夜行高速バス運行時間ランキングを改めてまとめてみました
今回ご紹介するのは、「夜行高速バス運行時間ランキング」。
運行時間の長い路線トップテンをカウントダウン形式で並べてみるとどうなるのか?という内容です。
前回と同様に、雑記程度に軽くお読みいただけると幸いです。
意外だ!と思われる様な路線も登場しますよ。
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【おことわり】
このランキングは、バス会社の公式サイトや各種文献、雑誌などをもとに、私が独自に調査したランキングです。
このため、必ずしも正確性を保証するものではありませんので、あらかじめご了承願います。
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夜行バス運行時間ランキング 5位~10位
10位 「カルスト号」京都・大阪・神戸~徳山・山口・萩
運行会社:近鉄バス・防長交通
運行時間:13時間28分(萩→京都)
近鉄バスと防長交通が運行する京都・大阪・神戸~徳山・山口・萩間夜行高速バスです。
運行区間の割に所要時間が長いのは、停車停留所が多いのと、途中交代制の完全ワンマン運行を実施しているから。
高速道路のSAで乗務員が2時間程度の仮眠休憩を実施(乗客の下車は不可)するのも、「カルスト号」の特徴のひとつです。
車内は、3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様。
トイレ、コンセント、通路カーテンなどを完備しています。
途中、SAでの開放休憩停車(1回)があります。
8位 「しまんとエクスプレス」新宿~四万十・宿毛
運行会社:小田急シティバス・高知西南交通
運行時間:13時間40分(新宿~四万十・宿毛)
「夜行バス運行距離ランキング」にも登場した、小田急シティバスと高知西南交通が運行する新宿~四万十・宿毛間夜行高速バスです。
主に帰省シーズンの運行となっていますので、ご利用の際はご注意下さい。
車内はトイレ付き4列シートとなっており、SAでの開放休憩もあります。
8位 「ドリーム高知・徳島号」TDL・東京・新宿~徳島・高知
運行会社:JRバス関東・JR四国バス
運行時間:13時間40分(TDL→高知)
「しまんとエクスプレス」と並んで8位にランクインしたのが、JRバス関東とJR四国バスが運行するTDL・東京・新宿~徳島・高知間夜行高速バス「ドリーム高知・徳島号」です。
かつては別々の路線が、2019(令和元)年12月1日のダイヤ改正で路線統合され、所要時間が延びた結果、トップ10入りした経緯があります。
車両は、運行会社によって異なり、JRバス関東は2列シート「プレミアムシート」・3列独立クレイドルシート・4列シートの3クラス制を採用した2階建てバスにて、JR四国バスは3列独立シート28人乗りのハイデッカー車または3列独立シートと4列シートの2クラス制を採用した2階建てバスにて運行されます。
途中、SAでの開放休憩停車があります。
7位 「サザンクロス」「夕陽号」 大阪・京都~鶴岡・酒田
運行会社:南海バス(「サザンクロス」酒田線)・庄内交通(「夕陽号」京都大阪線)
運行時間:13時間50分(酒田→大阪)
南海バスと庄内交通が運行する運行する大阪・京都~鶴岡・酒田間夜行高速バスです。
運行会社によって路線愛称が異なるものこの路線の特徴のひとつ。
関西と山形県庄内地方の間を乗り換えなしで移動出来る便利な路線です。
車内は、3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様。
トイレ、コンセント、通路カーテンなどを完備しています。
途中、消灯前と起床後に(各1回)SAでの開放休憩停車があります。
6位 「オレンジライナー」 新宿・横浜~松山・八幡浜
運行会社:西東京バス・伊予鉄バス
運行時間:14時間20分(八幡浜→新宿)
6位にランクインしたのは、運行距離ランキング5位にもランクインした西東京バスと伊予鉄バスが運行する新宿・横浜~松山・八幡浜間夜行高速バス「オレンジライナー」です。
下り便(新宿→八幡浜)よりも上り便(八幡浜→新宿)の所要時間が長いのは、松山市内及び首都圏での交通渋滞を見込んでのこと。
とはいえ、平日の上り便は、高速道路の朝のラッシュに巻き込まれて遅延することもありますので、ご利用の方は乗り継ぎ時間などにご注意下さい。
車内は、3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様車。
トイレ、コンセント、通路カーテンなどを完備しています。
途中、消灯前と起床後に(各1回)SAでの開放休憩停車があります。
5位 「はかた号」新宿~北九州・福岡
運行会社:西日本鉄道
運行時間:14時間39分(福岡→新宿)
「キング・オブ・深夜バス」こと西日本鉄道の「はかた号」が、ここで登場です。
運行距離の割に所要時間がさほど長くないのは、運行距離に占める高速道路の割合が高いから。
現在は北九州経由で運行する「はかた」号ですが、かつての様に新宿~福岡間を直行した場合、運行時間は恐らく14時間を切ることになるのではないでしょうか。
車内は、2列「プレミアムシート」と3列「ビジネスシート」の2クラス制。
充実した車内設備は、現在も「キング」の名にふさわしいバスであるといっても過言ではありません。
途中、消灯前と起床後に(各1回)SAでの開放休憩停車があります。
夜行バス運行距離(実車距離)ランキング 1位~3位
3位 AT001D便/AT002D便 大阪・京都~郡山・仙台
運行会社:AT LINER・桜交通
運行時間:14時間40分(AT001D便 大阪→仙台)
第3位にランクインしたのは、AT LINER・桜交通が運行する大阪・京都~郡山・仙台間夜行高速バスです。
途中郡山を経由する関係で、所要時間は約14時間40分(AT001D便 大阪→仙台)となっています。
3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様車にて運行され、車内にはトイレ、コンセント、通路カーテンなどを完備。
途中、SAでの開放休憩停車があります。
※当面の間の運休が決定しております。
3位 「Limon Bus」001便/101便 城崎温泉・京阪神~東京・TDS
運行会社:全但バス
運行時間:14時間40分(001便 城崎温泉→TDS)
同じく第3位にランクインしたのは、全但バスが運行する「Limon Bus」ブランドの城崎温泉・京阪神~東京・TDS間夜行高速バスです。
城崎温泉から姫路・神戸・大阪・京都と細かく停車する関係で、所要時間は約14時間40分と、運行距離にしては長時間運行路線になっています。
城崎温泉発の発車時刻が16時40分と早いのもこの路線の特徴のひとつで、「日本一早く発車する夜行バス」としても知られています。
車内はトイレ付き4列シートとなっており、各座席はフットレスト、レッグレスト、コンセントも完備。
途中、SAでの開放休憩もあります。
【ご注意】
この路線の姫路~城崎温泉間は隔日運行となっています。
城崎温泉~東京・TDS間をご利用の際は、運行日にご注意願います。
(姫路~東京・TDS間は神姫観光バスと共同で毎日運行しています。)
2位 「萩エクスプレス」 東京~徳山・山口・萩
運行会社:防長交通
運行時間:15時間15分(萩→東京駅)
第2位にランクインしたのは、防長交通が運行する東京~徳山・山口・萩間夜行高速バス「萩エクスプレス」です。
山口県内と東京を乗り換えなしで結ぶ利便性の良さが特長で、平日でも混み合うことが多い路線でもあります。
2020(令和2)年4月1日のダイヤ改正で、上り便(萩→東京)の所要時間が延びた結果、日本最長クラスの長時間運行路線になりました。
3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様車にて運行され、車内にはトイレ、コンセント、通路カーテンなどを完備。
途中、消灯前と起床後に(各1回)SAでの開放休憩停車があります。
1位 オリオンバス 8021便/8022便 東京~山口・福岡
運行会社:天領バス
運行時間:15時間50分(8021便 東京→福岡)
そして、堂々の第1位に輝いたのは、運行距離ランキング1位にも輝いた天領バスの「オリオンバス」8021便/8022便です。
「オリオンバス」8021便/8022便は、新宿と山口・北九州・福岡の間を結ぶ夜行高速バス。
山口市内を経由するために、運行距離のみならず運行時間においても、西日本鉄道「はかた号」や防長交通「萩エクスプレス」などを抜いて第1位となっています。
車内は、4列シート「のびのびプラス」となっており、各座席にはUSBポートを完備しています。
トイレはついていませんが、SAで開放休憩停車があります。
最後に
いかがでしたでしょうか。長距離夜行高速バスを運行時間順で並べてみると、意外や意外、「あの路線が上位?」「あの路線が実はそんなに・・・」という結果になりました。
高速道路網の発達や停車停留所の関係など、様々な事情でこの様なランキングになりましたが、改めて見てみると、なんだか興味深いものがありますね。
昨今、「三密の極み」と揶揄されがちな夜行高速バスではありますが、現在の状況が落ち着いて普段通りに夜行バスで旅が出来る日が一日も早く戻って来ることを切に願っております。
次回は、「昼行高速バス運行距離(実車距離)ランキング」をこのブログで紹介しようと思っていますので、どうかお楽しみに。
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