弘南バス「パンダ号」3列シート期間限定臨時便 乗車記【2021年春 日本縦断】

夜行バス,高速バス乗車記,フェリー



滅多に経験出来ない夜行バスの臨時便運行

以上、弘南バス「パンダ号」3列シート臨時便乗車の模様をお届けしました。

青森~上野間約11時間のバス移動。
定刻より1時間遅れの到着でしたが、普段中々経験出来ない夜行バスの臨時便に乗車出来たという点で、収穫のあるバス移動でした。

特に今回、地震による東北新幹線不通という避けがたい最大の要因があったとはいえ、迅速に臨時便を運行出来たのは、報道などでも指摘されている通り、「3.11東日本大震災」時の経験が活きたという点と、新型コロナの影響で運休していたことにより車両・乗務員の手配が比較的スムーズに進んだ点が大きいのではと感じました。

一方で、今回の地震が仮に平時に発生した場合、果たして今回の様な臨時便運行がスムーズに出来たのか・・・もしかすると、今回の様な迅速な対応は難しかったかもしれません。
今回の事象をしっかりと検証するとともに、今後予想される大規模災害時の鉄道代行輸送のあり方を改めて整備していく必要があるのではと、今回の乗車を通じて感じた次第です。

ところで、弘南バスといえば、現在運行を休止している夜行高速バス「ノクターン号」(五所川原・弘前~品川・横浜)において、京浜急行バスの運行撤退と弘南バスによる単独運行化が先日発表されました。
これにより、同社が運行に絡んでいる青森・弘前~首都圏間の高速バスは、全ての路線が同社単独運行路線となります。
となると、コロナ禍明けの利用客数の状況次第では、路線の再編ということも当然考えられるわけで、穿った見方をすると、現在行われている「パンダ号」の3列シート車投入にしろ、今回ご紹介した3列シート車臨時便の設定にしろ、これらはコロナ禍明けの再編を睨んでの予行演習なのかなぁ・・・と私は思いました。

今後、同社の高速バス事業、とりわけ青森・弘前~首都圏間の高速バスがどう推移するかは分かりませんが、動向には引き続き注目していきたいと思います。

弘南バス「パンダ号」臨時便 1128 青森駅前にて_02

弘南バス「パンダ号」臨時便 1128 紫波SAにて_02


【乗車データ】 
  • 乗車日:2021/02/18
  • 乗車区間:
    青森駅前→上野駅前(東北急行バスのりば)
  • 運行会社:弘南バス
  • 車両:日野/セレガSHD(2RG-RU1ESDA)
  • 年式:2018年式
  • 所属:青森営業所
  • 社番:53002-6

【おまけ】動画にしてみました

今回ご紹介した弘南バス「パンダ号」3列シート臨時便の乗車の様子を動画にしてみました。
宜しければご覧いただけると幸いです。


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