東京駅日本橋口で見かけた四国方面ドリーム号&他社夜行高速バス
東京駅日本橋口で見かけた夜行高速バスを写真で紹介する記事の2回目。
前回はJRハイウェイバス「ドリーム号」東京~京阪神系統をご紹介しましたが、今回は「ドリーム号」東京~京阪神系統以外の夜行高速バスを写真で紹介します。
一世を風靡していたエアロキングも徐々にハイデッカータイプの車両へ・・・
JRバス関東「ドリーム松山号」
JRバス関東の東京~松山線「ドリーム松山号」です。在京事業者が運行する夜行高速バスとしては最長距離を誇ります。
共同運行会社のJR四国バスの車両には1階席に「プレミアムシート」を配置した三菱エアロキングを充てていますが、JRバス関東便は3列独立シート38人定員の三菱エロキングを充てています。
昨今のニーズを考慮してか、通路カーテンと座席コンセントを後付けしています。
JR四国バス「ドリーム高知号」
JR四国バスの東京~高知線「ドリーム高知号」です。1階席に超幅広「プレミアムシート」を配置した三菱エアロキングを充てています。
JRバス関東便は、先程ご紹介した「ドリーム松山号」と同仕様の三菱エロキングを充てています。
通路カーテンと座席コンセントを装備しています。
JR四国バス「ドリーム高松号」
JR四国バスの東京~高松・観音寺線「ドリーム高松号」です。以前は1階席に超幅広「プレミアムシート」を配置した三菱エアロキングを充てていましたが、車両の経年化により、現在は週末(原則として高松発は毎週金曜日、東京発は毎週土曜日)を除いて写真の三菱エアロエースを充てています。
通路カーテンと座席コンセントを装備しています。
JRバス東北「ドリーム鳥海号」
JRバス東北の東京~象潟・本荘線「ドリーム鳥海号」です。秋田支店所属の日野セレガHDを充てています。
乗務員仮眠室を装備していますが、同社の車両の中では珍しい1台といえるでしょう。
JR東海バス「青春ドリームなごや号」
JR東海バスの東京~名古屋間格安夜行高速バス「青春ドリーム名古屋号」です。幅広4列シート40人定員の日野セレガ(写真)または三菱エアロエースを充てています。
各座席にはコンセントや大型フットレストも完備。
格安ながらも充実した設備が「売り」といえるかもしれません。
中国JRバス「京浜吉備ドリーム号」
中国JRバスの東京~岡山・倉敷線「京浜吉備ドリーム号」です。以前は「スーパーシート」搭載の三菱エアロキングを充てていましたが、現在は3列シート28人定員のいすゞガーラHDを充てています。
通路カーテンと座席コンセントを装備しています。
中国JRバス「スサノオ号」
中国JRバスの東京~松江・出雲線「スサノオ号」です。以前は3列シート38人定員の三菱エアロキングを充てていましたが、現在は「京浜吉備ドリーム号」と同仕様のいすゞガーラHDを充てています。
通路カーテンと座席コンセントを装備しています。
南海ウィングバス南部「サザンクロス」和歌山線
南海ウィングバスの「サザンクロス」和歌山線(東京~京都・和歌山線)です。元々この車両は南海バスにて「サザンクロス」長岡線(大阪・京都~長岡線)の専用車として活躍していましたが、後に他路線との共通運用に変更後、南海ウィングバス南部に移籍しました。
現在は東京~京都・和歌山間を御坊南海バスと共同で日々往復しています。
国際興業「シリウス号」
国際興業の東京~八戸・七戸線「シリウス号」です。
3列独立シート28~29人定員のいすゞガーラSHDを充てています。
通路カーテンを装備している他、一部車両においては幅広ゆったりシートを搭載しています。
フジエクスプレス「岩手きずな号」
富士急行グループのフジエクスプレスが運行する東京~盛岡・久慈線「岩手きずな号」です。岩手県北自動車と共同で運行しています。
東京~岩手県内の間を結ぶ格安便として位置付けられており、車内は4列シート40人定員(トイレ付き)となっています。
防長交通「萩エクスプレス」
防長交通の東京~岩国・徳山・山口・萩線「萩エクスプレス」です。写真の車両は山口市の広告ラッピングを施しており、遠くからでも目立ちます。
車内は3列独立シート28人定員となっており、通路カーテンを装備している他、一部車両にはコンセントも装備しています。
というわけで、東京駅日本橋口で見かけた四国方面ドリーム号&他社夜行高速バスを簡単に紹介しました。
今回この場所で夜行バスの到着便をじっくり見たのは数年ぶりでありましたが、着実に世代交代の波が押し寄せていることを感じました。
JRバス各社を中心とする運行事業者にとって、乗客を多く輸送出来る2階建てバスは魅力に感じるでしょうが、国産の2階建てバス(三菱エアロキング)が製造を終了していることや、三菱エアロキングの代わりとなる外国製2階建てバスが見当たらない現状を考慮すると、ハイデッカータイプ(またはスーパーハイデッカータイプ)の車両で代替されるのは、ある意味自然な流れなのかもしれません。
JRバスグループを中心に導入され続け、日本の高速バス車両の歴史を作ってきた三菱エアロキング。
経年化による引退の時期を迎え、その台数は確実に減り、同時に新型車両も続々と登場することでしょう。
そう遠くない時期に、東京駅を発着する夜行高速バスの光景は大きく変わるかもしれませんね。
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