日ノ丸自動車「大山号」 惜別乗車記(福岡→鳥取)
途中の開放休憩は1箇所のみ 飲食物の購入は乗車前に
22時06分 西鉄天神高速バスターミナル発車
22時06分、定刻1分遅れで西鉄天神高速バスターミナルを発車したバスは、渡辺通りを博多駅方面へ向けて走行。
15分程で博多バスターミナル3階に到着し、乗車扱いを行います。
22時29分、博多バスターミナルを発車。
大博通りに差し掛かったところで、交代乗務員からマイクで到着時刻や車内設備などの案内が行われます。
この日は年末年始の帰省シーズンということもあってか、予約は満席。
乗務員からも「座席の移動はしないようにお願いします」という案内がありました。
22時34分、呉服町ランプから福岡都市高速道路へ。
22時40分、車内灯が減光され、予備灯に切り替ります。
完全消灯は小倉駅前発車後ですが、予備灯に切り替わった段階で多くの乗客がシートを倒して眠る準備をし始めます。
22時43分、福岡インターを通過。
ここから先は、九州自動車道~北九州都市高速道路~関門自動車道(関門橋)~中国自動車道~山陽自動車道~広島自動車道~中国自動車道~松江自動車道~山陰自動車道を経由し、米子・鳥取へと向かいます。
23時20分、黒崎インター引野口を発車。
その後、砂津(チャチャタウン前)に停車し、23時48分頃、最後の乗車停留所である小倉駅前高速バスのりばに到着します。
こちらで残りの乗客が全員乗車し、23時52分、バスは小倉駅前高速バスのりばを発車します。
小倉駅前高速バスのりばを発車したところで、改めて交代乗務員からマイクによる各種案内が行われ、案内放送終了後に完全消灯となりました。
「大山号」は途中、乗務員交代で王司パーキングエリア・宮島サービスエリア・宍道湖サービスエリアの3箇所に停車しますが、このうち乗客が下車出来る開放休憩場所は、翌朝の山陰自動車道宍道湖サービスエリアのみ。
それ以外の王司パーキングエリアと宮島サービスエリアは、乗務員交代と車両点のための停車で乗客は下車出来ませんので注意が必要です。
消灯前の飲食物購入は、乗車前に済ませておきましょう。
完全消灯になったところで、私もシートを倒して眠る準備に。
暫くは起きていましたが、心地良い揺れに誘われ、やがて眠りにつくのでありました。
04時45分~05時00分 宍道湖サービスエリアにて開放休憩
翌朝4時45分、目を覚ますとバスは山陰自動車道の宍道湖サービスエリアに停車していました。
こちらでは、乗務員交代と乗客の開放休憩のために15分間停車。
多くの乗客がバスを降りて、トイレや飲み物の購入などを済ませていました。
12月ということもあり、外は真っ暗です。
米子・倉吉・鳥取へのラストスパートに向けて、バスもしばしのひと休みです。
“福岡⇒鳥取"のLED表示が見られるもの、これが最後になるのでしょうね。
07時35分 鳥取駅バスターミナル到着
05時00分、乗客が全員揃ったところで宍道湖サービスエリアを発車したバスは、山陰自動車道を東へ進みます。
05時28分、米子西インターを通過し、一般道へ。
5分程走行し、定刻よりも16分早い05時34分に、バスは最初の降車停留所である米子駅に到着します。
こちらでは、約半数の乗客が下車していきました。
米子駅から5分程走行した米子中インターから再び山陰自動車道に入ったバスは、30分程東へ進んだ大栄東伯インターで再度山陰自動車道を降り、倉吉市内へ向かいます。
06時32分、倉吉バスセンターに到着。
倉吉バスセンターは、倉吉駅から徒歩10分程の場所に位置し、バスセンターの隣には日本交通倉吉営業所と同社系列の鳥取中央自動車学校があります。
こちらでは5,6名が下車していきました。
倉吉バスセンターからは、10分程一般道を走行した後、はあいインターからみたび山陰自動車道へ。
左手に日本海を眺めながら、終点の鳥取をめざします。
06時53分、青谷インターを通過。
ここから先は、国道9号などの一般道をひた走ります。
07時15分、湖山(湖陵高校前)に到着。
こちらでは2名下車していきました。
その後、千代川を渡ったバスは、鳥取市中心部へ。
そして、07時35分、バスは定刻よりも20分早く終点の鳥取駅バスターミナルに到着しました。
鳥取市は、鳥取県の県庁所在地及び最大の都市。
人口約18万人は、全国の県庁所在地の中で一番人口が少ないそうです。
前回訪れたのは、今から11年前の2011年秋。
この時も、福岡から「大山号」を利用して鳥取入りした記憶があります。
駅前周辺の風景や鳥取駅バスターミナルも11年前と変わっていない様に見えますが・・・
鳥取駅バスターミナルのサイン類が一新されており、より分かりやすくなっていました。
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