JR北海道 261系1000代でゆく特急「おおぞら」札幌~釧路日帰り旅 【HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスの旅】
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」。
北海道が実施する「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」を活用し発売されるもので、6日間12,000円で乗り放題という破格な価格設定で大人気のフリーきっぷでもあります。
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は、これまで2度発売されています。
1度目(2021年度)は、当初2021年11月5日から2022年2月28日まで発売(利用期間は2021年11月6日から2022年3月31日まで)でしたが、緊急事態宣言に伴い、2022年1月27日以降は発売を休止していました。
その後、2022年3月22日に発売再開と利用期間延長がアナウンスされます。
これが事実上2度目の発売となるわけですが、再開後の発売期間は2022年3月25日から6月24日まで、利用期間は2022年3月26日から6月30日までとなっていました。
2022年5月20日に発売期間と利用期間の再延長がアナウンスされ、再延長後の発売期間は2022年8月31日まで、利用期間は2022年9月30日までとなっていました。
しかし、予想以上の売れゆきとなり、発売期間終了を待たずに販売予定枚数の上限に達したため、2022年7月8日をもっていったん発売終了となりました。
再発売については、マスコミなどで大きく取り上げられ、期待の高さを伺い知ることにもなりました。
気になるきっぷの概要ですが、以下の様になっています。
<きっぷの概要>
JR北海道内の在来線特急・快速・普通列車の普通車自由席、ジェイ・アール北海道バス(一部路線を除く)が連続する6日間乗り降り自由なきっぷ。
※北海道新幹線には乗車出来ません。
※普通車指定席(SLを除く)も4回まで利用可能です。
※以下のバスは利用出来ません。
・札幌~旭川間、札幌~帯広間、札幌~紋別間、札幌~えりも間、札幌~広尾間の都市間バス
・臨時バス
<ねだん>
大人 12,000円
※こどもの設定はありません。
<利用期間>
2022年9月2日~2023年1月31日
※2023年1月26日利用開始分まで
<発売期間>
2022年9月1日~2022年12月31日
※2023年1月26日利用開始分までの発売
利用開始日の1ヶ月前から前日まで発売
※当日の発売はありません。
<発売箇所>
JR北海道の主な駅の話せる券売機、指定席券売機、みどりの窓口
※JR北海道以外では発売しません。
先述の通り、このきっぷは北海道が実施する「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」を活用しており、北海道からの補助金を元に算定した販売予定枚数が設定されるため、上限に達した場合は販売期間中でも発売を終了することになっています。
販売終了が近づきましたらJR北海道公式サイトなどで発表されますが、今回の販売もすでに人気となっていますので、利用したい方は早めの方が良いでしょう。
で、実は私、恥ずかしながらこのきっぷの利用機会をずっと逃しておりまして、これまで利用出来ずにいました。
ですが、9月の初旬にまとまった休みが取れたこともあり、折角だから・・・ということで「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を購入、6日間JR北海道の主要特急列車を乗り倒す旅に出ることにしたのです。
そこで、今回から数回に分けて、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を使っての『JR北海道の主要特急列車を乗り倒す旅』の模様を簡単にご紹介します。
1回目の今回は、特急「おおぞら」で釧路・帯広を巡る日帰り旅。
いったい、どんな鉄道旅になったのでしょうか。
室蘭、函館、帯広、釧路方面への特急列車全列車が停車する、札幌市内の駅の中でも乗り降りの多い主要駅のひとつです。
まずは、こちら新札幌から特急「おおぞら1号」に乗車し、一気に釧路へ移動します。
新札幌の発車時刻は06時56分。
ご存知、261系1000代特急型気動車が入線します。(写真はイメージです。)
「おおぞら」といえば、「スーパーおおぞら」の時代から活躍していた283系特急型気動車が有名ですが、2022年3月のダイヤ改正で全列車261系1000代に統一されました。
ひとつの役目を終えた283系は、2023年以降に特急「オホーツク」「大雪」で新たな活躍を始めますが、特急「おおぞら」が261系1000代に統一されるあたり、時代の流れを改めて実感します。
新札幌での停車時間は僅か。
乗車を確認次第、すぐの発車となります。
新札幌を発車した列車は、南千歳まで千歳線を走行し、南千歳からは石勝線へ。
北海道らしい雄大な景色が、車窓一面に広がります。
追分、新夕張、トマムに停車した列車は、エンジン音を唸らせながら狩勝峠を越えて十勝地方へ。
新得を過ぎ、十勝平野が見えると、道東最大の都市「帯広市」はすぐそこです。
09時18分、帯広に到着。
こちらで出張客と思わしき多くの乗客が降りていきます。
隣には、H100形気動車が停車。
2022年3月のダイヤ改正で、道東地区にもH100形が大量投入されました。
帯広を発車した列車は、札内川を渡り、釧路へ向けてひた走ります。
池田を発車すると、終点の釧路までノンストップ。
浦幌、直別を過ぎると、僅かの区間ではありますが、右手には太平洋が見えて来ます。
音別を過ぎると、再び太平洋が。
終着の釧路が近づいて来ました。
新札幌を発車して約4時間後の10時57分、列車は終着の釧路に到着しました。
「景色を眺めているうちにあっという間に着いてしまった」という感覚は、今回も同じでした。
こちらの駅舎も健在です。
到着後、列車は車内清掃を実施し、折り返し特急「おおぞら6号」として札幌へ向かいます。
(次ページに続きます。)
JR北海道の特急含む道内のJR全線が6日間乗り放題となる
北海道が実施する「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」を活用し発売されるもので、6日間12,000円で乗り放題という破格な価格設定で大人気のフリーきっぷでもあります。
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の原券
「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」は、これまで2度発売されています。
1度目(2021年度)は、当初2021年11月5日から2022年2月28日まで発売(利用期間は2021年11月6日から2022年3月31日まで)でしたが、緊急事態宣言に伴い、2022年1月27日以降は発売を休止していました。
その後、2022年3月22日に発売再開と利用期間延長がアナウンスされます。
これが事実上2度目の発売となるわけですが、再開後の発売期間は2022年3月25日から6月24日まで、利用期間は2022年3月26日から6月30日までとなっていました。
2022年5月20日に発売期間と利用期間の再延長がアナウンスされ、再延長後の発売期間は2022年8月31日まで、利用期間は2022年9月30日までとなっていました。
しかし、予想以上の売れゆきとなり、発売期間終了を待たずに販売予定枚数の上限に達したため、2022年7月8日をもっていったん発売終了となりました。
目次
3度目の販売 気になるきっぷの概要は?
ところが、その約2週間後、JR北海道は「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の再発売を発表したのです。再発売については、マスコミなどで大きく取り上げられ、期待の高さを伺い知ることにもなりました。
気になるきっぷの概要ですが、以下の様になっています。
【「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」の概要】
<きっぷの概要>
JR北海道内の在来線特急・快速・普通列車の普通車自由席、ジェイ・アール北海道バス(一部路線を除く)が連続する6日間乗り降り自由なきっぷ。
※北海道新幹線には乗車出来ません。
※普通車指定席(SLを除く)も4回まで利用可能です。
※以下のバスは利用出来ません。
・札幌~旭川間、札幌~帯広間、札幌~紋別間、札幌~えりも間、札幌~広尾間の都市間バス
・臨時バス
<ねだん>
大人 12,000円
※こどもの設定はありません。
<利用期間>
2022年9月2日~2023年1月31日
※2023年1月26日利用開始分まで
<発売期間>
2022年9月1日~2022年12月31日
※2023年1月26日利用開始分までの発売
利用開始日の1ヶ月前から前日まで発売
※当日の発売はありません。
<発売箇所>
JR北海道の主な駅の話せる券売機、指定席券売機、みどりの窓口
※JR北海道以外では発売しません。
先述の通り、このきっぷは北海道が実施する「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」を活用しており、北海道からの補助金を元に算定した販売予定枚数が設定されるため、上限に達した場合は販売期間中でも発売を終了することになっています。
販売終了が近づきましたらJR北海道公式サイトなどで発表されますが、今回の販売もすでに人気となっていますので、利用したい方は早めの方が良いでしょう。
で、実は私、恥ずかしながらこのきっぷの利用機会をずっと逃しておりまして、これまで利用出来ずにいました。
ですが、9月の初旬にまとまった休みが取れたこともあり、折角だから・・・ということで「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を購入、6日間JR北海道の主要特急列車を乗り倒す旅に出ることにしたのです。
そこで、今回から数回に分けて、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を使っての『JR北海道の主要特急列車を乗り倒す旅』の模様を簡単にご紹介します。
1回目の今回は、特急「おおぞら」で釧路・帯広を巡る日帰り旅。
いったい、どんな鉄道旅になったのでしょうか。
特急「おおぞら1号」で一気に釧路へ
やって来たのはは、自宅の最寄り駅でもある新札幌駅。室蘭、函館、帯広、釧路方面への特急列車全列車が停車する、札幌市内の駅の中でも乗り降りの多い主要駅のひとつです。
まずは、こちら新札幌から特急「おおぞら1号」に乗車し、一気に釧路へ移動します。
新札幌の発車時刻は06時56分。
ご存知、261系1000代特急型気動車が入線します。(写真はイメージです。)
「おおぞら」といえば、「スーパーおおぞら」の時代から活躍していた283系特急型気動車が有名ですが、2022年3月のダイヤ改正で全列車261系1000代に統一されました。
ひとつの役目を終えた283系は、2023年以降に特急「オホーツク」「大雪」で新たな活躍を始めますが、特急「おおぞら」が261系1000代に統一されるあたり、時代の流れを改めて実感します。
新札幌での停車時間は僅か。
乗車を確認次第、すぐの発車となります。
新札幌を発車した列車は、南千歳まで千歳線を走行し、南千歳からは石勝線へ。
北海道らしい雄大な景色が、車窓一面に広がります。
追分、新夕張、トマムに停車した列車は、エンジン音を唸らせながら狩勝峠を越えて十勝地方へ。
新得を過ぎ、十勝平野が見えると、道東最大の都市「帯広市」はすぐそこです。
09時18分、帯広に到着。
こちらで出張客と思わしき多くの乗客が降りていきます。
隣には、H100形気動車が停車。
2022年3月のダイヤ改正で、道東地区にもH100形が大量投入されました。
帯広を発車した列車は、札内川を渡り、釧路へ向けてひた走ります。
池田を発車すると、終点の釧路までノンストップ。
浦幌、直別を過ぎると、僅かの区間ではありますが、右手には太平洋が見えて来ます。
音別を過ぎると、再び太平洋が。
終着の釧路が近づいて来ました。
新札幌を発車して約4時間後の10時57分、列車は終着の釧路に到着しました。
「景色を眺めているうちにあっという間に着いてしまった」という感覚は、今回も同じでした。
こちらの駅舎も健在です。
到着後、列車は車内清掃を実施し、折り返し特急「おおぞら6号」として札幌へ向かいます。
(次ページに続きます。)