【備忘録】JRバス関東 新旧連節バスフォトツアーに参加してみました

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迎えのバスで白河支店へ・・・盛況の撮影会

新白河駅の集合時間は、10時40分。
時間が近づくにつれ、参加者も集まって来ます。

10時20分過ぎ、新白河駅集合コース参加者用のバスが到着です。
このバスに乗って、メイン会場のJRバス関東白河支店へ向かいます。
写真のバスの詳細は後程ご紹介します。
JRバス関東 白河支店 新旧連節バス撮影ツアー_01

JRバス関東 白河支店 新旧連節バス撮影ツアー_02

JRバス関東 白河支店 新旧連節バス撮影ツアー_03

参加者全員が揃ったところで、バスは新白河駅を発車。
10分程でJRバス関東白河支店に到着です。

JRバス関東白河支店は、福島県白河市白坂石阿弥陀に位置し、すぐ近くにはJR東日本の集合研修施設「JR東日本鉄道総合研修センター」があります。
以前はJR白河駅前に位置していましたが、2014(平成26)年3月1日に移転、同時に後述の棚倉営業所(磐城棚倉駅前)を統合し、現在に至ります。
尚、旧白河支店跡地は白河文化交流館コミネス建設のため、白河市が取得しています。

白河支店到着後、新型連節バスの前で白河支店長による挨拶があり、その後、撮影会スタートとなりました。
JRバス関東 白河支店 新旧連節バス撮影ツアー_11 白河支店長挨拶

今回の主役の新旧連節バスです。
先述の「JR東日本鉄道総合研修センター」輸送用として、新白河駅~JR東日本鉄道総合研修センター間で活躍しています。
JRバス関東 白河支店 新旧連節バス撮影ツアー_12 新旧連節バス

連節バス ボルボB10M(富士7E)

早速、連節バスを詳しく見ていきましょう。
まずは「旧」の方から。

JRバス関東 白河 ボルボ連節バス 1337

ボルボB10M連節バスです。
1998年に京成電鉄(→京成バス)が「幕張本郷駅~海浜幕張駅・幕張メッセ・千葉マリンスタジアム線」に投入した車両を、2010年の車両置き換えに伴って移籍して来た車両になります。
JRバス関東には4台移籍して来ましたが、現在活躍しているのは2台のみとなっています。

エンジンと足回りはボルボ製B10Mを採用し、ボディは富士重工(→スバル)製の7E型をベースに製作されました。
いわば「日本と北欧のコラボバス」というべき車両であり、日本初の「登場時より一般路線に投入された連節バス」としても注目されましたが、現在は製造を終了しています。

私自身、このバスを見たのは2度目。
実は、旧白河支店在籍時代に某バスツアーで同所を見学したことがあって、その際に見させていただいたことがあったのです。

JRバス関東 ボルボ連節バス 1310_101

JRバス関東 ボルボ連節バス 1310_102
旧白河支店在籍時のボルボ連節バス

車内は、この様になっております。
写真では分かり難いですが、所々に京成バス時代の名残も見受けられます。

JRバス関東 白河 ボルボ連節バス 1337 車内

運転席回りです。
運賃箱は備えられていますが、運賃表は備えられておらず、送迎輸送に特化した仕様になっています。
ハンドルといいメーター回りといい、年代を感じますね。

JRバス関東 白河 ボルボ連節バス 1337 運転席回り

JRバス関東 白河 ボルボ連節バス 1337 運転席回り_02

そして、実は在籍しているもう一台が、エンジンパネル類などを開いた状態で展示されており、普段は中々見られない床下のエンジンの状態も見学することが出来ました。

JRバス関東 白河 ボルボ連節バス エンジン

外観こそJRバスカラーですが、シートモケットや中ドア・後ろドアの注意喚起の文字記載など、京成時代の面影を色濃く残している車両です。
幕張本郷駅から海浜幕張駅まで乗車した昔のことを思い出しました。


日野ブルーリボン ハイブリッド連節バス

続いては「新」の連節バスをご紹介。

JRバス関東 白河 日野ブルーリボン連節バス 2170

JRバス関東 白河 日野ブルーリボン連節バス 2170 リア

今回のイベントのメインともいえる、j-bus製の連節バス「日野ブルーリボン ハイブリッド連節バス」(KX525Z1)です。
2019(令和元)年5月27日より発売開始された純国産の連節バスで、屋根部分を見ていただくと分かる通り、ハイブリッドタイプになっています。

ハイブリッド機構等は、「日野ブルーリボンハイブリッド」HL系と同一ですが、車両総重量が20tを超えるため、エンジンは日野セレガ低出力タイプにも採用されている直列6気筒「A09C」が搭載されています。

車内は、この様になっています。

JRバス関東 白河 日野ブルーリボン連節バス 2170 車内_01

JRバス関東 白河 日野ブルーリボン連節バス 2170 車内_02

運転席回りです。
現在は使用されることがありませんが、将来的に白棚線の運用にも対応出来るように、運賃箱とOBC-VISION(レシップ製)が取り付けられています。
尚、OBC-VISIONは、車内中央部(連節部付近後部)にも取り付けられています。

JRバス関東 白河 日野ブルーリボン連節バス 2170 運転席回り_01

JRバス関東 白河 日野ブルーリボン連節バス 2170 運転席回り_02

今回は、とにかく新型連節バスの写真を撮りまくりました。
その中からの一部を以下に掲載します。

JRバス関東 白河 日野ブルーリボン連節バス 2170_03

JRバス関東 白河 日野ブルーリボン連節バス 2170_04

JRバス関東 白河 日野ブルーリボン連節バス 2170_05

JRバス関東 白河 日野ブルーリボン連節バス 2170_06

JRバス関東 白河 日野ブルーリボン連節バス 2170_07

その他のバス

午前中の撮影会では、新旧連節バスの他に、主に白棚線で活躍する車両も展示されました。

こちらは、新白河駅集合コース参加者用のバスとしても使用された、2000年式の日産KC-UA460NAN改(富士7E)ワンステップバスです。
元々は棚倉支店(→棚倉営業所)所属で、いわきナンバーを付けていましたが、2005年の棚倉支店の営業所格下げと白河車庫の支店への格上げ(当時の名称は東北道統括支店)の際に福島ナンバーに付け替えられています。
聞くところによると、このタイプの車両、JRバス関東ではこの1台しか在籍しておらず、珍しい1台だそうです。

JRバス関東 白河 ・560_01

JRバス関東 白河 ・560_03

そして、こちらの車両は、現在も活躍中の1994年式日野ブルーリボンHT(U-HT2MPAA)ツーステップ車です。
白河支店在籍の車両は、基本的に長尺車が導入されていますが、特にこの時期に導入された車両は、殆どの車両が前後扉仕様で導入されています。
これは、通学時間帯の混雑を考慮してのことと、乗客の導線がスムーズで詰め込みが効くという理由からだそうで、現在は車両自体のノンステップ化でほとんど見られなくなりましたが、古き良き時代の車両ともいえる一台であることには間違いないでしょう。

JRバス関東 白河 1683_01

2台並んだ姿です。

JRバス関東 白河 1683&560

グッズ&廃品即売会も・・・

お昼に差し掛かったところで、昼食タイムとなりました。

昼食は、新旧連節バス車内で特製弁当をいただく・・というものでした。
写真を撮り忘れてしまいましたが、弁当が中々のボリュームで、大変美味しくいただきました。

そして、昼食後は、整備ピットにてグッズ&廃品即売会を開催。
各々が思い思いのグッズや廃品を購入していました。

JRバス関東 白河 グッズ&廃品即売会

白河支店での撮影会も終盤に差し掛かり、最後は車両が縦列駐車。
その姿をカメラにおさめて、撮影会は終了となりました。
JRバス関東 白河 撮影会ラスト

(次ページに続きます。)