庄内交通「夕陽号」京都・大阪線 （大阪→酒田） 簡単な乗車記 ～約1年ぶりの運行再開から再運休へ～
途中休憩は2回 目覚めると目の前には日本海が・・・
始発は大阪市中央区の湊町バスターミナル（なんばOCAT）ですが、今回私は南海なんば駅直結の南海なんば高速バスターミナルから乗車。スイスホテル大阪5階玄関前に位置し、待合室も完備しています。
南海なんば駅からのアクセスが少し分かり難い場所ですが、駅からさほど歩かずにゆったりとした環境でバスを待ちたい方には便利なバスターミナルです。
19時50分、バスが入線。
乗車改札を行い、発車を待ちます。
19時55分 なんば高速バスターミナル発車
19時55分、バスは南海なんば高速バスターミナルを発車。
大阪駅前（桜橋口JR高架下）で数名の乗客を乗せ、私を含め6名の乗客をの乗せたバスは、梅田ランプから阪神高速道路に入ります。
この後は、阪神高速道路から第2京阪道路へ。
高速京田辺（JR松井山手駅近く）にて乗車扱いを行い、京都市内へと向かいます。
21時30分、京都駅八条口（ホテル京阪前）にて最後の乗車扱いを行い、バスは発車。
京都南インターから名神高速道路に入り、この先は名神高速道路から北陸自動車道〜日本海東北自動車道〜国道7号線などを経由し、鶴岡・酒田へ向けてひた走ります。
この便の乗客は、私を含めて6名。
このご時世、仕方がないとはいえ、この数字は今後も路線が維持出来るのかどうか・・・いち利用者として不安になる数字です。
23時02分〜23時15分 賤ヶ岳サービスエリアにて開放休憩
途中の開放休憩は、全部で2回。
最初の休憩場所は、京都から走ること約1時間半経過した場所に位置する、北陸自動車道賤ヶ岳サービスエリアになります。
順調に走行すると、23時前後に到着。
こちらでは13分間停車しました。
賤ヶ岳サービスエリアは、北陸自動車道有数のサービスエリアのひとつ。
乗用車やトラックも数多く停車しています。
私も、トイレと飲料を購入し、就寝の準備を済ませます。
バスも、深夜走行に向けてひと休みです。
06時38分〜06時50分 道の駅あつみ「しゃりん」にて開放休憩
賤ヶ岳サービスエリアを発車したバスは、北陸自動車道をひた走ります。
シートを倒して目を瞑ると、いつしか夢の中へ。
翌朝、日が昇るまで目を覚ますことはありませんでした。
翌朝、カーテンの隙間から外を覗くと、バスは新潟県村上市の日本海東北自動車道朝日まほろばインターを流出して、国道7号線に入るところでした。
暫くは、山間の国道をひた走りますが、
やがて、新潟県と山形県の県境に差し掛かり、進路を北西方向に進むと、やがて日本海が見えて来ます。
ここから暫くは、左手に日本海を眺めながら進みます。
実は、ここから先の車窓が、この路線の下り便（大阪・京都→鶴岡・酒田）の見どころのひとつでありまして、数ある日本国内の夜行高速バスの中でも、早朝から海岸線の景色が楽しめる路線は、この路線を含めて数える程しかありません。
特に、大阪・京都〜鶴岡・酒田線の下り便の朝の車窓はとても美しく、一見の価値があるといえましょう。
06時38分、バスは2回目の開放休憩場所である道の駅あつみ「しゃりん」に到着。
こちらでは、06時50分までの12分間停車しました。
あつみ「しゃりん」は、山形県鶴岡市早田字戸ノ浦に位置する道の駅。
日本海の美しい夕陽が見られる絶景スポットとしても知られています。
残念ながら、この日は曇っていましたが、それでも道の駅の駐車場から眺める日本海は、美しいのひとことです。
バスも、ラストスパートに向けてひと休みです。
08時20分 酒田庄交バスターミナル到着
乗客が全員揃い、道の駅あつみ「しゃりん」を発車したバスは、国道7号線ほ少し北上した後、内陸部にあるあつみ温泉インターから再度日本海東北自動車道へ。
20分程走行した鶴岡西インターから鶴岡バイパスへ進路を変え、鶴岡インター近くの庄内観光物産館にて降車扱い（降車客は0）と最後の乗務員交代を行います。
07時38分、鶴岡エスモールバスターミナルに到着。
こちらでの降車客もおらず、次の余目駅前も通過することになりました。
その後は、国道7号バイパスを酒田へ向けて走行。
最上川を渡ると、いよいよ酒田市中心部に入ります。
イオンモール酒田南にて1名が下車し、酒田市内を走行すること10分程経過した08時20分、定刻より35分早く、バスは酒田庄交バスターミナルに到着しました。
私を含め残り全員の乗客を降ろしたバスは、庄内交通酒田営業所へ回送。
回送されるバスの車体を見届けて、私は次なる目的地へと向かうのでありました。