名鉄バス「どんたく号」乗車記(2007年12月乗車分)

夜行バス,高速バス乗車記

名古屋と九州福岡とを結ぶ夜行高速バス「どんたく号」
1989年の開業以来、数多くの利用者に親しまれている人気路線でもあります。
今般、九州へ行く用事が出来、折角だから・・・ということで、「どんたく号」を往復で利用してみました。

車内は満席!快適なバスで一路福岡へ・・・

今回の出発地は名古屋から。
20時頃、名鉄バスセンターに到着した私は、名鉄バスセンター隣の名鉄百貨店食堂街で軽く食事を済ませ、待合室にてしばしバスの到着を待ちます。
待合室には各路線のパンフレット(時刻表)が置いてあって、手を取って見ているだけでもあっという間に時間が過ぎてしまいます。

20時50分頃、1台のバスが入線して来ました。
福岡行き夜行高速バス「どんたく号」です。
今夜の担当は名鉄バス。
5色で飾られたくじらカラーと三菱純正車体(エアロクイーンⅠ)がマッチしていて、個人的には好きな車両の一つです。
実際に乗車したのは、こちらの車両↓でした。
名鉄バス「どんたく号」 2607

名鉄バス「どんたく号」 2607 リア

早速改札を済ませ車内に入ります。
名鉄バス「どんたく号」 2607 車内

名鉄バス「どんたく号」 2607 シート
車内はごく普通の3列独立シートの夜行高速バス標準仕様となっていますが、A席側のお客様がトイレに行きやすくするために5B席を省略しています。
最近この様な仕様を備えた車両が少なくなってきているだけに、利用する側からすれば非常に助かります。
シート周りを見てみると、昨今の流れからかマルチオーディオコントローラは省略されています。
ところがリクライニングレバーの近くに見慣れない赤いボタンが・・・。
何かと思いましたが、実はこれ、乗務員呼び出し用の非常押しボタン。
しかしこのボタン、大きさが小さく、設置している場所が場所だけに、何らかの弾みで間違って押してしまいそうです。設置場所の再考を望みたいところです。

21時、定刻にバスは出発します。
本日は週末という事もあって、予約段階で満席との事。名鉄バスセンター出発時には数席空席がありましたが、15分後に到着した栄オアシス21で残りの空席分の乗客が乗車、28人満席になりました。
栄出発後、乗務員の方から自己紹介と運行経路、到着時刻、車内設備等の案内が行われ、案内終了後には車内を回って乗客の対応にあたります。きめ細かな対応が名鉄バスの特長なのでしょうが、乗客の立場としては好感が持てます。

バスは名古屋都市高速道路から名神高速をひた走ります。
乗っていて思ったのですが、このバス、とかく静か。エンジン音が殆どしません。唯一する音と言えばタイヤの音と前から聞こえてくる乗務員同士の話し声位。
それもその筈で、実はこのバス、先代エアロクイーンⅠの最終モデルらしく、エンジンや足回りがかなり改良されているとの事。いい車両に当たった様です。

走ること約1時間30分後、バスは多賀サービスエリアに到着。
ここで消灯前の休憩を取ります。
殆どの乗客がバスを降り、一服したりトイレを済ませたり、はたまた自販機で飲み物を買い込む人もいました。かくゆえ自分もトイレと洗顔を済ませ、バスに戻ります。

22時45分、バスは出発。
そして15分後の23時に室内灯が消され、消灯となりました。
このあと翌朝の5時半過ぎまでバスを降りることは出来ません。
就寝の準備を済ませシートを倒すと、すぐさま夢の中へ。翌朝まで目を覚ます事はありませんでした。

関門橋を通過すると・・・福岡到着はもうすぐ

翌朝5時40分、車内の明かりが灯され、乗務員の案内放送で目が覚めます。
5分程走った関門橋手前の壇ノ浦パーキングエリアで朝の休憩タイムです。
すぐさまバスを降り、洗顔を済ませ、まだ夜が明けきらない関門海峡の景色をしばし堪能します。
九州はもう目の前です。

6時、乗客が全員揃ったところでバスは出発しました。
関門橋を渡り、門司インターから北九州都市高速道路に入り30分程走って、最初の到着地である小倉駅前に到着します。
ここで約半数の乗客が下車。
続いての砂津は降車客がおらず通過、その次の黒崎インター引野口では2名が下車します。
引野口から北九州高速道路、九州自動車道、福岡都市高速道路を経由して走ること約1時間、九州の玄関口である博多駅(交通センター)に到着。ここで6人が下車し、残りの6人で終点まで向かいます。
ひっきりなしに走る西鉄の路線バスを眺めながら余韻に浸る事約10分、バスは終点西鉄天神バスセンターに到着しました。
名鉄バス「どんたく号」 2607 西鉄天神BC到着
バスを降りて乗務員からトランクに預けてあった荷物を受け取ります。
乗客は三々五々に散っていき、私も次なる目的地へと向かうのでありました。

約11時間の名鉄バス「どんたく号」の旅。
同社担当便には久しぶりに乗車しましたが、ゆったりした車内にしっかりとした乗務員の応対・・・道中快適に移動することが出来ました。
この後、帰りの「どんたく号」西鉄便は如何に??次の記事に続きます。


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