西日本JRバス「グラン昼特急大阪6号」(広島→大阪) 簡単な乗車記
中国JRバスが共同運行する高速バス「京都・大阪~広島線」について書きました。
改めておさらいしますと、西日本JRバスと中国JRバスが共同運行する高速バス「京都・大阪~広島線」は、グレードや運行時間帯によって名称が異なっており、現在は以下の便が運行されています。
このブログでは、2019(平成31)年3月に、広島発の夜行便「グランドリーム大阪2号」の乗車記をご紹介しましたが・・・
今回ご紹介するのは、昼行便「グラン昼特急広島/大阪号」になります。
「車窓が楽しめる」「途中休憩回数が多い」」など違いがありますが、いったいどんな旅であったのでしょうか。
JR高速バス「京都・大阪~広島線」は、こちらが始発となります。
基本的には、中国JRバスが運行に絡む路線がメインで乗り入れるのですが、中にはこの様な路線も。 広島電鉄・日ノ丸自動車・日本交通が共同で運行する「メリーバード」広島~米子線です。
かつては広島バスセンターが起終点でしたが、ダイヤ改正により、現在は広島駅新幹線口に乗り入れています。
今回私が乗車したのは、16時45分に広島駅新幹線口を発車する「グラン昼特急大阪6号」。
JR四国バスが運行する高松行き「瀬戸内エクスプレス6便」の発車を待って入線となります。
16時35分、高松行き「瀬戸内エクスプレス6便」発車後に「グラン昼特急大阪6号」が入線。
こちらのバス↓に乗車しました。
西日本JRバス大阪高速管理所所属641-16923号車(いすずガーラHD QTG-RU1ASCJ)です。
ご覧の通り、「グランドリーム」仕様車となっていますが、途中のサービスエリアで仮眠休憩をとる関係上、床下には乗務員仮眠室が設けられています。
・・・と、「あれっ、どこかで見た記憶の車両だなぁ・・・」と思いきや、「グランドリーム大阪2号」で乗車した時の車両と同じ車両でした(笑)。
最後部まで一人掛けになっており、通路カーテンが全席設置されています。
プライベートを重視したい方にとっては、全席通路カーテン設置はありがたい設備です。
尚、この便は「昼特急」でありますが、通路カーテンは夜行便と同様に使用可能で、私を含め多くの乗客が通路カーテンを使用していました。
シートは、「グランドリーム号」用に開発された新型クレイドルシート。
シート幅は46.5cm、リクライニング角度は138°を誇ります。(写真はイメージです。) レッグレストもシートのリクライニングと連動して持ち上がり脚全体を支えることで、リラックスした姿勢をキープすることが出来ます。
また、各座席にはコンセントを完備しており、携帯電話やスマートフォンの充電に便利です。
トイレは、車内中央部の進行方向右側中央部床下に設置されています。(写真はイメージです。)
以上、車内の様子を簡単に紹介しましたが、シートやサービスは「グランドリーム」そのもの。
所要5時間程の路線でハイグレード車両のサービスが受けられるのは、正しく「乗り得」であるといえましょう。
中筋駅発車後に、自動音声による案内と乗務員による補足説明が行われます。
乗務員による補足説明が終わった頃、バスは広島インターから山陽自動車道へ。
途中の休憩停車を挟みながら、山陽自動車道~中国自動車道~阪神高速道路を経由し、大阪市内へと向かいます。
1回目の休憩は、山陽自動車道八幡パーキングエリアにて実施。 トイレ、自動販売機はもちろん、コンビニやレストランもあり、供食施設が充実しています。
飲食物の調達はこちらで済ませておきましょう。
こちらでは18時10分~18時30分の20分間停車しました。
尚、「グラン昼特急広島号/大阪号」と「グランドリーム広島号/大阪号」は、「グランドリーム」車両による運行で通路カーテンが設置されているため、休憩場所発車前の人数確認を行いません。
発車時間までには必ずバスに戻りましょう。
1回目の休憩停車が終わったところで、バスは八幡パーキングエリアを発車。
日が沈む山陽路を大阪へ向けてひた走ります。
暫くは順調な流れでしたが、赤穂インター付近から播磨ジャンクション付近にかけての工事渋滞(7km程)で、次第にノロノロ運転に。
渋滞を抜けるのに30分以上かかります。
通常であれば15分程停車するのですが、渋滞による遅延のため、20時47分~21時00分の13分間の停車となりました。
乗務員によると、約25分遅れで運行しているとのこと。
この後の乗り継ぎについても考えなければいけなくなりました。
その後は順調に進み、21時54分に中国池田インターを流出します。
さらに、阪神高速池田線を10分程走行し、22時08分には梅田ランプを流出。
そして、22時10分、バスは20分遅れで大阪駅桜橋口の高架下バス停に到着しました。 思っていたよりも遅延が広がらずにひと安心。
乗継予定であったバスにも無事に乗り継ぐことが出来ました。
3月の夜行便に続いての今回の昼行便の乗車でしたが、となると、必然的に「昼行便と夜行便どちらが快適か?」という比較になるわけでして・・・。
基本的な考え方は、
得手不得手というのもありますし、時間が許される許されないというのもありますので、人によって考えは異なりますが、大阪~広島間という距離・所要時間を考えると、夜行便よりは昼行便の方が快適に移動出来るのでは?と私は思います。
使用される車両も「グランドリーム」車というハイグレード車両ですので、「シートを倒して昼寝する」「流れゆく車窓を楽しむ」など、思い思いの過ごし方が楽しますし・・・。
ともあれ、運賃が多少高くても、ゆったり3列シート車で移動したいという方にはオススメです。
共同運行会社の中国JRバスも同仕様の車両を投入していますので、夜行便「グランドリーム広島号/大阪号」と組み合わせて利用するのも良いでしょう。
興味がある方は是非一度乗車されてみてはいかがでしょうか。
【乗車データ】
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以前このブログで、西日本JRバスと
改めておさらいしますと、西日本JRバスと中国JRバスが共同運行する高速バス「京都・大阪~広島線」は、グレードや運行時間帯によって名称が異なっており、現在は以下の便が運行されています。
- 「グラン昼特急広島1号・3号・5号/大阪2号・4号・6号」(大阪⇔広島/昼行便/3列シート)
- 「グランドリーム広島1号/大阪2号」(大阪⇔広島/夜行便/3列シート)
- 「青春昼特急広島1号・3号/大阪京都2号・4号」(京都・大阪⇔広島/昼行便/4列シート)
- 「青春ドリーム広島1号/大阪京都2号」(京都・大阪⇔広島/昼行便/4列シート)
このブログでは、2019(平成31)年3月に、広島発の夜行便「グランドリーム大阪2号」の乗車記をご紹介しましたが・・・
今回ご紹介するのは、昼行便「グラン昼特急広島/大阪号」になります。
「車窓が楽しめる」「途中休憩回数が多い」」など違いがありますが、いったいどんな旅であったのでしょうか。
目次
「グランドリーム」の快適さが楽しめるお得な「昼特急」
やって来たのは、JR広島駅新幹線口のバスのりば。JR高速バス「京都・大阪~広島線」は、こちらが始発となります。
基本的には、中国JRバスが運行に絡む路線がメインで乗り入れるのですが、中にはこの様な路線も。 広島電鉄・日ノ丸自動車・日本交通が共同で運行する「メリーバード」広島~米子線です。
かつては広島バスセンターが起終点でしたが、ダイヤ改正により、現在は広島駅新幹線口に乗り入れています。
今回私が乗車したのは、16時45分に広島駅新幹線口を発車する「グラン昼特急大阪6号」。
JR四国バスが運行する高松行き「瀬戸内エクスプレス6便」の発車を待って入線となります。
JR四国バス「瀬戸内エクスプレス」
16時35分、高松行き「瀬戸内エクスプレス6便」発車後に「グラン昼特急大阪6号」が入線。
こちらのバス↓に乗車しました。
西日本JRバス大阪高速管理所所属641-16923号車(いすずガーラHD QTG-RU1ASCJ)です。
ご覧の通り、「グランドリーム」仕様車となっていますが、途中のサービスエリアで仮眠休憩をとる関係上、床下には乗務員仮眠室が設けられています。
・・・と、「あれっ、どこかで見た記憶の車両だなぁ・・・」と思いきや、「グランドリーム大阪2号」で乗車した時の車両と同じ車両でした(笑)。
気になる車内は・・・
乗車改札を受け、車内に入ります。(写真はイメージです。) 車内は、3列クレイドルシートを配した28人乗り夜行高速仕様。最後部まで一人掛けになっており、通路カーテンが全席設置されています。
プライベートを重視したい方にとっては、全席通路カーテン設置はありがたい設備です。
尚、この便は「昼特急」でありますが、通路カーテンは夜行便と同様に使用可能で、私を含め多くの乗客が通路カーテンを使用していました。
シートは、「グランドリーム号」用に開発された新型クレイドルシート。
シート幅は46.5cm、リクライニング角度は138°を誇ります。(写真はイメージです。) レッグレストもシートのリクライニングと連動して持ち上がり脚全体を支えることで、リラックスした姿勢をキープすることが出来ます。
また、各座席にはコンセントを完備しており、携帯電話やスマートフォンの充電に便利です。
トイレは、車内中央部の進行方向右側中央部床下に設置されています。(写真はイメージです。)
以上、車内の様子を簡単に紹介しましたが、シートやサービスは「グランドリーム」そのもの。
所要5時間程の路線でハイグレード車両のサービスが受けられるのは、正しく「乗り得」であるといえましょう。
途中休憩は2回 飲食の調達はお早めに
16:45 広島駅新幹線口発車
定刻に広島駅新幹線口を発車したバスは、広島バスセンター、不動院、中筋駅にて乗車扱いのため停車。中筋駅発車後に、自動音声による案内と乗務員による補足説明が行われます。
乗務員による補足説明が終わった頃、バスは広島インターから山陽自動車道へ。
途中の休憩停車を挟みながら、山陽自動車道~中国自動車道~阪神高速道路を経由し、大阪市内へと向かいます。
18:10~18:30 八幡パーキングエリアにて開放休憩
途中の開放休憩は2回実施されます。1回目の休憩は、山陽自動車道八幡パーキングエリアにて実施。 トイレ、自動販売機はもちろん、コンビニやレストランもあり、供食施設が充実しています。
飲食物の調達はこちらで済ませておきましょう。
こちらでは18時10分~18時30分の20分間停車しました。
尚、「グラン昼特急広島号/大阪号」と「グランドリーム広島号/大阪号」は、「グランドリーム」車両による運行で通路カーテンが設置されているため、休憩場所発車前の人数確認を行いません。
発車時間までには必ずバスに戻りましょう。
1回目の休憩停車が終わったところで、バスは八幡パーキングエリアを発車。
日が沈む山陽路を大阪へ向けてひた走ります。
暫くは順調な流れでしたが、赤穂インター付近から播磨ジャンクション付近にかけての工事渋滞(7km程)で、次第にノロノロ運転に。
渋滞を抜けるのに30分以上かかります。
20:47~21:00 白鳥パーキングエリアにて開放休憩
2回目の休憩場所は、同じく山陽自動車道の白鳥パーキングエリア。通常であれば15分程停車するのですが、渋滞による遅延のため、20時47分~21時00分の13分間の停車となりました。
乗務員によると、約25分遅れで運行しているとのこと。
この後の乗り継ぎについても考えなければいけなくなりました。
22:10 大阪駅(高架下)到着
2回目の休憩停車が終わったところで、、バスは白鳥パーキングエリアを発車。その後は順調に進み、21時54分に中国池田インターを流出します。
さらに、阪神高速池田線を10分程走行し、22時08分には梅田ランプを流出。
そして、22時10分、バスは20分遅れで大阪駅桜橋口の高架下バス停に到着しました。 思っていたよりも遅延が広がらずにひと安心。
乗継予定であったバスにも無事に乗り継ぐことが出来ました。
夜行便よりも昼行便の方が快適に移動出来る!?
以上、西日本JRバス「グラン昼特急大阪6号」の乗車記をお届けしました。3月の夜行便に続いての今回の昼行便の乗車でしたが、となると、必然的に「昼行便と夜行便どちらが快適か?」という比較になるわけでして・・・。
基本的な考え方は、
- 寝ながら移動したいのであれば夜行便
- 少しでも安く、それなりに快適に移動したいのであれば昼行便
得手不得手というのもありますし、時間が許される許されないというのもありますので、人によって考えは異なりますが、大阪~広島間という距離・所要時間を考えると、夜行便よりは昼行便の方が快適に移動出来るのでは?と私は思います。
使用される車両も「グランドリーム」車というハイグレード車両ですので、「シートを倒して昼寝する」「流れゆく車窓を楽しむ」など、思い思いの過ごし方が楽しますし・・・。
ともあれ、運賃が多少高くても、ゆったり3列シート車で移動したいという方にはオススメです。
共同運行会社の中国JRバスも同仕様の車両を投入していますので、夜行便「グランドリーム広島号/大阪号」と組み合わせて利用するのも良いでしょう。
興味がある方は是非一度乗車されてみてはいかがでしょうか。
【乗車データ】
- 乗車日:2019/05/16
- 乗車区間:
広島駅新幹線口→大阪駅(高架下) - 運行会社:西日本JRバス
- 車両:いすゞ/ガーラHD(QTG-RU1ASCJ)
- 年式:2016年式
- 所属:大阪高速管理所
- 社番:641-16923
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