2024年GW繁忙期の新日本海フェリー「らべんだあ」に乗船してみました

フェリー



<プロローグ>南海バス「サザンクロス」長岡線とバスセンターのカレー

新日本海フェリー「らべんだあ」乗船の前夜、大阪での所用とTM NETWORKのライブ『TM NETWORK 40th FANKS intelligence Days ~YONMARU~ Day37』参戦を終え、大阪駅前(桜橋口JR線高架下)にいた私は、南海バス(本社:堺市)の夜行高速バス「サザンクロス」長岡線で新潟県三条市の東三条駅へ向かいます。
大阪城ホール

南海バス「サザンクロス」長岡線 ・518

南海バス「サザンクロス」長岡線 ・518 大阪駅前にて

南海バス「サザンクロス」長岡線 ・518 シート

南海バス「サザンクロス」長岡線 ・518 サイドロゴ

南海バス「サザンクロス」長岡線 ・518 車窓

22時10分に大阪駅前を発車して9時間40分後の翌日7時50分過ぎ、バスは東三条駅前に到着。
JR東三条駅

東三条駅でJR信越本線に乗り換え、電車に揺られること50分弱で、JR新潟駅に到着します。(写真はイメージです。)
JR東日本 E129

新潟駅から新潟交通の路線バスに乗車して向かったのは、万代シティバスセンター。
もちろん、こちらを食べるためです。
新潟交通商事 バスセンターのカレー

はい、万代そばの「バスセンターのカレー」大盛りです!
久しぶりに食べたかったんですよね。
癖になる味は相変わらず。
今回も美味しくいただきました。

満足したところで、新潟駅に戻り、移転した新潟駅の新バスターミナルを少しだけ見てみます。
新潟駅 新バスターミナル(高架下)_01

新潟駅 新バスターミナル(高架下)_02

新潟駅 新バスターミナル(高架下)_02

新バスターミナルは、新たに整備された万代広場(東エリア)と新潟駅高架下と南口バス乗降場が一つになっており、駅南北を縦貫する形になっています。
駅改札に近い西側に1〜10番線、東側に11〜18番線が配置されています。

駅のコンコースからエレベータやエスカレータで直接のりばへアクセス出来る点は確かに便利だと思いましたが、一方でターミナルの東西間を移動する場合、駅直下部分では地上での行き来が出来ないため、いったん2階の新潟駅コンコースまで上がって、反対側のエレベータ、エスカレータで降りる必要があります。
この構造、バスからバスへ乗り換える方にとってはかなり不便ではないかと。
実際に苦情も複数件寄せられているとのことですが、横断歩道の設置が出来ないものなのか・・・是非とも考えて欲しいなぁと思った次第です。


時間になったところで、新潟駅バスターミナル5番線から新潟交通の路線バスに乗車し、新潟港フェリーターミナルへ。
いよいよ、新日本海フェリー「らべんだあ」に乗船です。

新日本海フェリー「らべんだあ」新潟→小樽の旅【1日目】

11時00分頃 乗船開始

新潟交通の路線バスで新潟港フェリーターミナルに到着した私。

新日本海フェリー 新潟フェリーターミナル_202404_01

大きな船体を改めて目にしたところで、フェリーターミナル2階の待合室へ向かいます。

新日本海フェリー「らべんだあ」 新潟港フェリーターミナル_202404_02

新日本海フェリー「らべんだあ」 新潟港フェリーターミナル_202404_03

通常は1階のカウンターで乗船手続きをするのですが、今回は事前決済済みかつe乗船券を自宅にて印刷済みでしたので、そのまま2階から乗船することが出来ます。

11時00分頃、2階の待合室へ行くと、既に乗船改札が始まっていました。
通常、新潟12時00分発の便の乗船改札開始は11時15分ですが、この日はゴールデンウィーク初日ということもあり、待合室は大混雑。
繁忙期には乗船改札開始時刻を早めることもあるそうです。

印刷済みのe乗船券を係員に提示し、エスカレータで3階乗船口へ。
早速乗船しましょう。

新日本海フェリー「らべんだあ」 新潟港フェリーターミナル乗船

11時10分 船内散策

指定された寝床に荷物を置いたところで、船内を散策してみます。

まずは、4デッキエントランス部です。

新日本海フェリー「らべんだあ」 4デッキ エントランス_01

新日本海フェリー「らべんだあ」 4デッキ エントランス_02

新日本海フェリー「らべんだあ」 4デッキ エントランス_03

新日本海フェリー「らべんだあ」 4デッキ エントランス_04

新日本海フェリー「らべんだあ」 4デッキ エントランス_05

乗船口から船内に入ってすぐの4デッキエントランスは、昨今の大型フェリーの流行でもある「吹き抜け構造」。
中央部にはステージが設けられており、各種イベントはこちらで催されます。

また、案内所(カウンター)はこちらの4デッキに設置。
自販機ゲームコーナーも、こちらのデッキに配置されています。

4デッキに配置されている客室は、カプセルタイプの「ツーリストC」「ツーリストA」と1人用ベッドルーム「ツーリストS」、そして個室の「ステートA(ツイン アウトサイド)」の4種類。
比較的運賃の安いグレードがメインとなっています。
尚、「らべんだあ」「あざれあ」には「ツーリストJ」(2等和室)と「ツーリストB」(2等寝台)がありませんのでご注意を。

ひとつ上がった5デッキには、レストランカフェコーナーショップ(売店)があります。
また、売店の横には、グリルを設置。
スイートルームのお客様に無料で料理がふるまわれる他、一般客も事前に予約することでグリルの料理が楽しめます。(写真の一部はイメージです。)

新日本海フェリー「らべんだあ」 5デッキ レストラン_01

新日本海フェリー「らべんだあ」 5デッキ レストラン_02

新日本海フェリー「らべんだあ」 5デッキ カフェコーナー

新日本海フェリー「らべんだあ」 5デッキ ショップ(売店)

ショップ(売店)・グリル横のプロムナードを進むと、オープンデッキに出られます。

新日本海フェリー「らべんだあ」 5デッキ プロムナード

画像はありませんが、5デッキ船首部には、フリースペース「フォワードサロン」があります。
但し、季節や天候によって前方展望が楽しめない場合がある他、フォワードサロンでの飲食・居眠りは出来ませんのでご注意を。

5デッキに配置されている客室は、カプセルタイプの「ツーリストA」と1人用ベッドルーム「ツーリストS」、そして個室の「ステートA(ツイン インサイド)」「ステートA(和洋室)」「デラックスA(和室)」の5種類。
個室がメインとなっています。


さらにひとつ上がった6デッキには、大浴場スポーツルームがあります。

大浴場は、サウナ、露天風呂を完備した立派な造りが特徴。
湯船は2つあり、コーナーにある湯船はジェットバスになってます。
時間制となっており、夜は22:00まで、小樽発新潟行きは朝は06時00分~08時00分の間も利用することが出来ます。

新日本海フェリー「らべんだあ」 6デッキ 大浴場

同じく6デッキに設置されているスポーツルームは、航行中にひと汗かきたい方にお勧めです。

新日本海フェリー「らべんだあ」 6デッキ スポーツルーム

6デッキに配置されている客室は、上級グレードの「デラックスA(ツイン)」と「スイートルーム」となっています。
いつかはスイートルームに乗船してみたいですね。


4デッキに戻り、共有部分を見てみますが・・・

新日本海フェリー「らべんだあ」 4デッキ 共有部分

見ての通り、広くはないです。
昨今の利用客のニーズを反映してか、個室を増やした分、共有部分のスペースを狭くしています。
5デッキにもキッズコーナーを兼ねた共有部分がありますが、こちらも正直狭いです。
プロムナードで海を見ながらぼーっと過ごす・・・といったことは、閑散期でない限り、まず出来ないと思って良いでしょう。

ひと通り船内を散策したところで、今回お世話になった船室に戻ります。
カプセルタイプの「ツーリストA」です。

新日本海フェリー「らべんだあ」 4デッキ ツーリストA_01

新日本海フェリー「らべんだあ」 4デッキ ツーリストA_02

新日本海フェリー「らべんだあ」 4デッキ ツーリストA_03

新日本海フェリー「らべんだあ」 4デッキ ツーリストA_04

新日本海フェリー「らべんだあ」 4デッキ ツーリストA_05

キルトケット、枕、シーツが装備されている他、電灯付近にはコンセントも完備されています。
2,000円近くの運賃差がある「ツーリストC」との違いがいまいち分からないというのが正直な感想ではありますが、寝ることに関しては問題ないのかなぁという印象を持ちました。

本音をいえば、個室船室を抑えたかったのですが、繁忙期ということで個室は満室。
やむを得ず今回はこちらの「ツーリストA」にしましたが、聞くところによると、この便は全室満席とのこと。
寝床を確保出来ただけでもラッキー!と思うことにしました。


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