西日本JRバス「グラン昼特急4号」（京都→新宿・東京） 749-20936号車

2022年6月10日昼行高速バス,高速バス乗車記

途中休憩は3回、道の駅で乗務員交代

09時10分、定刻に京都駅中央口（烏丸）を発車したバスは、京都ならではの風景を楽しみながら京都の街中を20分程走行した後、京都東インターから名神高速道路に入ります。

車内では、モニターを用いた自動放送による各種案内が行われます。
もちろん、西日本JRバスの公式キャラクター「にしばくん。」も登場します。

10分程走行したところで、草津ジャンクションを通過。
ここから先は、進路を新名神高速道路に変え、滋賀県、三重県、愛知県方面へと進みます。

東阪間の「グラン昼特急号」は、途中3回の開放休憩が設定されています。
1回目の休憩は、滋賀県の新名神高速道路甲南パーキングエリア。
こちらでは約20分間停車しました。

展望スペースです。
長閑な風景を一望することが出来ます。

バスもしばしのひと休みです。
隣には、同じく西日本JRバスの名古屋行き「名神ハイウェイバス」が停車していました。

甲南パーキングエリアを発車したバスは、山間のハイウェイを走行。
亀山西ジャンクション、四日市ジャンクションを通過し、伊勢湾岸自動車道を走行したバスは、豊田東ジャンクションから新経路の新東名高速道路に入ります。

12時05分、新庄インターでいったん高速道路を降り、近隣の道の駅もっくる新城に立ち寄ります。
こちらでは、乗降扱いと2回目の開放休憩として20分間停車しました。

西日本JRバス「グラン昼特急4号」　749-20936　道の駅もっくる新城_02

この度の「ドリーム号」「昼特急号」の運行経路変更は、JRバス関東と愛知県新城市が2021年4月に包括連携協定を締結したことによるもの。
この協定に基づき、道の駅もっくる新城内のバス停から東京・横浜方面、京都・大阪方面それぞれにダイレクトにアクセス出来る高速バスに乗降出来るようにした他、静岡県浜松市にあったJRバス関東の交代施設（東名三ヶ日支店）を道の駅もっくる新城の近隣に移転し、新たな乗務員交代拠点としたのです。

西日本JRバス「グラン昼特急4号」　749-20936　JR<br />
JRバス関東新城支店

三ケ日から移転したJRバス関東の新支店（新城支店）

20分間の休憩時間を利用し、乗務員交代と引継ぎを行います。

西日本JRバス「グラン昼特急4号」　749-20936　道の駅もっくる新城にて_01

西日本JRバス「グラン昼特急4号」　749-20936　道の駅もっくる新城にて_02

休憩時間を利用して足湯に浸かりたかったのですが・・・新型コロナウイルス感染拡大防止の理由で、足湯は閉鎖されていました。

西日本JRバス「グラン昼特急4号」　749-20936　道の駅もっくる新城　足湯（閉鎖中）

道の駅もっくる新城を発車したバスは、新城インターから再度新東名高速道路へ。
1時間40分程走行し、御殿場ジャンクションからは東名高速道路に入ります。

3回目の開放休憩場所は、ご存知、東名高速道路足柄サービスエリア。
東名高速道路のサービスエリアの中でも有数の広さを誇るサービスエリアとして有名です。

こちらでは30分間停車。
昼食の時間にしては遅いですが、30分もあればちょっとした食事をとることも可能だと思います。

駐車スペースには、JR東海バスの東京行き「新東名スーパーライナー10号」（三菱エアロキング）と西日本JRバスの町田・横浜行き「横浜グラン昼特急大阪2号」（いすゞガーラHD）が停車していました。
こちらにも機会があれば是非乗りたいですね。

JR東海バス「新東名スーパーライナー10号」

西日本JRバス「横浜グラン昼特急2号」

足柄サービスエリアを発車したバスは、東名高速道路を新宿・東京へ向けてラストスパート。
「山越え」区間を通過したところまでは順調でしたが・・・

海老名ジャンクション付近から渋滞に巻き込まれます。

東名東京料金所を通過し、首都高速道路用賀料金所に差し掛かったところで、用賀パーキングエリアにて降車扱いを行うことになりました。
こちらでは3名が下車。
この後、東急田園都市線に乗り換えて目的地へ急ぐのでしょうか・・・。

西日本JRバス「グラン昼特急4号」　749-20936　用賀パーキングエリア到着

池尻大橋バス停での降車客がいなかったことから、バスは首都高速道路を大橋ジャンクションから初台南ランプまで直進。
その後、夕暮れの新宿副都心の風景を眺めながら、バスは約30分遅れの17時00分にバスタ新宿（新宿高速バスターミナル）に到着しました。

終点は東京駅日本橋口ですが、今回もこの後の予定の都合でこちらにて下車。
東京駅へ向けて走り去るバスの後姿を見届け、次なる目的地へと向かうのでありました。

最後に

スカニア／バンホール製2階建て「グラン昼特急号」の乗車は今回が事実上2度目となります。
以前にも書きましたが、車両の完成度の高さは流石だと思います。
「静かな走行音」「安定した走り」「揺れの少なさ」「軋み音の少なさ」「トランク容量の大きさ」など、目を見張る点が多かったです。

同型車のレビュー後の感想は、以前にご紹介したJRバス関東「グラン昼特急8号」乗車記にも書いていますので、詳細はそちらをご覧いただくとして、こと「グラン昼特急」においては、最前席からの車窓を是非とも楽しんで欲しいです。
昼行高速バスの素晴らしさ、楽しさを再認識出来ること間違いないと思います。

現在、新型コロナ感染拡大防止による臨時ダイヤで運行しているために、今後運行時刻が変わることがあります。
運行ダイヤなど最新情報は、運行会社（JRバス関東・西日本JRバス）の公式サイトなどでご確認をお願いいたします。