一畑バス「みこと号」 簡単な乗車記 【西日本エリアJR高速バス乗り放題きっぷの旅】

昼行高速バス,高速バス乗車記



暗闇のハイウェイを出雲市へ向けて・・・

今回私が乗車したのは、広島駅新幹線口17時25分発の便とJR出雲市駅14時発の便。
いずれも一畑バス担当の普通便となります。
本来であれば、往路・復路どちらかを中国JRバス担当便の利用にしたかったのですが、朝に出雲市駅でJR西日本「WEST EXPRESS 銀河」を撮影するという目的があったなどの理由により、あえなく上記便を選択することになりました。

当然のことながら、今回の乗車は「西日本エリアJR高速バス乗り放題きっぷ」を利用。
JRバスのきっぷではありますが、対象路線であれば共同運行会社の便に乗車することも可能です。
西日本エリア高速バス乗り放題きっぷ(中国JRバス広島駅窓口にて購入)
西日本エリア高速バス乗り放題きっぷ(中国JRバス広島駅窓口にて購入)

西日本地区JR高速バス乗り放題きっぷ 対象路線
乗り放題きっぷ対象路線一覧(西日本JRバス公式サイトより)

往路(広島→出雲市)で乗車したのは、一畑バス出雲支社所属8444号車(いすゞガーラHD 2RG-RU1ESDJ)です。
同社独自のシンプルなカラーリングが目を引きます。
一畑バス「みこと号」 ・836_01

同社ではここ数年の間、広島発着陰陽連絡路線への最新型車両の投入を続けており、この車両はその中でも比較的新しい部類に入ります。

気になる車内の様子は・・・

車内は、4シート36人乗りの昼行高速仕様。
車内最後部にトイレを設置しており、トイレは大型洗面台を完備したパウダールーム仕様になっています。

一畑バス「みこと号」 ・836 車内

シートは、これまでの青系のモケットから、黒系にチェック柄が入ったモケットに変更。
落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
写真はありませんが、各座席前席下には反転式のフットレストが装備されています。

一畑バス「みこと号」 ・836 シート

各座席の肘掛下には充電用USBポートも装備。
携帯電話・スマートフォンの充電に重宝します。

一畑バス「みこと号」 ・836 シート

以上、一畑バス「みこと号」の車内を簡単に紹介しましたが、かつて4列シートトイレなしの車両が使用されているたことを考えると、この車両の車内設備はかなりの進化といえるでしょう。
広島~松江線「グランドアロー号」とともに、「みこと号」を同社主力路線のひとつとして位置付けている証かもしれません。
後述の開放休憩実施なども考慮すると、「みこと号」の様な所要3時間程度の昼行路線であれば、これでも十分かなあという気がします。


新型コロナ対策について

今回乗車した便の新型コロナウイルス対策は、以下の通りです。

【主な新型コロナ感染症対策】(乗車当時のものです。)
・座席使用制限:なし
・車内消毒液設置:あり
・運転席回りのビニール製カーテン設置:あり
・運行終了時の車内消毒:実施
・エアコンの外気導入:実施
 ⇒ 【バス事業者様へ】バスの室内空調の操作方法について(いすゞ自動車)
・休憩時の車内換気:実施
・その他:
 乗務員のマスク着用 など


途中休憩は1回 飲食物は事前購入必須!?

17時25分 広島駅新幹線口発車

17時25分、定刻に広島駅新幹線口を発車したバスは、15分程走行した紙屋町の広島バスセンターにて乗車扱いを行います。
こちらで定員のほぼ半数の座席が埋まり、広島バスセンターからは一般道を経由して広島高速中広ランプへ。
4分程走行し、沼田ランプを降りた近くの大塚駅にて最後の乗車扱いを行い、広島西風新都インターから広島自動車道に入ります。

この後、バスは広島自動車道から中国自動車道、松江自動車道を経由し、出雲市へと向かいます。


18時56分~19時10分 江の川パーキングエリアにて開放休憩

「みこと号」の途中開放休憩は、広島市内から約1時間半走行したところに位置する江の川パーキングエリアでの1回のみとなっています。
こちらでは、14分間の開放休憩となりました。

一畑バス「みこと号」 ・836 江の川PA

江の川パーキングエリアは、トイレと自動販売機、売店を備えていますが、売店はこの時間営業を終了しており、飲み物類しか購入できません。
飲食物の購入は、容易に手が入る広島駅や広島バスセンターで済ませた方が賢明、いや必須かもしれません。

バスもしばしのひと休み。
終点の出雲市までは、まだ1時間半以上もあります。

一畑バス「みこと号」 ・836_22 江の川PAにて_01

一畑バス「みこと号」 ・836_22 江の川PAにて_02

一畑バス「みこと号」 ・836_22 江の川PAにて_03

一畑バス「みこと号」 ・836_22 江の川PAにて_04

20時51分 JR出雲市駅到着

江の川パーキングエリアを発車したバスは、数分走行した三次インターにて乗降扱いのために停車。
この先停車する停留所は乗降制限がないため、途中区間(三次インター~JR出雲市駅間など)の利用が可能です。

三次東ジャンクションからは進路を北に変え、松江自動車道に入ります。

一畑バス「みこと号」 ・836_22 車内の様子

19時46分、道の駅たかのに到着し、その後、20時04分に道のたたらば壱番地に停車後、20時20分、三刀屋木次インターを通過。
ここで、高速道路とはお別れになります。

三刀屋木次インター近くの下熊谷バスセンターには、20時23分に到着。
その後、県道26号出雲三刀屋線~国道184号を経由し、終点のJR出雲市駅にはほぼ定刻の20時51分に到着しました。

一畑バス「みこと号」 ・836 JR出雲市駅到着

3時間半弱の移動時間でしたが、快適な車内と適度な開放休憩で、移動時間があっという間に感じたのはいうまでもありません。


(次ページに続きます)