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JR九州バス「出雲ドリーム博多2号」 福岡→出雲市 簡単な乗車記

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九州福岡と山陰島根を結ぶ夜行高速バス「出雲ドリーム博多号」
中国JRバス(本社:広島市)とJR九州バス(本社:福岡市)が共同で運行しており、同路線の前身ともいえる「出雲路号」(西日本鉄道・一畑バス)から数えると、実に30年以上の歴史を誇る路線でもあります。

以前にこのブログで、中国JRバス便に乗車した時の模様をご紹介しましたが、

中国JRバス「出雲ドリーム博多号」 641-3955_01
中国JRバス「出雲ドリーム博多号」

実は先日、所用で福岡から島根へ移動することになり、その際に「出雲ドリーム博多号」JR九州バス担当便に乗車する機会がありました。
というわけで、今回は「出雲ドリーム博多号」JR九州バス担当便に乗車した時の模様をご紹介します。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656_201
JR九州バス「出雲ドリーム博多号」

JR九州バスが運行する夜行高速バスに乗車したのは、2012年秋に乗車した「広福ライナー」(福岡~広島・福山)の夜行便に乗車して以来、約10年ぶり。
しかも、同社が保有する3列シート夜行高速仕様車に乗車するのは、事実上今回が初となります。
いったいどんなバスなのか、今から楽しみです。

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赤一色の目立つカラーリングが目立つJR九州バス担当便

やって来たのは、ご存知、JR博多駅博多口にある博多バスターミナル
九州有数の主要バスターミナルのひとつとして有名です。
商業施設としても充実しており、昼夜を問わず多くの方で賑わっています。(写真はイメージです。)

夜の博多バスターミナル

「出雲ドリーム博多号」の博多バスターミナル発車時刻は22時45分。
3階35番のりばから発車します。
同バスターミナルを発車する高速バスの中でも遅い発車時刻の部類に入ります。

夜の博多バスターミナル_02

早めにのりばに到着すると、22時15分発の大阪・京都行きウィラーエクスプレス(日本高速バス担当便)が乗車改札を行っていました。
2台運行で2台とも満席という盛況ぶり。
時代の流れとはいえ、かつての「ムーンライト号」(西日本鉄道・阪急観光バス)の廃止が悔やまれます。

夜の博多バスターミナル_03 ウィラーエクスプレス(日本高速バス)改札中

乗車直前に予約したということもあり、今回は窓口にて直接乗車券を発券してもらいました。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 乗車券

乗車した車両はこちら。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656

JR九州バス博多支店所属744-16556(4656)号車(三菱エアロクイーン QTG-MS96VP)です。
同社が「出雲ドリーム博多号」に参入するにあたり導入された車両で、お馴染み赤一色のカラーリングが遠くからでも目立ちます。

車内は、3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様。
ブラックに近い紺色のシート地に小さな斑点模様が入った、独特のシートモケット柄を採用しています。
通路カーテンは窓側座席に設置。
トイレは、車内中央部の階段を下りたところにあります。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 車内

シートは、天龍工業製の夜行用シートを採用。
クッションの厚さもそれなりにあって、座り心地も快適です。
例えるなら、南海バス「サザンクロス」やとさでん交通の夜行用車両に採用されているシートに腰掛けている感覚に近いといえるでしょうか。
また、写真を見ていただけると分かる通り、このシートは肘掛け部分が倒れないようになっており、バブル期に登場した夜行用シートを彷彿させる構造になっています。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 シート

もちろん、足置き台やレッグレストも完備。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 足置き台・レッグレスト

モバイル充電用コンセントは、肘掛先端操作レバーの下に設置しています。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 コンセント

座席の手すり部分には、感染症対策を促す注意喚起案内が掲げられていました。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 感染症対策を促す注意喚起案内

この路線には、到着地での朝食&朝風呂サービスを実施。
その案内チラシがシートポケットに入っています。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 朝食&朝風呂サービス案内チラシ

と、JR九州バス「出雲ドリーム博多号」の外観と車内を簡単にご紹介しましたが、共同運行会社の中国JRバスが現在投入しているハイグレードの「グランドリーム」仕様車と比較しても、遜色のない車内設備を有しているという印象を受けました。
福岡~島根間約9時間の移動時間を快適に過ごせられそうです。

中国JRバス「出雲ドリーム博多号」 641-7961 松江駅にて
共同運行会社の中国JRバスはハイグレードの「グランドリーム」仕様車を投入
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途中休憩は2回 深夜の工事規制で遅延が・・・

22時45分 博多バスターミナル発車

定刻に博多バスターミナルを発車したバスは、大博通りから呉服町ランプへ。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 博多バスターミナル発車前

呉服町ランプから福岡都市高速道路に入ったところで、乗務員からの案内と自動放送による各種案内があります。
その間、バスは福岡都市高速道路から九州自動車道へ。
この後、九州自動車道~北九州高速道路を経て、北九州小倉へと向かいます。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 九州自動車道走行中

小倉の乗降場所は、西鉄が使用する小倉駅前高速バスのりばではなく、新幹線口側の停留所となるので注意。
こちらでは、数人の乗客がバスの到着を待っていました。

23時55分、小倉駅新幹線口を発車。
一般道~北九州都市高速道路を経由し、門司インターから関門自動車道に入ります。

00時25分~00時45分 めかりパーキングエリアにて開放休憩

小倉駅新幹線口を発車してちょうど30分、バスは消灯前の開放休憩場所でもある関門橋手前のめかりパーキングエリアに到着します。
こちらでは、20分間停車しました。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 めかりPAにて_03

和布刈公園の一角に位置し、関門橋や対岸の下関市、壇ノ浦を展望出来る位置にあるめかりパーキングエリア。
2021年秋に全面リニューアル工事が竣工し、すっかり新しくなりました。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 めかりPA_01

より充実した売店、飲食スペースも見逃せないのですが、私個人的にお勧めしたいのは、やはり新設された展望スペース
ここからの景色、特に夜景は是非一度見ておくことをお勧めします。
デートにも最高ですね。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 めかりPA_02
JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 めかりPA_03

バスも、このあとの走行に向けて、しばしのひと休みです。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 めかりPAにて_01

06時30分~06時45分 道の駅たたらば壱番地にて開放休憩

めかりパーキングエリアを発車したバスは、関門橋を渡り本州に入ったところで消灯。
シートを倒し目を瞑ると夢の中に入ってしまい、翌朝まで目を覚ますことはありませんでした。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 めかりPA発車時

翌朝6時15分、目を覚ますと、バスは道の駅たたらば壱番地の駐車場に停車していました。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 道の駅たたらば壱番地_01

あれっ?普段であればもっと先に進んでいるような気が・・・

乗務員の案内放送で多くの乗客が起床します。
と、ここで乗務員から、

「松江道・山陰道夜間工事通行止めと時間調整のため、約40分遅れで運行しております。」

との案内が。

そう、実はこの日、中国横断自動車道尾道松江線において工事による夜間通行止めを行っており、中国自動車道江の川パーキングエリアで通行止め規制解除まで待機していたのです。
このことは、JR九州バスの公式サイトでも事前に公表をしていましたが、すっかり失念していました(笑)。

とはいえ、発車時のJR九州バスの乗務員からはこのことに関する説明が一切なく、途中から交代乗務した中国JRバスの乗務員による道の駅たたらば壱番地到着時の案内で初めて知る人も。
松江駅もしくは出雲市駅でJR線に乗り換えるのか、開放休憩時に到着時刻の目安を確認する乗客の方も数名おられました。

事故や自然災害など突発的事象による遅延ならともかく、夜間工事通行止めの情報は事前に分かっている筈で、しかも自社の公式サイトでもその旨案内しているわけですから、少なくても福岡発車直後に案内して欲しかったです。

案内放送が終了後、バスのドアが開けられ、15分間の開放休憩となりました。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 道の駅たたらば壱番地にて_01

道の駅たたらば壱番地は、島根県雲南市吉田町吉田にある道の駅で、隣接して松江自動車道雲南吉田ICが設けられています。
トイレ、自販機、売店、レストランが併設されている他、周辺自治体の生活路線バス、高速バス「グランドアロー」「みこと号」の一部便も乗り入れています。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 道の駅たたらば壱番地_02

因みに、名称の「たたらば」ですが、『秘密結社鷹の爪』に登場する「吉田くん」の住所とのこと。
何のことか私には分かりません・・・。

バスも、ラストスパートに向けて、しばしのひと休みです。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 道の駅たたらば壱番地にて_02
JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 道の駅たたらば壱番地にて_03

08時32分 JR出雲市駅到着

06時30分、乗客が全員揃ったところで、バスは道の駅たたらば壱番地を発車。
松江自動車道を北上し、松江、出雲へと向かいます。
高速木次、山陰道宍道、山陰道玉造は降車客がいないため通過。
そのまま松江駅へ直行することになりました。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 朝の車窓_01
JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 朝の車窓_02

三刀屋木次料金所を通過したバスは、07時08分に宍道ジャンクションを通過。
山陰自動車道を東へ進みます。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 朝の車窓_03 宍道ジャンクションを通過
JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 朝の車窓_04

10分程走行した松江西インターで山陰自動車道とはいったんお別れ。
松江市街に近づくにつれ、左手には宍道湖が見えて来ます。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 朝の車窓_05

07時32分、44分遅れでバスは松江駅に到着。
JR山陰本線、松江市営バス、松江管内の一畑バスにお乗り換えの方はこちらが便利です。
島根県の県庁所在地ということもあってか、こちらでは8割以上の乗客が下車していきました。

JR松江駅
JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 松江駅バス停

松江駅で降車扱いを終えたバスは、 松江西インターから再び山陰自動車道へ。
20分程走行した斐川インターで乗客1名を降ろし、斐川インター先は田園風景を眺めながら進んでいきます。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 朝の車窓_06

斐伊川を渡り、JR山陰本線と一畑電車の高架が見えると、終点の出雲市駅到着はもうすぐです。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 朝の車窓_07

そして、定刻から遅れること44分の08時32分、バスは終点の出雲市駅に到着しました。
JR山陰本線、出雲大社方面行きなど出雲管内の一畑バス、および一畑電車にお乗り換えの方はこちらが便利です。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 出雲市駅到着

出雲大社を模したJR出雲市駅の駅舎。
出雲に来たことを改めて実感します。

JR出雲市駅 駅舎
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最後に

この路線に乗車したのは約2年半ぶり、JR九州バス担当便の乗車は事実上初でしたが、今回の乗車を通じて「車内設備の良さ(快適さ)」「路線としての使い勝手の良さ」を改めて実感しました。

まず、車両についてですが、シート自体が通常のものよりハイグレードなものを採用していることや、暗めのシートモケットの選択、通路カーテンの採用など、落ち着いて休めるという印象を受けました。
人によって多少評価が変わってくると思いますが、今回ご紹介した車両・車内であれば、共同運行会社の中国JRバス投入している「グランドリーム」仕様車と比較しても遜色がない仕様といえましょう。
約9時時間の移動時間を快適に過ごせられると思います。

そして、使い勝手の良さという点においても、夜比較的遅く出発して朝の活動時間直前に目的地に到着するという、夜行バスとしては王道かつお手本の様なダイヤを組んでおり、通常の利用の仕方であれば、全く問題なく利用出来るのではないでしょうか。

中間地点での乗務員交代による完全ワンマン運行しかり、弾力的な変動制運賃の導入しかり、JRハイウェイバスならではの特色の強さというのも健在でした。

車窓の素晴らしさもおすすめポイントのひとつ。
めかりパーキングエリア(または壇ノ浦パーキングエリア)からの関門海峡の景色も素晴らしいですが、中国山地や宍道湖、出雲市付近の田園風景など、山陰側の風景も見逃せません。

ビジネスに、観光に、所用に十分使える便利な「出雲ドリーム博多号」。
もし機会がありましたら一度乗車してみてはいかがでしょうか。

JR九州バス「出雲ドリーム博多号」 4656 道の駅たたらば壱番地にて_04

【乗車データ】

  • 乗車日:2022/08/25
  • 乗車区間:
    博多バスターミナル→出雲市駅
  • 運行会社:JR九州バス
  • 車両:三菱/エアロクイーン(QTG-MS96VP)
  • 年式:2016年式
  • 所属:博多支店
  • 社番:744-16556(4656)
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【おまけ】動画にしてみました

今回ご紹介したJR九州バス「出雲ドリーム博多2号」乗車の模様を動画にしてみました。
現在、Youtubeにて公開しています。
宜しければご覧いただけると幸いです。

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