【備忘録】JRバス関東 新旧連節バスフォトツアーに参加してみました
目次
白棚線を体験乗車
撮影会に続いて催されたのは、「白棚線」白河駅~磐城棚倉駅間の体験乗車でした。あらかじめ用意された2台のバスに分かれて乗車し、白河支店から白河駅へ移動した後、そのバスで白河駅から磐城棚倉駅まで乗車。
帰りは、往路と違うバスで新白河駅へ移動するというルートで乗車しました。
用意された2台のバスはこちら。
先程ご紹介した2000年式の日産KC-UA460NAN改(富士7E)ワンステップバスと、1996年式の日野ブルーリボンHT(KC-HT2MMCA)です。
日野ブルーリボンHTは、かつて茨城県内で活躍していた車両で、白河支店転属後、暫くは白棚線で活躍していたそうですが、現在は貸切登録に変更され、「JR東日本鉄道総合研修センター」輸送用として活躍しています。
往路(白河支店→白河駅→磐城棚倉駅)は、新白河駅集合組が日産ワンステップバスに、那須塩原駅集合組が日野ブルーリボンHTに乗車。
白河駅を経由して、磐城棚倉駅へと向かいます。
白河駅では、ちょっとした撮影会(?)が。
駅舎を背景に停車する2台のバス・・・絵になりますね。
白河駅発車後、「白棚線」の体験乗車がスタート。
実は私、「白棚線」には2012年冬の某バスツアーで途中まで体験乗車をしたことがあるのですが、それ以来約8年ぶりの乗車。
当時を懐かしむとともに、長閑な風景をしばし楽しんでいました。
やがて、バスは番沢に到着。
こちらで少しの間停車し、こちらでもちょっとした撮影を敢行します。
番沢では、沿線住民の方の出迎えも。
この様な方々の努力や理解のもとで路線が維持されていることを改めて実感しました。
待合室に使用されているレールが良い雰囲気を醸し出しています。
まっすぐ続く専用路です。
磐城金山では、かつて存在していた鉄道駅駅舎跡を見学。
駅舎自体は、1996年頃まで残っていたそうです。
そして、バスは磐城棚倉駅に到着。
駅前にはかつての棚倉支店(→棚倉営業所)の建物も残っています。
現在はバスの折り返し所として使用しているそうです。
先程、白河支店で見かけたSLラッピングバス(日野ブルーリボンシティ KL-HU2PREA)も来ていました。
こちらは、1999年式の日野ブルーリボンHUワンステップ(KC-HU2MPCA)。
自社導入の車両です。
ツアーも終盤に・・・
磐城棚倉駅でのプチ撮影会(?)も終わったところで、ツアーも終盤に。復路は、先程ご紹介した日野ブルーリボンHT(KC-HT2MMCA)に乗り換えて、新白河駅へと向かいます。
日も暮れ始め、流石に疲れたからか、車内でひと眠りする参加者が多数。
それでも私は、沿線の景色を楽しんでおりました。
そして、約1時間後に、バスは新白河駅に到着。
ここで、那須塩原駅集合組は解散となり、帰路へと向かいます。
一方の私を含めた新白河駅集合組は、同駅にて待機していた貸切登録の日野セレガHDに乗り換え、那須塩原駅へと向かうのですが・・・。
ここで、ちょっとしたサプライズが。
なんと、西那須野支店に待機している2階建てオープンバス「めいぷるスカイ」(三菱エアロキング)を見ていきませんか?という提案がJRバス関東社員からあったのです。
希望者を募ったところ、私を含めて4名が参加することに。
参加者以外の方とは、那須塩原駅にてお別れとなり、私を含む4名を乗せたバスは、そのままJR西那須野駅前にあるJRバス関東西那須野支店へと向かいます。
那須塩原駅から30分弱で、バスはJRバス関東西那須野支店に到着。
すると・・・いました。
「めいぷるスカイ」が。
とここで、多くの方は、何故に「めいぷるスカイ」が西那須野支店にいるの?とお思いでしょう。
実はこの車両、元々はJRバス関東で3列シート仕様夜行高速車として活躍していましたが、中国JRバス(本社:広島市)の広島市内定期観光バス「めいぷるスカイ」の運行開始に際し、同社へ一度譲渡しました。
ところが、昨今のコロナ禍の影響で、「めいぷるスカイ」は運行を休止。
車両が余ったことから、再度JRバス関東に戻り、塩原地区を走る観光バスとして走ることになったのです。
折角なので・・・ということで、2階席を見せていただきました。
天井部分はビニールシートになっており、あくまで簡易的な造りになっている様でした。
まあ、基本的にこの手のタイプのバスは、雨天時運行をしないことが多いですし、WILLERのレストランバスのガラスルーフの様に重くて開閉に時間がかかるといったことも無さそうですので、これはこれでアリなのかなとも思いました。
ひと通り見終わったところで、一連のイベントはこれにて終了。
徒歩でJR西那須野駅へ移動し、JR東北本線普通電車でこの日の宿泊先である宇都宮へと向かうのでありました。
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