東急バス・東急トランセが運行する首都圏~草津温泉間高速バス
上田~草津温泉線「湯畑号」をご紹介しましたが・・・
日本三名泉のひとつ「草津温泉」の人気は衰えることを知りません。
事実、首都圏と草津温泉を結ぶ高速バスは、JRバス関東が運行する「上州ゆめぐり号」をはじめとしてどの路線も盛況であり、ベンチャー企業による高速バスの新設や、既存高速路線バスの草津温泉始発への変更(千曲バス「立川~軽井沢・小諸線」の起終点変更)など、新たな動きも出ています。
そんな中、今回ご紹介するのは、東急バスグループの東急バスと東急トランセが運行する首都圏~草津温泉間高速バスです。
最初にご紹介するのは、二子玉川・渋谷と軽井沢・草津温泉の間を結ぶ高速バス「二子玉川・渋谷~軽井沢・草津温泉線」です。
運行を開始したのは、2017(平成29)年3月16日。
東急トランセ・京王バス・上田バス・西武観光バスの4社共同運行路線として開設されましたが、このうち東京渋谷と草津温泉間を通し運行するのは東急トランセ・京王バス・上田バスの各社便のみ。
西武観光バス便はのちに西武バスに移管され、現在は5月のゴールデンウイークから11月にかけて二子玉川・渋谷~軽井沢間の区間便を担当しています。
一時期、一部便をたまプラーザ駅または二子玉川ライズ・楽天クリムゾンハウスまで延伸しましたが、たまプラーザ駅への延伸はのちに取り止めとなり、代わりに後述の「横浜~軽井沢・草津温泉線」がたまプラーザ駅へ乗り入れることになります。
所要時間は、渋谷マークシティ~草津温泉バスターミナル間が約4時間50分。
運賃は3,000円~3,500円(WEB運賃、ダイナミックプライシング制を採用)となっています。
また、この路線は所要時間が長いことから、途中の関越自動車道上里サービスエリアで10~15分間の休憩停車があります。
運行本数は原則として各社1往復となっていますが、2023年の2月から3月にかけて、週末限定運行の臨時便が1往復新設されており、この臨時便は東急トランセが運行を担当します。
東急トランセは、渋谷駅から比較的近い下馬営業所が運行を担当。
長距離昼行仕様の日野セレガHDまたはいすゞガーラHDを投入しています。
車内はフットレストやレッグレスト、可動式枕を装備した4列ワイドシート38人乗り仕様となっており、長時間の乗車でも快適に過ごせられるようになっています。(写真はイメージです。)
共同運行会社の京王バスや上田バスもそれなりのグレードの車両を投入はしていますが、上記東急トランセの車両と比較すると若干見劣りがする印象を受けるだけに、乗るのであれば東急トランセ担当便を選びたいものです。
続いてご紹介するのは、横浜と軽井沢・草津温泉の間を結ぶ高速バス「横浜~軽井沢・草津温泉線」。
「二子玉川・渋谷~軽井沢・草津温泉線」が東急トランセによる運行に対し、こちらの「横浜~軽井沢・草津温泉線」は東急バスが運行を担当します。
運行を開始したのは、2022年11月1日。
東急バス・相鉄バス・上田バスの3社共同運行路線として開設されました。
この路線の興味深い点は、便によって運行経路が微妙に異なるという点。
これは、一部の便が新横浜駅・たまプラーザ駅を経由するからでして、各々の経由便を乗り比べてみるのも面白いかもしれません。
所要時間は、横浜駅西口~草津温泉バスターミナル間が5時間07分~5時間45分。
運賃は横浜~草津温泉間で4,500円となっています。
こちらの路線も、所要時間が長いことから「二子玉川・渋谷~軽井沢・草津温泉線」と同様に途中の関越自動車道上里サービスエリアで10~15分間の休憩停車があります。
運行本数は各社1往復。
東急バスは、横浜市港北区新羽町にある新羽営業所が運行を担当します。
東急線沿線から空港リムジンバスや高速バスの運行も担当しており、実績は申し分ないといえましょう。
車両は、4列シート38人乗り仕様のいすゞガーラHDを投入。
シート配列は東急トランセの車両と全く同じですが、元々空港リムジンバスで使用していた車両「Super Cabin 38」を転用しているというこもあり、シートはメーカー標準タイプのものを採用しています。
このため、フットレストとレッグレストを装備しておらず、「二子玉川・渋谷~軽井沢・草津温泉線」の車両と比較すると、若干見劣りすると感じるかもしれません。(その分、前のシート下部に足を放り出せるというメリットはありますが・・・。)
私ものりばで乗降の様子を見ていましたが、特に首都圏発の便はどの便も満席近い乗車率で、草津温泉の人気の高さを改めて思い知った次第です。
東急バス・東急トランセが運行する首都圏~草津温泉間高速バス。
JRバス関東「上州ゆめぐり号」に続く首都圏~草津温泉間高速バスとして、今後の利用増を是非ともしたいところです。
残念ながら今回は全区間乗車することは出来ませんでしたが、近いうちに全区間乗車して改めてレビュー出来ればと思っております。
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前回の記事で、上田バスが運行する
日本三名泉のひとつ「草津温泉」の人気は衰えることを知りません。
事実、首都圏と草津温泉を結ぶ高速バスは、JRバス関東が運行する「上州ゆめぐり号」をはじめとしてどの路線も盛況であり、ベンチャー企業による高速バスの新設や、既存高速路線バスの草津温泉始発への変更(千曲バス「立川~軽井沢・小諸線」の起終点変更)など、新たな動きも出ています。
そんな中、今回ご紹介するのは、東急バスグループの東急バスと東急トランセが運行する首都圏~草津温泉間高速バスです。
渋谷マークシティにて乗車改札中の東急トランセ「渋谷・中野~軽井沢・草津温泉線」
草津温泉バスターミナルに入線する東急バス「横浜・たまプラーザ~軽井沢・草津温泉線」
渋谷発着便は東急トランセが運行
最初にご紹介するのは、二子玉川・渋谷と軽井沢・草津温泉の間を結ぶ高速バス「二子玉川・渋谷~軽井沢・草津温泉線」です。
運行を開始したのは、2017(平成29)年3月16日。
東急トランセ・京王バス・上田バス・西武観光バスの4社共同運行路線として開設されましたが、このうち東京渋谷と草津温泉間を通し運行するのは東急トランセ・京王バス・上田バスの各社便のみ。
西武観光バス便はのちに西武バスに移管され、現在は5月のゴールデンウイークから11月にかけて二子玉川・渋谷~軽井沢間の区間便を担当しています。
一時期、一部便をたまプラーザ駅または二子玉川ライズ・楽天クリムゾンハウスまで延伸しましたが、たまプラーザ駅への延伸はのちに取り止めとなり、代わりに後述の「横浜~軽井沢・草津温泉線」がたまプラーザ駅へ乗り入れることになります。
所要時間は、渋谷マークシティ~草津温泉バスターミナル間が約4時間50分。
運賃は3,000円~3,500円(WEB運賃、ダイナミックプライシング制を採用)となっています。
また、この路線は所要時間が長いことから、途中の関越自動車道上里サービスエリアで10~15分間の休憩停車があります。
運行本数は原則として各社1往復となっていますが、2023年の2月から3月にかけて、週末限定運行の臨時便が1往復新設されており、この臨時便は東急トランセが運行を担当します。
東急トランセは、渋谷駅から比較的近い下馬営業所が運行を担当。
長距離昼行仕様の日野セレガHDまたはいすゞガーラHDを投入しています。
車内はフットレストやレッグレスト、可動式枕を装備した4列ワイドシート38人乗り仕様となっており、長時間の乗車でも快適に過ごせられるようになっています。(写真はイメージです。)
共同運行会社の京王バスや上田バスもそれなりのグレードの車両を投入はしていますが、上記東急トランセの車両と比較すると若干見劣りがする印象を受けるだけに、乗るのであれば東急トランセ担当便を選びたいものです。
横浜発着便は東急バスが運行
続いてご紹介するのは、横浜と軽井沢・草津温泉の間を結ぶ高速バス「横浜~軽井沢・草津温泉線」。
「二子玉川・渋谷~軽井沢・草津温泉線」が東急トランセによる運行に対し、こちらの「横浜~軽井沢・草津温泉線」は東急バスが運行を担当します。
運行を開始したのは、2022年11月1日。
東急バス・相鉄バス・上田バスの3社共同運行路線として開設されました。
この路線の興味深い点は、便によって運行経路が微妙に異なるという点。
これは、一部の便が新横浜駅・たまプラーザ駅を経由するからでして、各々の経由便を乗り比べてみるのも面白いかもしれません。
所要時間は、横浜駅西口~草津温泉バスターミナル間が5時間07分~5時間45分。
運賃は横浜~草津温泉間で4,500円となっています。
こちらの路線も、所要時間が長いことから「二子玉川・渋谷~軽井沢・草津温泉線」と同様に途中の関越自動車道上里サービスエリアで10~15分間の休憩停車があります。
運行本数は各社1往復。
東急バスは、横浜市港北区新羽町にある新羽営業所が運行を担当します。
東急線沿線から空港リムジンバスや高速バスの運行も担当しており、実績は申し分ないといえましょう。
車両は、4列シート38人乗り仕様のいすゞガーラHDを投入。
シート配列は東急トランセの車両と全く同じですが、元々空港リムジンバスで使用していた車両「Super Cabin 38」を転用しているというこもあり、シートはメーカー標準タイプのものを採用しています。
このため、フットレストとレッグレストを装備しておらず、「二子玉川・渋谷~軽井沢・草津温泉線」の車両と比較すると、若干見劣りすると感じるかもしれません。(その分、前のシート下部に足を放り出せるというメリットはありますが・・・。)
最後に
以上、東急バス・東急トランセが運行する首都圏~草津温泉間高速バス2路線を簡単にご紹介しましたが、東急線沿線や横浜地区から軽井沢・草津方面へ出掛けるのに便利なバスであることには間違いありません。私ものりばで乗降の様子を見ていましたが、特に首都圏発の便はどの便も満席近い乗車率で、草津温泉の人気の高さを改めて思い知った次第です。
東急バス・東急トランセが運行する首都圏~草津温泉間高速バス。
JRバス関東「上州ゆめぐり号」に続く首都圏~草津温泉間高速バスとして、今後の利用増を是非ともしたいところです。
残念ながら今回は全区間乗車することは出来ませんでしたが、近いうちに全区間乗車して改めてレビュー出来ればと思っております。
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