日ノ丸自動車「大山号」 惜別乗車記(福岡→鳥取)
目次
32年間の運行お疲れ様でした
以上、日ノ丸自動車「大山号」運行終了直前の模様をご紹介しました。この乗車記だけをお読みいただけると「満席なのになぜに廃止するの?」と思われるかもしれませんが、マスコミ報道などによると、2001年の利用者が約18900人であったのに対し、2021年はおよそ2100人にまで激減していたそうです。
いうまでもなく、最大の原因は新型コロナウイルスの感染拡大。
感染拡大による長期運休が大きな痛手となりました。
大型連休やお盆・年末年始に限定して運行する状況が続いていましたが、昨今の乗務員不足も追い打ちとなり、残念ながら今回の路線廃止という結果にりました。
かつての急行列車「さんべ」から特急列車「いそがぜ」、そして「大山号」と続いていた福岡県と鳥取県を乗り換えなしで結ぶ陸路の交通機関は、今回の「大山号」の廃止により消滅することになります。
時代の流れといえばそれまでですが、やはり「寂しい」というのが正直な想いです。
ですが、逆に考えると、福岡~鳥取間という決してメジャーでない区間で32年間も運行を続けてくれたことに、ある意味感謝しなければいけないのかもしれません。
同社に限らず、夜行高速バスの事業はかつてない厳しい環境に置かれています。
今後どう転ぶか分かりませんが、もし今後何らかの機会で日ノ丸自動車が再び夜行高速バスの事業を行うようなことがあれば、陰ながら応援出来ればと思っています。
繰り返しになりますが、夜行高速バス「大山号」は、2023年1月8日福岡発の便をもって32年の歴史に幕を閉じます。
「32年間、本当にお疲れさまでした!」
【乗車データ】
- 乗車日:2022/12/28
- 乗車区間:
西鉄天神高速バスターミナル→鳥取駅バスターミナル - 運行会社:日ノ丸自動車
- 車両:日野/セレガHD(QRG-RU1ESBA)
- 年式:2016年式
- 所属:本社・鳥取営業部
- 社番:686
【追伸】
「大山号」が到着した頃、鳥取駅バスターミナル1番のりばでは日本交通「山陰特急バス」大阪行きが乗車改札を行っていましたが、車両を見てみると・・・なんと、「大山号」の専用車としても活躍していた468号車(三菱エアロエース ORG-MS96VP)が運用に充てられていました。
最後まで日本交通の車両が福岡に来ることはありませんでしたが、この様な形で別の用途に使用されている姿を見て、いちバスファンとしては安堵しますね。
「大山号」が到着した頃、鳥取駅バスターミナル1番のりばでは日本交通「山陰特急バス」大阪行きが乗車改札を行っていましたが、車両を見てみると・・・なんと、「大山号」の専用車としても活躍していた468号車(三菱エアロエース ORG-MS96VP)が運用に充てられていました。
最後まで日本交通の車両が福岡に来ることはありませんでしたが、この様な形で別の用途に使用されている姿を見て、いちバスファンとしては安堵しますね。
日本交通「山陰特急バス」鳥取~神戸・大阪線(もと「大山号」専用車)
【おまけ】動画にしてみました
日ノ丸自動車「大山号」 惜別乗車の模様を動画にしてみました。
現在、Youtubeにて公開しています。
宜しければご覧いただけると幸いです。
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