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西日本鉄道「はかた号」新型車両【プレミアムシート】 乗車記(新宿→北九州)

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「キング・オブ・深夜バス」「夜行バス界の『キング・オブ・キング』」として知られる西日本鉄道(西鉄)の福岡・北九州~東京新宿間夜行高速バス「はかた号」

バスに興味がある方にとっては、開業当時から「知らない人はいない」的存在の夜行高速バスでありますが、北海道のローカルバラエティ番組「水曜どうでしょう」をきっかけに、バスファンのみならず日本全国にその名が知られる様になったのは、周知の事実であります。

西鉄「はかた号」については、これまで何度もこのブログで以前ご紹介しましたが・・・

この度、バスファンにとっては待ちに待った(といって良い)「はかた号」の新型車両2台がデビューし、2020(令和2)年7月1日に運用を開始しました。

『福岡・北九州~東京線「はかた号」 運行開始30周年を記念して新型車両を導入します!』(西鉄公式サイト)

私自身、「はかた号」新型車両については、2020年春頃に「導入されるかもしれない」という情報を掴んでおり、この車両についてはここ数か月間ずっと注目しておりましたが、先日、とあるバスツアー参加のために福岡へ行くことになり、「それならば折角なので新型車両に乗車しようか・・・」ということで、デビューしたばかりの「はかた号」新型車両(プレミアムシート)に乗車してまいりました。

何が変わって何が進化したのか!

今回は、上記のポイントを中心に「はかた号」新型車両をご紹介します。

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旅の始まりはバスタ新宿から

やって来たのは、JR新宿駅南口に位置する「バスタ新宿」(新宿高速バスバスターミナル)4階高速バスのりば。
日本有数の高速バスターミナルとしてすっかりお馴染みになりました。(写真はイメージです。)

バスタ新宿 外観

ですが、新型コロナウイルスの影響は、この高速バス業界にも。
緊急事態宣言が解除され、多くの路線で運行を再開していますが、バスタ新宿4階の待合室はご覧の通り閑散としていました。
かつての賑わいが戻るのはいつのことになるのでしょうか。

バスタ新宿 4階待合室

夜行高速バス「はかた号」は、「バスタ新宿」D10番のりばから発車。
発車の10分前までにバスが入線します。

バスタ新宿 D10番のりば_01

いよいよ、「はかた号」新型車両とご対面です。
今回乗車した車両はこちら↓。

西鉄「はかた号」 0001
西鉄「はかた号」 0001 リア

西日本鉄道博多自動車営業所所属の0001号車(三菱エアロクイーン 2TG-MS06GP)です。
パールホワイトメタリックの車体に「Line connecting Hakata with Tokyo」のロゴが入った「はかた号」専用カラーリングの外観は変わりませんが、フロントマスクが2019年モデル(いわゆる「令和顔」)に変更されたことにより、より精悍になった印象を受けます。

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全体的に質感が向上した車内

バスが入線したところで、早速車内に入ってみます。

西鉄「はかた号」 0001 バスタ新宿入線

車内は、前方4席が個室タイプの「プレミアムシート」、後方19席(予備席を含む)が3列独立の「ビジネスシート」
シート配列は先代の「はかた号」専用車を踏襲していますが、実際に車内に入ってみると、大きな変化が感じられました。

西鉄「はかた号」 0001 車内

プレミアムシート

まずは、今回お世話になる「プレミアムシート」から。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート プレート

シートは、先代の専用車と同様にマジカルテクニカ製バス用シートを採用していますが、シート形状から判断して、新型シート「A388」シリーズの特注版を採用しているものと思われます。
シートのスペックは、シート座面幅約56cm、背もたれ幅約69cm、最大リクライニング角度150度、シートピッチ135cmとなっています。
ゆったりとした座り心地が特長のプレミアムシートですが、先代のプレミアムシートと比較すると、座面幅が約6cm、背もたれが約19cm拡大されており、座り心地にも改良が施されています。
また、シート色が変更された他、無駄なスペースの排除、木目調パネルの多用により、より落ち着いた雰囲気になりました。
“西鉄天神高速バスターミナルや西鉄ホテルズ系ビジネスホテルの部屋にいる感覚”という表現が一番分かりやすいかもしれません。
座席周りはパーテーションとカーテンで区切られており、回りを気にせずに休むことが出来ます。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート
西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_02

シート操作は全て電動式
シートの機能も先代のプレミアムシートを踏襲しており、リクライニング・オットマンの角度調整はもとより、シートヒーター・マッサージ機能・座面送風機能を搭載しています。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_03

個室内の照明は、先代の白熱灯からLED方式に改められていますが、照明の色及び光量調整(無段階)スイッチは先代のプレミアムシートを踏襲しています。
また、個室専用空気清浄機は、照明の横に取り付けられています。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_04

先代のプレミアムシートでは設置されていなかった足置き台が、今回のプレミアムシートでは設置されています。
靴を脱いでくつろぐのに便利ですが、一方で脱いだ靴の置き場所スペースが狭くなったという欠点も。
JRバス「ドリーム号」のプレミアムシートの様に、足置き台の中に靴を入れるスペースがあればなぁ・・・と思いました。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_05

シートテーブルは、これまでの約2倍の広さになりました。
ちょっとした食事や作業をするにも、これ位の広さがあれば便利ですね。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_06

プレミアムシートには、ワイヤレス式の携帯充電器が設置されています。
対応機種のみ使用可能となっていますので、対応しているか否かを事前に確認しておきましょう。(私が持っているiPhone8は対応しているので、問題なく充電出来ました。)
尚、各座席にはUSBポート(プレミアムシートは2口、ビジネスシートは1口)も完備していますので、対応していない機種をお持ちの方でも、USB充電が出来る機種であれば、車内での充電は可能です。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_07

もちろん、Wi-fiも完備しています。
先代の専用車では「Nishitetsu Bus Free Wi-fi」を採用していましたが、新型車両では「Kyushu Bus Network Free Wi-fi」を採用。
1回の接続時間が、最大60分から最大720分に大幅延長されました。

西鉄「フェニックス号」 Wi-fiスクリーンショット

窓側肘掛け前方には、蓋付きダストボックスドリンクホルダーが設置されています。
先述のUSBポート設置場所が通路側肘掛け前方に変更されたことから、ドリンクホルダーにドリンク類を置いた際に充電出来ないといった不具合が解消されました。
蓋付きダストボックスは容量が小さいので、あくまで緊急用と考えた方が良いでしょう。(出来ればごみ類はサービスエリアやバスターミナルなどで捨てることを心掛けたいものです。)

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_08

今回の新車でプレミアムシートに初採用された側窓のロールカーテンです。
乗車前は「遮光性に不安があるのでは?」と思っていましたが、いざ実際に使用してみるとそんなことは決してなく、しっかりと光を遮ってくれます。
ロールカーテン用のレールを設置している他、ロール部も木目パネルで隠すなど、しっかりとした造りになっています。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_09

一方で廃止された設備やサービスも。
先代のプレミアムシートで提供していた「iPad」の貸し出しサービスは、盗難や破損などの恐れがあることから、サービス自体が廃止されました。
また、読書灯については、先代の(座席横に取り付けている)方式が破損しやすかったことから、従来の方式(座席上部から照らす方式)に変更されている他、モバイル充電も先述のUSBポートが設置された代わりにコンセントが廃止されています。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_10

ビジネスシート

続いては、車内後方の「ビジネスシート」です。

ビジネスシートは、車内後方部に19席(予備席を含む)設置されています。

西鉄「はかた号」 0001 ビジネスシート_01

シートのスペックは、シート幅約46cm、最大リクライニング角度約143度、シートピッチ約95cmとなっています。
先代のビジネスシートとスペックは変わりませんが、ダブルクッションを採用するなど改良が施されています。
3点式シートベルトを全席に採用するなど、安全・安心を売りにしているのも特長です。

西鉄「はかた号」 0001 ビジネスシート_02

先代のビジネスシートは、プレミアムシートと同様のマジカルテクニカ製を採用していましたが、今回の新型車両においては、シート形状やスイッチ類を見るに天龍工業製の特注シートを採用しているのではと推測されます。
もちろん、ビジネスシートにもUSBポートが設置されている他、全席にプライベートカーテンが装備されていますので、「それなりに安く、回りを気にせずに移動したい。」という方にはお勧めのシートといえましょう。
機会があれば、こちらのビジネスシートにも乗車してみたいですね。

その他の設備

トイレは、車内中央部の階段を下りた突き当たりにあります。
この車両に限ったことではないのですが、三菱車の床下トイレは正直狭いので、あくまで非常用と考えた方が良いかもしれません。

西鉄「はかた号」 0001 トイレ

細かなところでは、この様な工夫も。
写真は、シートベルトのバックルですが、シートベルト非着用時にバックルのLEDランプが点滅する様になっています。

西鉄「はかた号」 0001 シートベルトバックル部

今回の新型車両では、安全対策も強化されています。
この車両には、EDSS(ドライバー異常時対応システム)を搭載。
車内の車両停止スイッチは、プレミアムシート1A/1B席の外壁上部に取り付けられています。

西鉄「はかた号」 0001 EDSS車内スイッチ

また、この車両には、左折時の巻き込みを防ぐ機能(アクティブサイドガードアシスト)や、タイヤの異常を検知するTPMS(タイヤプレッシャーマネジメントシステム)を導入。
これらの装置の一部は、通信型ドライブレコーダーと連動しており、運行管理者がリアルタイムで運行の状況を確認することで、万一異常が発生した場合に迅速に対応することが出来る様になっているそうです。

新型コロナウイルス対策

多くの乗客が今一番気になっている新型コロナウイルス。
「はかた号」も新型コロナウイルス対策に万全を期しています。

西鉄「はかた号」 0001 除菌水噴射装置(ハイクロミスト)

【主な新型コロナ感染症対策】
・座席使用制限:なし
 ※全席通路カーテン付き。
・車内消毒液設置:あり(乗車時に消毒する様にとの案内もあり)
・運転席回りのビニール製カーテン設置:なし(消灯時に前方遮蔽カーテンをセット)
・運行終了時の車内消毒:実施
・エアコンの外気導入:実施
 メーカー公式【三菱ふそう】新型コロナウィルス新生活様式への対応
・休憩時の車内換気:実施
・その他:
 プラズマクラスターイオン発生装置を設置
 除菌水噴射装置(ハイクロミスト)を設置 
 ※写真を参照
 乗務員のマスク着用

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強い雨と稲光の高速道路を走破

今回アサインされたのは、プレミアムシートの1A席。
後方の2A/2B席と比較して圧迫感がなく、個人的には好きな座席だったりします。
プレミアムシートのプレートも、より立派になった気がします。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート プレート

車内をひと通り見たところで、バスの発車を待ちます。

21時00分 バスタ新宿発車

予約済みの乗客が揃い、バスは21時00分定刻にバスタ新宿を発車します。
スロープを下り、甲州街道から首都高速道路初台南ランプへ。
初台南ランプから、首都高速道路中央環状線~同3号渋谷線を経由し、東名高速道路へと入ります。
初台南ランプに入ったところで、乗務員による運行経路・車内設備の案内がマイクを通じて行われ、その後、車内を回ってサービス品の提供と不明点がないかの確認をしていきます。
過不足無く丁寧な案内とサービスは、さすが西鉄といったところでしょうか。

西鉄「はかた号」 0001 サービス品(お茶とアイマスク・汗拭きシート)
プレミアムシート利用者に提供されるサービス品

21時22分 東京料金所通過

東京料金所を通過後は、いよいよ夜のハイウェイクルージング。
シートを少し倒してマッサージ機能をONにし、外の景色を眺めながらのんびりと過ごしますが・・・東名厚木付近を通過したあたりから、次第に雨脚が強くなっていきます。
バスも次第に速度を下げながら、慎重に高速道路を西進。
車内は次第に緊張が走ります。

そんな中、改めてプレミアムシートの座り心地を確認。
先代のシートと比較すると、腰かけた際の心地良さが改善されている気がします。
先代のプレミアムシートも座り心地は悪くなかったのですが、ポジションによってはシートの骨組みが背中や腰に当たる場合があり、時としてそれが不快に感じることもありました。
ですが、今回のプレミアムシートではそれが殆ど無い・・・まるでリビングでくつろいでいるかの感覚に陥ります。

22時17分 御殿場JCT通過

御殿場ジャンクションからは新東名高速道路へ。
ところが、雨脚はさらに強くなるばかりか、稲光が途切れもなく続き、次第に前が殆ど見えない状態になっていきます。
ハンドルを握る乗務員も、慎重にバスを進めていきます。

23時10分~23時25分 静岡サービスエリア停車(開放休憩)

新宿から2時間程で、バスは消灯前の休憩場所である静岡サービスエリアに到着。
こちらでは開放休憩時間として15分停車しました。

途中、所々で雨脚が収まっていましたが、静岡サービスエリアに到着する直前から再び雨脚が強くなり、バケツをひっくり返した様な雨の降り方に。
カメラが壊れそうな凄い雨の降り方と稲光のため、あえなく撮影を断念し、トイレや洗顔を済ませて、すぐにバスに戻りました。

23時40分 消灯

乗客が全員揃ったところで、乗務員2名がビジネスシートのプライベートカーテンをセットし、バスは静岡サービスエリアを発車します。

この後は、数か所のサービスエリア(鈴鹿パーキングエリア、三木サービスエリア、福山サービスエリア)にて乗務員交代のために停車しますが、乗客は翌朝の開放休憩まで下車することができません。
その間、バスは新東名高速道路~伊勢湾岸自動車道~新名神高速道路~名神高速道路~中国自動車道~山陽自動車道を福岡へ向けてひた走ります。

いつもはシートを倒して就寝・・・となりますが、今回は折角の新型車両、しかもプレミアムシートということもあり、

この時間で寝てしまうのはもったいない!

ということで、起きられるだけ起きていることにしました。
回りを気にせずに寝たい時まで起きていられるのも、プレミアムシートならではの楽しみ方のひとつです。

西鉄「はかた号」 0001 消灯時_01

伊勢湾岸道から見る工場群の灯りです。

西鉄「はかた号」 0001 消灯時_02

02時16分~03時10分 新名神高速道路で事故が・・・

鈴鹿パーキングエリアで乗務員交代を行い、亀山西ジャンクションから新名神高速道路に入ったところまでは順調に進んでいたのですが、信楽あたりのトンネル内で、車の流れが完全に止まります。
この先で事故が発生した様です。

トンネル内には緊急車のサイレンが鳴り響き、緊急車両が続々と路側帯を通過していきます。

結局、1時間程経過した03時10分過ぎに車は流れ始めますが、事故車両(大型トラック)のパーツは散乱し、全面が大きく損傷しています。
事故の大きさと恐ろしさを改めて認識するのでした。

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約1時間遅れで山陽路~九州へ・・・

その後は何度かうとうとしながら翌朝を待ちます。

翌朝06時35分、バスが山陽自動車道福山サービスエリアにて乗務員交代を行っている時に目を覚まします。
外はすっかり明るくなってはいるものの、まだ起床時間にはなっていません。

福山サービスエリア出発後は、左手に広がる車窓を楽しみながら、のんびりと過ごします。
「はかた号」の車内から眺める朝の山陽路の風景、個人的には好きだったりします。

西鉄「はかた号」 0001 朝の山陽路_01
西鉄「はかた号」 0001 朝の山陽路_02

08時50分 起床

乗務員による案内放送で起床となります。
早速、事故渋滞に関する案内と、現在約1時間遅れで運行している旨の案内がありました。
他の交通機関へ乗り継ぐ方にとっては、気が気でないでしょうね。

案内放送後、交代乗務員が前方のカーテンとビジネスシートにてセットしていたプライベートカーテンを片付け、その後、朝の休憩場所到着の案内が行われます。

08時57分~09時10分 佐波川サービスエリア停車(開放休憩)

静岡サービスエリア発車後、10時間半弱でバスは朝の休憩場所である山陽自動車道佐波川サービスエリアに到着します。
こちらでは13分間の開放休憩となりました。
殆どの乗客がバスを降り、トイレや洗顔、朝食の買い出しなどを済ませていました。

佐波川サービスエリアは、山陽自動車道の中でも比較的大きなサービスエリア。
コンビニ(セブンイレブン)や牛丼の吉野家も入居しています。
流石に吉野家の牛丼弁当を購入して車内で・・・というわけにはいきませんが、匂いの少ない軽食類や飲み物をセブンイレブンで購入して車内に持ち込むことは可能です。(写真はイメージです。)

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリア_01

そして、以前にも書きましたが、佐波川サービスエリアといえば、こちら。

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリア_02

バラエティTV番組「水曜どうでしょう」ファンであればお馴染み、佐波川サービスエリアの案内地図盤です。(写真はイメージです。)
「大泉さん・・・あの2人・・・やっぱり、いません」というみすたさん(鈴井貴之さん)のセリフも生まれた、いわば「番組の聖地」といっても良いでしょう。

佐波川サービスエリアに停車中の「はかた号」新型車両です。
改めて見てみると、精悍な顔付きをしていますね。

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_01
西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_02
西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_03
西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_04
西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_05
西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_06
西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_07

10時09分 関門橋通過

佐波川サービスエリアを発車した「はかた号」は、北九州・福岡へ向けてラストスパート。
ここから先は、昼行高速バスの雰囲気を味わいながら福岡へと向かいます。

10時09分、バスは関門橋を通過。
東京新宿を発車して約13時間、いよいよ九州に上陸です。

西鉄「はかた号」 0001 関門橋通過

10時31分 小倉駅前到着

10時14分、門司インターを通過。
ここから先は、北九州都市高速道路を小倉市街へと向かいます。

10時22分、富野ランプを流出。
そして、10時31分、バスは最初の降車停留所である小倉駅前(高速バス降車場)に到着しました。

本来であれば、終点の博多バスターミナルまで乗車したいところですが、今回は写真撮影の関係からこちらで下車。
小倉駅前で下車したのは、私1人でした。

西鉄「はかた号」 0001 小倉駅前到着

福岡へ向けて走り去る「はかた号」の後姿を見届けながら、私はJR小倉駅へ。
JR東海道・山陽新幹線「のぞみ1号」で博多へ先回りするのでありました。

JR東海道・山陽新幹線「のぞみ1号」
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「キング・オブ・夜行バス」の名にふさわしい正統進化

というわけで、西日本鉄道「はかた号」新型車両【プレミアムシート】の乗車記(新宿→福岡)をお届けしました。

この記事を読まれた読者の中には、既に乗車されている方もいらっしゃるかもしれませんが、今回、「はかた号」新型車両に乗車してみて率直に感じたのは

「キング・オブ・夜行バス」の名にふさわしい正統進化を遂げた

ということでした。

車両自体もより安全に、より快適に進化していますし、車内の造りも全体的な質感が向上した様に感じました。
特に、プレミアムシートについては、「ホテルのリビングに居るかのような雰囲気」「シートの座り心地の改善」といった点で、かなりの気合を入れて作り込んだ印象を受けました。
個人的には、プレミアムシートの座り心地の良さと落ち着いた雰囲気、そして遮光性の高い側窓のロールカーテンが気に入りました。

一方で、気になった点もありました。

ひとつは、プレミアムシートのリクライニング角度が、先代のシートよりも少し浅い気がしたという点です。
スペック上の数字では、「最大リクライニング角度150度」となっていますが、実感はそこまで倒れないのかなぁという印象でした。
シートのデフォルトの位置が直角に近い状態ですので、その位置を基準にすると「最大リクライニング角度150度」となるのかもしれませんが、先代のプレミアムシートのリクライニング角度を想像して乗車すると、少し面を食らうかもしれません。
もっとも、シートのリクライニング角度については、人によって好みがありますし、逆に「あまり倒れない方が寝られる」という人もいますので、ここでの評価は避けますが、シートの座り心地自体は悪くありませんし、工夫次第で十分に寝られるシートだと私は考えます。

そして、もうひとつは、プレミアムシートのシートテーブルの構造についてです。
このことは、同車に乗車した知人も仰っていましたが、実はこのシートテーブル、ちょっと扱いにくい構造になっています。
シートをセットする際に、

  1. 窓側の肘掛カバーを後方にはね上げる
  2. 内蔵されているシートを引き出す
  3. シートをセットする

という手順が必要で、テーブルをセットするのに少し慣れがいるのです。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシートの窓側肘掛けカバー
シートテーブルをセットするには、肘掛けを後方にはね上げる必要がある

加えて、テーブルをセットした際のテーブルの端と肘掛けの接地面積が狭く、ちょっとした荷重がかかるとテーブルが破損するのでは?と思いました。
一応、テーブルには「重いものを載せないで下さい」といった趣旨の注意書きがテプラで貼られていましたが、すぐに破損してしまわないか、とても気になりました。

色々と書きましたが、先程も述べた通り、今回デビューした西鉄「はかた号」の新型車両は

『「キング・オブ・夜行バス」の名にふさわしい正統進化を遂げた車両』

といえるでしょう。

福岡までの時間が長く感じると思いきや、意外とあっという間に着いてしまう感覚の「はかた号」の旅。
個室感覚でくつろげるプレミアムシートのおかげであることはいうまでもありませんが、今回も十分に楽しませていただきました。

これは、暫くの間、リピーターになりそうな夜行バス車両になりそうです。

今回はプレミアムシートをご紹介しましたが、もし機会がありましたら、ビジネスシートについてもご紹介出来ればと思っております。

現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、”夜行バスで遠出を・・・”と勧められる状況ではありませんが、もし機会があれば是非一度乗車されてみることをお勧めします。

これまでの長距離夜行バスに対する考えが、もしかすると変わるかも?ですよ。

西鉄「はかた号」 0001 バスタ新宿前にて

【乗車データ】 

  • 乗車日:2020/07/11、2021/04/07
  • 乗車区間:
    バスタ新宿(新宿高速バスターミナル)→小倉駅前
  • 運行会社:西日本鉄道
  • 車両:三菱/エアロクイーン(2TG-MS06GP)
  • 年式:2020年式
  • 所属:博多自動車営業所
  • 社番:0001
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【おまけ】福岡で見かけた「はかた号」新型車両

今回は福岡での滞在日数が長かったということもあり、時間を見て福岡の街の中を走る「はかた号」を写真に収めてみました。
その一部をご紹介します。

西鉄「はかた号」 0001 西鉄天神高速バスターミナルを発車
西鉄天神高速バスターミナルを発車する「はかた号」0001号車
西鉄「はかた号」 0001 西鉄天神高速バスターミナルを発車_02
西鉄天神高速バスターミナルのスロープを降りる「はかた号」0001号車
西鉄「はかた号」 0002 福岡新川橋付近にて
西鉄天神高速バスターミナル到着直前の「はかた号」0002号車
西鉄「はかた号」 0002 博多バスターミナルにて
乗客が待つ博多バスターミナルへ向かう「はかた号」0002号車

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