京王電鉄バス「新宿長野線」プライムシングル 乗車記
京王電鉄バスとアルピコ交通（川中島バス）が共同運行する高速バス「新宿長野線」に、2012年7月1日から「プライムシングル」なる新グレードシートが登場しました。
公式リリースでは直前の発表だったのですが、予約サイト「ハイウェイバスドットコム」では1ヶ月前からアップされていた様で、某掲示板やブログなどでは事前に情報が出ていました。
とはいえ折角の新サービス、「まずは見てみないと・・・・」ということで、先日上京の際に乗車して来ました。
トイレはワイドタイプを採用 プライムシングルは通路カーテン・コンセント付き
今回乗車したバスはこちら↓。
京王電鉄バスの三菱エアロエース（LKG-MS96VP）直結クーラー仕様。
長野線「プライムシングル」仕様車として計6台導入しました。
車両自体は最近の京王高速バスの主力車両ですが、車内はというと・・・・・
この様になっておりまして、
床も木目調となっていて、車内後部のトイレもワイドタイプを採用。
今までの長野線の車両とは大違いです。
そして、皆様お待ちかねの「プライムシングル」シートはこちら。
この装備で1,000円の追加料金が必要になるのですが・・・・・
この辺の評価については後述するとして、行程の紹介を。
今回私が乗車したのは、新宿12時40分発の便。
新宿発「プライムシングル」の最終便となります。
通常席約6割、プライムシングル席3名（私を含む）を乗せたバスは、一般道を約50分ほどかけて関越道練馬入口へ。
練馬入口からは関越自動車道～藤岡ジャンクション～上信越自動車道を経由し、長野へと向かいます。
途中休憩のサービスエリアではあの有名駅弁が買える！？
途中、横川サービスエリアで15分間の小休止があります。
横川サービスエリアと言えば、私的には上り線「おぎのや」の『峠の釜めし』なのですが、実は下り線の売店の一角に「おぎのや」のコーナーがあって、そこでも『峠の釜めし』が買えることをこの日初めて知った次第。
久しぶりということで、思わず2つ買ってしまいましたww。
小休止が終わると、バスは引き続き長野へと向かいます。
所々雨が激しく降るのですが、目立った渋滞に巻き込まれることはなく、順調に進みます。
千曲川さかき、上信越道屋代の各高速バス停留所に停車後、長野インターで上信越道を降り、一般道の長野インター前、川中島古戦場、丹波島橋南、長野バスターミナル前の各停留所に順次停車していきます。
長野市内では所々渋滞に巻き込まれ、長野駅には定刻10分遅れの16時31分に到着。
ですが、中央道経由時代を知る私には「あっという間」の3時50のバス旅でした。
というわけで、「ものは試しに」感覚で京王電鉄バス「新宿長野線」プライムシングルシート車に乗車してみましたが、正直なところ「微妙だなぁ・・・・」というが今回乗車してみての感想でした。
シートが全席「松本線」などの「Sクラスシート」と同様のものが採用されたために、シートッピッチ、リクライニング角度がシートが通常シートと全く差が無く、「プライムシングル」を選択するメリットがあまり感じられないんですよね。
要は、「通路カーテン」「コンセント」「毛布」のサービスに特別料金1,000円を払うのか・・・・ということに尽きると思います。
個人的意見、この内容で1,000円はちょっと高いと思います。
（500円であれば払ってもいいかなという気はしますが・・・・・。）
残念ながら現状のままですと、「通常席が満席なので、仕方なくプライムシングルシートにしようか・・・・」という消極的な利用しかされないのでは？思いますね。
もし1,000円徴収するのであれば、少なくても今以上にシートッピッチを広げて、リクライニング角度を深く出来るようにしないと。
コンセプト自体は大変良いとは思うのですが、今以上の工夫・改善を京王・アルピコ交通には是非ともお願いしたいですね。
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