明光バス「パンダ白浜エクスプレス181号」 乗車記
明光バスに関する記事をアップしました。
そして、私が執筆に携わっている「バスとりっぷ」に、「アドベンチャーワールド」と「とれとれ市場」の紹介記事もアップしております。
今回ご紹介するのは、これら一連の南紀白浜への取材出張の際に利用した高速バスのお話です。
そのバスとはこちら↓。
明光バスの「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」です。
実は、2019(令和元)年8月の1か月間、大阪~白浜間の高速バス「白浜エクスプレス大阪号」の臨時便として、「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」を使用した臨時バスが運行されました。
偶然にも、南紀白浜へ移動する足として利用する機会があり、乗車して来ましたので、今回はその時の模様をご紹介します。
これぞ「究極のパンダバス」といっても言い過ぎではない「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」。
いったいどんなバスなのでしょうか。
明光バスとアドベンチャーワールドとの協働事業として企画され、夏の観光シーズンを迎える前の2019(令和元)年6月22日にデビューしました。
アドベンチャーワールドとの協働事業といえば、先日運行期間の延長と車両増備が発表されたJR西日本の「パンダくろしお」が有名ですが、「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」は、そのバス版といったところでしょうか。
2019年12月には、「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」のバスコレも販売されることになっています。
ベースの車両は、白浜営業所所属570号車(日野セレガHD QPG-RU1ASCA)。
白浜営業所所属の高速貸切兼用車をフルラッピング処理しています。
外観は、前面がかわいいパンダフェイス、後面がかわいいパンダの後ろ姿となっており、愛らしい顔が特徴です。
そして、側面は「アドベンチャーワールド」で暮らす動物達の写真を配置していますが、左右非対称デザインとなっており、左側面はキリンやイルカ、ペンギンなどの動物達が、右側面はパンダファミリーが大きく配置されています。
見ているだけで「アドベンチャーワールド」へ行きたくなってしまう、遠くからでも目立つデザインに仕上がっています。
こだわりは外観だけではありません。
車内は4列シート42人乗りのトイレ付き昼行高速バス仕様となっており、貸切運用が出来る様に補助席も設置されていますが、シートヘッドカバーがパンダ柄となっている他、写真では分かりませんが、リアウィンドウにはパンダの写真も配置。
また、トイレ扉にはイルカの写真もプリントされており、まるでイルカがキスしてくれて開くかの様です。
この他、車内ではWi-fiサービスを提供している他、各席には充電用コンセントを装備しています。
車両としての安全対策も充実しており、ASV(先進安全自動車)として「衝突被害軽減ブレーキ」と「車線逸脱警報システム」などの安全装備を備えています。
と、「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」の外観と車内をざっと紹介しましたが、これはもう「アドベンチャーワールド」の世界観が味わえるPRバスといっても良いでしょう。
「白浜エクスプレス大阪号」はこちらが始発となります。
今回私が乗車したは、大阪駅7時30分発の臨時便「パンダ白浜エクスプレス181号」。
この便に「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」が専属で運用に入っていました。
この「パンダ白浜エクスプレス181号」は通常便と運行経路が異なり、みなべ・田辺地区を通過する他、白浜町内の停車順もアドベンチャーワールドから三段壁・白浜バスセンター先回りとなっており、終点はとれとれ市場となります。
7時20分、発車10分前に「パンダ白浜エクスプレス181号」が入線。
早速、乗車改札が開始されます。
この日の乗車人数は、平日ということもあり、私を含めて10人程と少なめでしたが、週末はそれなりに混んでいるとのこと。
多くがアドベンチャーワールドまでの乗客だそうで、中には私の様にこのバス目当てで乗車する方も何人かいたそうです。
7時50分、定刻に大阪駅JR高速バスターミナルを発車したバスは、湊町バスターミナル(OCAT)へ。
OCATで数名の乗客を乗せ、湊町ランプから阪神高速道路に入ります。
ここから先は、阪神高速道路湾岸線~関西空港自動車道~阪和自動車道などを経由して、南紀白浜まで直行します。
阪神高速道路に入ったところで、乗務員による案内説明が行われ、その後、アドベンチャーワールドを紹介する案内映像が流れます。
後で調べたところ、この案内ビデオは、アドベンチャーワールドで流れているPR映像をバス用に一部アレンジして流している様でした。
パンダがかわいい・・・これはもう、移動中から気分が盛り上がりますね。
こちらでは15分間の開放休憩となりました。
紀ノ川サービスエリアは、和歌山市内が見渡せるサービスエリアとしても有名。
この日は生憎の曇り空でしたが、それでも写真の様な風景が楽しめます。
バスも、しばしひと休み。
外観の写真を撮影する乗客もちらほら見受けられました。
そりゃ、目立ちますし愛らしいしデザインですから。
15分の開放休憩が終わり、乗客も全員戻って来たところで、バスは紀ノ川サービスエリアを発車。
この先も、阪和自動車道を南下し、南紀白浜インターまで直行します。
10時20分過ぎ、バスは和歌山県白浜町に差し掛かります。
白浜町に差し掛かったところで、再度アドベンチャーワールドの紹介映像が流れます。
アドベンチャーワールドは、すぐそこです。
10時30分過ぎ、南紀白浜インターを通過。
ここまで来れば、もう到着したも同然です。
そして、アドベンチャーワールドが見えて来ました。
10時40分、バスは定刻よりも若干早くアドベンチャーワールドに到着します。
予想通り、こちらで大半の乗客が下車。
残るは、私を含めて4名のみとなりました。
アドベンチャーワールドからは、エクシブ白浜・三段壁・千畳口・新湯崎・湯崎と停車するのですが、この日はいずれも降車客がいなかったことから、各停留所は通過となりました。
そして10時55分、バスは白浜バスセンターに到着しました。
終点はとれとれ市場ですが、この後も予定も考慮して、私はこちらで下車。
あっという間の3時間25分のバスの旅でした。
白浜バスセンターといえば、こちらのラウンドアバウト(環状交差点)が私的には印象に残りました。
20年前に訪れた時には無かったと記憶しているのですが、いつ出来たのでしょうか。
夏に南紀白浜への取材出張が決まった際、「もし行くのであれば絶対に乗っておきたい!」と思っていたのですが、実際に乗車して感じたのは、「見て楽しい、乗って楽しいバス」であるということでした。
ご紹介した写真を見ての通り、外観、車内ともに「アドベンチャーワールド」の世界を存分に表現していることに加え、移動中の時間に紹介映像を放映するなど、乗るだけで気分が盛り上がるバスに仕上がっている印象を受けました。
このバスであれば、大阪から「アドベンチャーワールド」までの移動時間も苦にならずに済むのではないでしょうか。
一方で、車内設備面においては、共同運行会社の西日本JRバスと比較すると多少劣る部分も見受けられましたが、既存の貸切兼用車を転用していることなどの諸事情を考慮すると、致し方がないのかなぁとも思います。
とはいえ、トイレ・Wi-fi・コンセントなど、必要な設備は一通り備わっているので、余程詳しい方でなければ差異は分からないかもしれません。
見て楽しい、乗って楽しい「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」。
JR西日本「パンダくろしお」とともに、現在以上の知名度を得て地域に観光客に愛される親しまれるバスに育ってほしいと切に願いたいものです。
現在は、主に「白浜エクスプレス大阪号」(大阪~田辺・白浜)にて運行されていますが、先述の通り、このバスは貸切兼用車となっているために、運用は不定期とのこと。
乗れるか否かは運次第ですが、機会がありましたら一度乗車してみてはいかがでしょうか。
私も、機会がありましたらもう一度乗車してみたいと思っております。
【乗車データ】
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前々回と前回で、和歌山県南紀白浜や紀伊田辺をメインエリアとする
そして、私が執筆に携わっている「バスとりっぷ」に、「アドベンチャーワールド」と「とれとれ市場」の紹介記事もアップしております。
今回ご紹介するのは、これら一連の南紀白浜への取材出張の際に利用した高速バスのお話です。
そのバスとはこちら↓。
明光バスの「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」です。
実は、2019(令和元)年8月の1か月間、大阪~白浜間の高速バス「白浜エクスプレス大阪号」の臨時便として、「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」を使用した臨時バスが運行されました。
偶然にも、南紀白浜へ移動する足として利用する機会があり、乗車して来ましたので、今回はその時の模様をご紹介します。
これぞ「究極のパンダバス」といっても言い過ぎではない「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」。
いったいどんなバスなのでしょうか。
目次
有名テーマパーク「アドベンチャーワールド」との協働事業としてデビュー
「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」とは、南紀白浜にある有名テーマパーク「アドベンチャーワールド」で暮らす動物たちをテーマにした全面ラッピングバス。明光バスとアドベンチャーワールドとの協働事業として企画され、夏の観光シーズンを迎える前の2019(令和元)年6月22日にデビューしました。
アドベンチャーワールドとの協働事業といえば、先日運行期間の延長と車両増備が発表されたJR西日本の「パンダくろしお」が有名ですが、「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」は、そのバス版といったところでしょうか。
2019年12月には、「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」のバスコレも販売されることになっています。
ベースの車両は、白浜営業所所属570号車(日野セレガHD QPG-RU1ASCA)。
白浜営業所所属の高速貸切兼用車をフルラッピング処理しています。
外観は、前面がかわいいパンダフェイス、後面がかわいいパンダの後ろ姿となっており、愛らしい顔が特徴です。
そして、側面は「アドベンチャーワールド」で暮らす動物達の写真を配置していますが、左右非対称デザインとなっており、左側面はキリンやイルカ、ペンギンなどの動物達が、右側面はパンダファミリーが大きく配置されています。
見ているだけで「アドベンチャーワールド」へ行きたくなってしまう、遠くからでも目立つデザインに仕上がっています。
こだわりは外観だけではありません。
車内は4列シート42人乗りのトイレ付き昼行高速バス仕様となっており、貸切運用が出来る様に補助席も設置されていますが、シートヘッドカバーがパンダ柄となっている他、写真では分かりませんが、リアウィンドウにはパンダの写真も配置。
また、トイレ扉にはイルカの写真もプリントされており、まるでイルカがキスしてくれて開くかの様です。
この他、車内ではWi-fiサービスを提供している他、各席には充電用コンセントを装備しています。
車両としての安全対策も充実しており、ASV(先進安全自動車)として「衝突被害軽減ブレーキ」と「車線逸脱警報システム」などの安全装備を備えています。
と、「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」の外観と車内をざっと紹介しましたが、これはもう「アドベンチャーワールド」の世界観が味わえるPRバスといっても良いでしょう。
気分が盛り上がる移動中の車内
やって来たのは、JR大阪駅に直結する大阪駅JR高速バスターミナル。「白浜エクスプレス大阪号」はこちらが始発となります。
今回私が乗車したは、大阪駅7時30分発の臨時便「パンダ白浜エクスプレス181号」。
この便に「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」が専属で運用に入っていました。
この「パンダ白浜エクスプレス181号」は通常便と運行経路が異なり、みなべ・田辺地区を通過する他、白浜町内の停車順もアドベンチャーワールドから三段壁・白浜バスセンター先回りとなっており、終点はとれとれ市場となります。
7時20分、発車10分前に「パンダ白浜エクスプレス181号」が入線。
早速、乗車改札が開始されます。
この日の乗車人数は、平日ということもあり、私を含めて10人程と少なめでしたが、週末はそれなりに混んでいるとのこと。
多くがアドベンチャーワールドまでの乗客だそうで、中には私の様にこのバス目当てで乗車する方も何人かいたそうです。
7時50分、定刻に大阪駅JR高速バスターミナルを発車したバスは、湊町バスターミナル(OCAT)へ。
OCATで数名の乗客を乗せ、湊町ランプから阪神高速道路に入ります。
ここから先は、阪神高速道路湾岸線~関西空港自動車道~阪和自動車道などを経由して、南紀白浜まで直行します。
阪神高速道路に入ったところで、乗務員による案内説明が行われ、その後、アドベンチャーワールドを紹介する案内映像が流れます。
後で調べたところ、この案内ビデオは、アドベンチャーワールドで流れているPR映像をバス用に一部アレンジして流している様でした。
パンダがかわいい・・・これはもう、移動中から気分が盛り上がりますね。
途中休憩は和歌山市内が見渡せるスポット
OCATを発車して1時間20分程で、バスは休憩場所の阪和自動車道紀ノ川サービスエリアに到着します。こちらでは15分間の開放休憩となりました。
紀ノ川サービスエリアは、和歌山市内が見渡せるサービスエリアとしても有名。
この日は生憎の曇り空でしたが、それでも写真の様な風景が楽しめます。
バスも、しばしひと休み。
外観の写真を撮影する乗客もちらほら見受けられました。
そりゃ、目立ちますし愛らしいしデザインですから。
15分の開放休憩が終わり、乗客も全員戻って来たところで、バスは紀ノ川サービスエリアを発車。
この先も、阪和自動車道を南下し、南紀白浜インターまで直行します。
10時20分過ぎ、バスは和歌山県白浜町に差し掛かります。
白浜町に差し掛かったところで、再度アドベンチャーワールドの紹介映像が流れます。
アドベンチャーワールドは、すぐそこです。
10時30分過ぎ、南紀白浜インターを通過。
ここまで来れば、もう到着したも同然です。
そして、アドベンチャーワールドが見えて来ました。
10時40分、バスは定刻よりも若干早くアドベンチャーワールドに到着します。
予想通り、こちらで大半の乗客が下車。
残るは、私を含めて4名のみとなりました。
アドベンチャーワールドからは、エクシブ白浜・三段壁・千畳口・新湯崎・湯崎と停車するのですが、この日はいずれも降車客がいなかったことから、各停留所は通過となりました。
そして10時55分、バスは白浜バスセンターに到着しました。
終点はとれとれ市場ですが、この後も予定も考慮して、私はこちらで下車。
あっという間の3時間25分のバスの旅でした。
白浜バスセンターといえば、こちらのラウンドアバウト(環状交差点)が私的には印象に残りました。
20年前に訪れた時には無かったと記憶しているのですが、いつ出来たのでしょうか。
見て楽しい、乗って楽しい「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」
以上、明光バス「パンダ白浜エクスプレス181号」 の乗車の模様をお届けしました。夏に南紀白浜への取材出張が決まった際、「もし行くのであれば絶対に乗っておきたい!」と思っていたのですが、実際に乗車して感じたのは、「見て楽しい、乗って楽しいバス」であるということでした。
ご紹介した写真を見ての通り、外観、車内ともに「アドベンチャーワールド」の世界を存分に表現していることに加え、移動中の時間に紹介映像を放映するなど、乗るだけで気分が盛り上がるバスに仕上がっている印象を受けました。
このバスであれば、大阪から「アドベンチャーワールド」までの移動時間も苦にならずに済むのではないでしょうか。
一方で、車内設備面においては、共同運行会社の西日本JRバスと比較すると多少劣る部分も見受けられましたが、既存の貸切兼用車を転用していることなどの諸事情を考慮すると、致し方がないのかなぁとも思います。
とはいえ、トイレ・Wi-fi・コンセントなど、必要な設備は一通り備わっているので、余程詳しい方でなければ差異は分からないかもしれません。
見て楽しい、乗って楽しい「パンダ白浜エクスプレス~未来をツナグ Smileバス~」。
JR西日本「パンダくろしお」とともに、現在以上の知名度を得て地域に観光客に愛される親しまれるバスに育ってほしいと切に願いたいものです。
現在は、主に「白浜エクスプレス大阪号」(大阪~田辺・白浜)にて運行されていますが、先述の通り、このバスは貸切兼用車となっているために、運用は不定期とのこと。
乗れるか否かは運次第ですが、機会がありましたら一度乗車してみてはいかがでしょうか。
私も、機会がありましたらもう一度乗車してみたいと思っております。
【乗車データ】
- 乗車日:2019/08/28
- 乗車区間:
大阪駅JR高速バスターミナル→白浜バスセンター - 運行会社:明光バス
- 車両:日野/セレガHD(QPG-RU1ASCA)
- 年式:2013年式(?)
- 所属:本社(白浜営業所)
- 社番:570
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