庄内交通「夕陽号」京都・大阪線 (大阪→酒田) 簡単な乗車記 ~約1年ぶりの運行再開から再運休へ~

夜行バス,高速バス乗車記



便利で乗り応えのある路線 無事に運行再開出来るのか?

夜行高速バス「大阪・京都〜鶴岡・酒田線」については、これまで数回このブログで紹介しましたが、下り便(大阪→酒田線)の乗車は今回が初めてということもあり、今回改めてご紹介させていただきました。

関西~庄内間を乗り換え無しで移動出来る利便性の良さ、充実した車内設備、そして(下り便の)目覚めてからの車窓の美しさ・・・この路線が「便利で乗り応えのある路線」であることを、今回も実感した次第です。

一方で、気になったのが、以前の記事にも書きましたが、やはり「運賃の高さ」でしょうか。
この印象は、今回の乗車でも拭うことが出来ませんでした。

この路線、大阪~鶴岡間で片道14,970円、大阪~酒田間で片道15,280円、京都~鶴岡間で14,670円、京都~酒田間で片道14,970円(いずれも通常期に適用されるA運賃)かかります。
さらに、現在は曜日別運賃を導入しており、繁忙期は更に高いS運賃(往復割引なし)が適用されます。
この運賃設定、「強気」といえば聞こえが良いですが、一般利用者からすると、やはり「高い」というイメージを持たざるを得ません。

現状の利用者数の状況を考えると、繁忙期はこの運賃設定でまあ良いとして、閑散期はもっと安くしないと、利用客は付かないのではないでしょうか。
あまり閑散期と繁忙期の運賃差をつけるのも良くはありませんが、他路線との兼ね合いを考慮すると、閑散期の運賃設定を大阪〜鶴岡間で片道10,500円〜11,000円の間、大阪〜酒田間で11,000円〜11,500円の間で設定するなど、もう少し運賃のメリハリをつけても良いのかもしれません。
コロナ禍が明けての運行再開後に、10,000円〜11,000円の間で「キャンペーン運賃」として打ち出して、最適な運賃設定を探るという方法もありうるかと考えますが、いかがでしょうか。

以前にも書きましたが、かつて鉄道が果たしていた関西~庄内間を直通で結ぶという役割を、現在はこの夜行高速バス「大阪・京都~鶴岡・酒田線」が引き継いでいます。
路線開設の経緯については、過去記事にて記載していますのでそちらをご覧いただくとして、長年の懸案であった路線を開設したにもかかわらず、コロナと乗客不在で廃止・・・ということにならない様、関西と庄内地区を結ぶ懸け橋として、末永く運行を続けることを祈念したいです。

庄内交通「夕陽号」大阪線 ・231_301


【乗車データ】 
  • 乗車日:2021/04/16
  • 乗車区間:
    南海なんば高速バスターミナル→酒田庄交バスターミナル
  • 運行会社:庄内交通
  • 車両:いすゞ/ガーラHD(QTG-RU1ASDJ)
  • 年式:2017年式
  • 所属:酒田営業所
  • 社番:231

【おまけ】動画にしてみました

今回ご紹介した庄内交通「夕陽号」京都・大阪線 (大阪→酒田)の乗車の様子を動画にしてみました。
宜しければご覧いただけると幸いです。


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