉄「はかた号」 0002

西鉄「はかた号」 0002 リア
西日本鉄道博多自動車営業所所属0002号車(三菱エアロクイーン 2TG-MS06GP)です。
パールホワイトメタリックの車体に「Line connecting Hakata with Tokyo」のロゴが入った「はかた号」専用カラーリングの外観は変わりませんが、フロントマスクが2019年モデル(いわゆる「令和顔」)に変更されたことにより、より精悍になった印象を受けます。

いつもはD10番のりばから発車しますが、今回はA2のりばから発車します。
バスタ新宿_03 A2のりば

発車の10分前にはバスが入線し、乗車改札が始まります。
西鉄「はかた号」 0002 バスタ新宿入線

西鉄「はかた号」 0002 バスタ新宿乗車改札中

「はかた号」新型車両については、以前にこのブログでも紹介しましたが、改めて車内を簡単にご紹介します。
車内は、個室型プレミアムシートと3列独立ビジネスシートの2クラス制になっています。
西鉄「はかた号」 0002 車内

個室型プレミアムシート

今回もお世話になった「個室型プレミアムシート」です。
車内前方に4席設置されています。

西鉄「はかた号」 0002 プレミアムシート プレート 2A席

シートスペックは、シート座面幅約56cm、背もたれ幅約69cm、最大リクライニング角度150度、シートピッチ135cmです。
ゆったりとした座り心地が特長のプレミアムシートですが、先代のプレミアムシートと比較すると、座面幅が約6cm、背もたれが約19cm拡大されており、座り心地にも改良が施されています。
また、シート色が変更された他、無駄なスペースの排除、木目調パネルの多用により、より落ち着いた雰囲気になっています。
座席周りはパーテーションとカーテンで区切られており、回りを気にせずに休むことが出来ます。

西鉄「はかた号」 0002 プレミアムシート

シート操作は全て電動式
リクライニング・オットマンの角度調整はもとより、シートヒーター・マッサージ機能・座面送風機能も搭載されています。
シートリモコンの下にはが照明スイッチが、シートリモコンの上には非常押しボタンが設置されています。

西鉄「はかた号」 0002 プレミアムシート シートリモコン・照明スイッチ・非常ボタン

個室内の照明は、先代の白熱灯からLED方式に改められていますが、照明の色及び光量調整(無段階)スイッチは先代のプレミアムシートを踏襲しています。
また、個室専用空気清浄機は、照明の横に取り付けられています。

西鉄「はかた号」 0002 プレミアムシート 照明・空気清浄機

先代のプレミアムシートでは設置されていなかった足置き台が、今回のプレミアムシートでは設置されています。
脱いだ靴の置き場所スペースが狭くなったという欠点もありますが、大きくない靴であれば、足置き台の下に入れておくことも可能です。。

西鉄「はかた号」 0002 プレミアムシート 足置き台

シートテーブルは、これまでの約2倍の広さになりました。

西鉄「はかた号」 0002 プレミアムシート シートテーブル

プレミアムシートには、ワイヤレス式の携帯充電器が設置されています。
対応機種のみ使用可能となっていますので、対応しているか否かを事前に確認しておきましょう。

西鉄「はかた号」 0002 プレミアムシート ワイヤレス式の携帯充電器

尚、各座席にはUSBポート(プレミアムシートは2口、ビジネスシートは1口)も完備していますので、対応していない機種をお持ちの方でも、USB充電が出来る機種であれば、車内での充電は可能です。

西鉄「はかた号」 0002 プレミアムシート USBポート

Wi-fiも完備しています。
先代の専用車では「Nishitetsu Bus Free Wi-fi」を採用していましたが、新型車両では「Kyushu Bus Network Free Wi-fi」を採用。
1回の接続時間も、最大60分から最大720分と連続使用時間が大幅に長くなりました。

西鉄「はかた号」 Wi-fiスクリーンショット

窓側肘掛け前方には、蓋付きダストボックスドリンクホルダーが設置されています。
蓋付きダストボックスは容量が小さいので、あくまで緊急用と考えた方が良いでしょう。
ごみ類は、サービスエリアやバスターミナルなどで捨てることを心掛けたいものです。

西鉄「はかた号」 0002 プレミアムシート ダストボックス・ドリンクホルダー

プレミアムシートに初採用された側窓のロールカーテンです。
想像以上にしっかりと光を遮ってくれます。
ロールカーテン用のレールを設置している他、ロール部も木目パネルで隠すなど、しっかりとした造りになっています。

西鉄「はかた号」 0002 ロールカーテン

一方で、先代のプレミアムシートで提供していた「iPad」の貸し出しサービスは、盗難や破損などの恐れがあることから、サービス自体が廃止されました。
また、読書灯は従来の方式(座席上部から照らす方式)に変更された他、モバイル充電も先述のUSBポートが設置された代わりにコンセントが廃止されています。

西鉄「はかた号」 0002 読書灯

3列独立ビジネスシート

こちらは、3列独立タイプの「ビジネスシート」です。
車内後方部に19席(予備席を含む)設置されています。

西鉄「はかた号」 0002 ビジネスシート_01

シートのスペックは、シート幅約46cm、最大リクライニング角度約143度、シートピッチ約95cmです。
数値的には先代のビジネスシートと変わりませんが、ダブルクッションを採用するなど改良が施されています。
3点式シートベルトを全席に採用するなど、安全・安心を売りにしているのも特長です。

西鉄「はかた号」 0002 ビジネスシート_02

ビジネスシートにもUSBポートが設置されている他、全席にプライベートカーテンが装備されていますので、「それなりに安く、回りを気にせずに移動したい。」という方にはお勧めのシートといえましょう。


その他の設備

トイレは、車内中央部の階段を下りた突き当たりにあります。

西鉄「はかた号」 0002 トイレ

こちらは、シートベルトのバックルです。
シートベルト非着用時にバックルのLEDランプが点滅する様になっています。

西鉄「はかた号」 0002 シートベルトバックル部

新型車両では、安全対策も強化されています。
EDSS(ドライバー異常時対応システム)の車両停止スイッチは、プレミアムシート1A/1B席の外壁上部に取り付けられています。

西鉄「はかた号」 0002 EDSS車内スイッチ

また、この車両には、左折時の巻き込みを防ぐ機能(アクティブサイドガードアシスト)や、タイヤ空気圧の異常を検知するTPMS(タイヤプレッシャーマネジメントシステム)を導入。
これらの装置の一部は、通信型ドライブレコーダーと連動しており、運行管理者がリアルタイムで運行の状況を確認することで、万一異常が発生した場合に迅速に対応することが出来るようになっています。


新型コロナ対策について

「はかた号」も新型コロナウイルス対策に万全を期しており、以下の対策が取られています。


【主な新型コロナ感染症対策】(乗車当時のものです)
・座席使用制限:なし
 ※全席通路カーテン付き。
・車内消毒液設置:あり(乗車時に消毒する様にとの案内もあり)
・運転席回りのビニール製カーテン設置:なし(消灯時に前方遮蔽カーテンをセット)
・運行終了時の車内消毒:実施
・エアコンの外気導入:実施
 メーカー公式【三菱ふそう】新型コロナウィルス新生活様式への対応
・休憩時の車内換気:実施
・その他:
 プラズマクラスターイオン発生装置を設置
 除菌水噴射装置(ハイクロミスト)を設置 
 乗車前の検温実施
 乗務員のマスク着用


西鉄「はかた号」 0002 除菌水噴射装置(ハイクロミスト)
除菌水噴射装置(ハイクロミスト)

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