2018年もありがとうございました
時刻は2018(平成30)年12月31日の9時00分。
新年まで残り15時間00分となりました。
昨年と同様、今年の年末年始も自宅のある北海道で過ごすことになりました。
恐らく今頃は、朝から自宅にてのんびりとしているかと思います。(本当は有明に行きたかったのですが・・・。)
毎年恒例になっていますが、大晦日ということで、今年1年間を簡単に振り返りたいと思います。
とその前、本日は「コミックマーケット95」の最終日。
私ひろしプロジェクトも、委託参加しております。
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- 西か-22a「乗りバス系Blog協同組合/都営バス資料館」様
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遅々として進まないJR北海道の不採算路線存廃問題
本題に戻りまして、今年1年間を簡単に振り返ります。まずは交通業界について。
やはり触れておかなければならないのは、昨年も取り上げましたが、我が地元を走るJR北海道のローカル線大幅見直しについてです。(写真はイメージです。)
昨年2016年の11月18日、JR北海道は単独で維持が難しい路線として「10路線13線区」を公表し、3線区はバス転換、8線区は上下分離などを前提として沿線自治体と協議を始めるとともに、存続路線についてもコスト削減や負担増を求める方針を明らかにしました。
この発表から2年以上経過。
今年2018年末までにはある程度議論が進み、方向性が示され、具体的な動きが出て来ると思っていました。
現在のところ、石勝線夕張支線(新夕張~夕張)のバス転換が決定し、来年2019年4月1日からのバス運行開始に向けて準備が進んでいる他、つい先日には札沼線末端区間(北海道医療大学~新十津川間)のバス転換も決定し、沿線自治体とJR北海道による覚書の署名も行われました。
バス転換用に先行導入された夕張鉄道(夕鉄バス)の新型ノンステップバス
しかしながら、残念ながら多くの地域では議論が殆どといっていい程進んでいません。
中には、JR北海道との協議すら拒んでいる自治体もあり、これに関しては本当に驚きと怒りを隠せないのですが、国も道も自治体も、そして我々道民も、この問題に関して当事者意識をもって真摯に向き合い、行動することが必要なのではないか・・・。
こんなことを1年前にも書きましたが、今年の年末にも同じことを書くとは思いもしませんでした。
私がいうまでもありませんが、残された時間はそう多くはありません。
「公共交通は事業者の努力により維持するものだ」という考えは、時代錯誤でもう通用しません。
- 地元を走るバスや鉄道は地域にとって必要なのか否か
- 必要だとしたら維持するためにどの様なことしなければならないのか
- それを実現するために住民は何をしなければならないのか
来年は、JR北海道をはじめとする地方ローカル線問題が大きく動きそうな1年になりそうな気がしますし、そうなって欲しいと願っています。
ネガティブな話題が目立ったバス関連 乗車率が高かったあの夜行バスも廃止へ・・・
そして、私のテリトリーであるバス関連では、昨年の「豪華夜行高速バス」の相次ぐ登場といった目立った動きが少なく、むしろ「深刻な乗務員不足」や「路線の廃止」といった、ネガティブな話題が多かった気がします。中でも、私的に一番印象に残ったのは、名鉄バス(本社:名古屋市)と長崎自動車(本社:長崎市)が運行していた名古屋~長崎間夜行高速バス「グラバー号」の廃止です。(写真はイメージです。)
外的環境の変化と深刻な乗務員不足などの要因でこの様な結果となった夜行高速バス「グラバー号」。
乗車率が比較的高かった路線の廃止には正直驚きましたが、もともと利益率が決して高くない長距離夜行高速バスの撤退は、深刻な乗務員不足など業界を取り巻く諸問題が解決の方向へ向かわない限り、今後さらに増えるのではと考えています。
来年はバス業界にとって、どの様な年になるのでしょうか。
一方で私自身は・・・
一方で私自身はというと、今年は昨年と同様、全国各所へ出かける機会が多かったです。昨年と同様、公共交通関連のイベントやフォーラム、貸切乗車会への参加が多かった他、今年は「バスとりっぷ」「乗りものニュース」のライターとして取材目的で道外へ出掛ける機会が多かったです。
乗車した高速バスの回数も80回を超え、昨年以上に高速バスに乗車することが出来ました。
来年ですが、「今年以上に仕事がいただけるよう精進すること」。
まずはこれを目標に頑張って行こうと思います。
現地へ行って、「見る」「感じる」機会を増やすこととともに、公共交通関連のイベントやフォーラムにも参加して知見を増やしていきたいですね。
そして、もうひとつの目標として掲げたいのが、「名車といわれる車両の乗り納め」です。
ここ数年来、三菱MS8系エアロシリーズや西工製夜行高速車など、「名車」といわれる車両が急速に姿を消しており、私自身も数年前からこれら車両の乗り納め目的で各地の路線・車両に乗車して来ましたが・・・・(写真はイメージです。)
来年は都市間路線の大量輸送に貢献して来た「三菱エアロキング」に改めて注目します。
恐らくですが、今後数年以内で急速に数を減らすのではと推測され、現状においても乗車出来る機会が減ってきていることから、来年は出来るだけ「三菱エアロキング」に乗車する機会を増やしたいですね。
あと、これはあくまで私見ですが、来年は全国各地の地域間幹線系統(複数の市町村にまたがって運行する比較的長い距離を走る路線バス)で大きな動きがあるのではないかと見ています。
特に北海道は、地域間幹線系統路線が多い地域でもあります。
今後の道内の地域間幹線系統の動向に注目していくと同時に、出来るだけ現地にも足を運びたいと考えております。
最後になりましたが、皆様におかれましては今年1年間お世話になりました。
来年も引き続きこのブログをご愛顧いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
それでは皆様、良いお年を!!
2018(平成30)年12月31日
須田 浩司(ひろしプロジェクト)
須田 浩司(ひろしプロジェクト)
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