新潟~青森間JR乗り継ぎ&北海道中央バス「高速はこだて号」 簡単な乗車記【博多札幌間のりもの乗り継ぎ旅】

昼行高速バス,鉄道,フェリー

約2か月ぶりのご無沙汰でございました。

この2か月間、公私ともに多忙でブログが更新出来ない状態でおりました。
そしてこの間、また実見という名の旅に出ておりまして、2020年10月に敢行した「西日本地区JR高速バス乗り放題の旅」と合わせて、ネタがたまって来ております。

年末に差し掛かり、多忙な日々はしばらく続きますが、追々ブログにてご紹介していきますので、引き続きお付き合いいただけると幸いです。

そういえば、「博多札幌間のりもの乗り継ぎ旅」、まだ途中でしたね。
今回は、その最終回をお届けします。

前回のおさらい

博多から札幌まで出来るだけ陸路の交通機関だけで戻ろうという企画「博多札幌間のりもの乗り継ぎ旅」も3日目に突入です。

大阪なんばから南海バスの夜行高速バス「サザンクロス」長岡・三条線で新潟三条に到着した私。
さらに北上を続けます。

南海バス「サザンクロス」長岡線 ・518

ここから本州内は、高速バスや鉄道をひたすら乗り継ぎ、青森からはフェリーにて帰道。
そして、旅の最後は、あの高速バスで締めます。
「博多札幌間のりもの乗り継ぎ旅」の最終回、3日目~4日目の模様です。

前回の記事は、以下のリンクからご覧いただくことが出来ます。

半日かけて東三条~青森間を縦断

新潟交通観光バス「東三条新潟線」

東三条駅前からは、県内高速路線「東三条新潟線」で新潟へ向かいます。
この路線については、ブログにて取り上げたことはないものの、2回程乗車したことがあります。
その時は、2回ともアイ・ケーアライアンス担当便でしたが、今回乗車したのは、写真の新潟交通観光バス担当便。
平日は2往復、土休日は1往復担当します。

新潟交通観光バス「東三条新潟線」 ・361_201

今回乗車したのは、東三条駅前07時55分発の便
既に乗車予定のバスは到着済みで、乗客を待っている状態でした。
後で調べたところ、どうもこの便、担当する潟東営業所の一般路線「東三条~下須頃~新飯田線」で送り込みをしているらしく、この一般路線で東三条駅前に到着後、県内高速路線「東三条新潟線」として新潟へ向かうとのことでした。

定刻07時55分に東三条駅前を発車したバスは、三条市内の停留所にて乗車扱いを行った後、三条燕インターより北陸自動車道へ。
高速道路上の巻・潟東バス停や鳥原バス停で座席はほぼ埋まります。
車内の様子は、通勤・通学高速バスそのもので、運行ダイヤも通勤・通学に特化した形になっています。

東三条駅前から1時間20分程で、バスは万代シティに到着。
万代シティで下車したということは・・・当然、万代バスセンター内の「万代そば」へ向かいますよね?

万代そば_01

写真の「バスセンターのカレー」を美味しくいただきました。

万代そば_02 バスセンターのカレー

カレーをいただいたところで、スカニア/ボルグレン製の連節バスで新潟駅へ。
ひと息ついたところで、鉄道乗り継ぎ旅のスタートです。

新潟交通 連節バス ・・・・1

日本海沿いの鉄路を青森へ向けて 最新型気動車「GV-E400系」も

新潟からは、3箇所の駅で乗り換えて青森を目指します。

新潟から村上までは、こちらの電車に乗車。
今や新潟県の主力車両になりつつあるJR東日本E129系電車です。

JR東日本 白新線・羽越本線 E129系(新潟~村上)

電車の詳細は割愛するとして、座席配置はボックスシートとロングシートの混合仕様になっており、1両のうち半分がロングシート、もう半分が4区画のボックスシートになっています。
終点の村上まで乗車するということもあり、ボックスシートに腰掛けるのですが、どうもこのボックスシートが私の身体に合わない様で、30分ほど座っただけで腰とお尻が痛くなってきます。

長閑な景色を眺めながら、電車は順調に北上。
1時間程で村上に到着します。

JR東日本 白新線・羽越本線 E129系(新潟~村上) 車窓

JR東日本 白新線・羽越本線 E129系(新潟~村上) 村上駅

村上駅では、青いE653系「特急いなほ」を見ることが出来ました。
シンプルといえばその通りなのですが、個人的には先代の「夕陽」カラーの方が好きですね。

JR東日本 E653系 特急「いなほ」 青塗装 村上駅にて

村上から酒田までは、こちらのJR東日本GV-E401形/402形気動車で移動します。

JR東日本 羽越本線 GV-E401・E402形(村上~酒田)

老朽化したキハ40系気動車の置き換えを目的に新造されたGV-E400系シリーズ。
同設計の車両は、我が地元JR北海道でもH100形として導入が進んでおり、以前このブログでも紹介しました。



今回乗車したのは、両運転台車のGV-E400形とは異なり、片運転台車のGV-E401形(トイレ付き)およびGV-E402形(トイレなし)からなる2両固定編成。
北海道では見られない編成ですが、車内はGV-E400系シリーズ・H100形ともに共通設計になっています。
トイレスペースが大幅に広くなった一方で、座席数は少ない印象を受けます。

JR東日本 羽越本線 GV-E401・E402形(村上~酒田) 車内

列車は、左手に日本海を眺めながら酒田へ向けて北上します。
列車から眺める日本海の景色・・・この景色を堪能するだけでも、列車で移動する価値があるのでは?と改めて思いました。

JR東日本 羽越本線 GV-E401・E402形(村上~酒田) 車窓_01

JR東日本 羽越本線 GV-E401・E402形(村上~酒田) 車窓_02

JR東日本 羽越本線 GV-E401・E402形(村上~酒田) 車窓_03

JR東日本 羽越本線 GV-E401・E402形(村上~酒田) 車窓_04

やがて、列車は海岸沿いから内陸の庄内平野へ。
村上から2時間程で酒田に到着です。

JR東日本 羽越本線 GV-E401・E402形(村上~酒田) 車窓_05

JR東日本 羽越本線 GV-E401・E402形(村上~酒田) 酒田到着

この区間の車窓は素晴らしく、機会があれば再訪したいと思いましたが、惜しむらくはやはり車両の座席。
2時間半ほどの乗車でしたが、酒田に到着した時、立ち上がる際に辛く感じる程の身体の痛みを感じました。
先述のE129系電車もそうですが、このタイプのボックスシート、座席自体が長距離時間向きでないのか、それとも私の身体が悪いのか分かりませんが、どうも私の身体に合わない様です。


酒田からは、東北地区でお馴染みのJR東日本701系電車で秋田へ。
オールロングシートではありますが、座席が少し柔らかい分、E129系電車やGV-E400系シリーズよりも座った時の疲れを感じませんでした。

JR東日本 羽越本線 701系(酒田~秋田)

夕暮れの車窓が美しいですね。

JR東日本 羽越本線 701系(酒田~秋田) 車窓

2時間弱で秋田に到着し、1時間程休憩を挟んだところで、秋田からは引き続きJR東日本701系電車で青森へ向かいます。

JR東日本 奥羽本線 701系(秋田~青森)

帰宅を急ぐサラリーマンや部活帰りの高校生などで、車内は夜遅い時間帯を走る列車にしては混雑している印象を受けました。
秋田~東能代間、東能代~大館間、大館~弘前間、弘前~青森間といった、長距離利用の乗客が目立ったのも印象的でした。

青森駅には、夜も更けきった22時12分に到着します。
すぐさま西口へ移動し、タクシーで津軽海峡フェリーのフェリーターミナルへ。
深夜のフェリーで北海道に渡ります。

(次ページに続きます。)