夜行バス&鉄道ウォッチャー「ひろしプロジェクトWEB」

夜行バス&鉄道愛好歴30年以上のひろしプロジェクトが、これまで乗車してきた乗り物の乗車記や最新情報を紹介する総合サイトです。

こんにちは。ひろしプロジェクトです。
いつもこのブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

前回の記事の続きになります。
(前回の記事『伊予鉄道「オレンジライナー」名古屋線5213号車 乗車記(2015年9月乗車分)』はこちらからどうぞ。)

名古屋名鉄バスセンターから伊予鉄道「オレンジライナー名古屋線」で四国松山に到着した私。
ここからは少し逆戻りする形となりますが、折角松山へ来たからということで、まずは道後温泉で朝風呂を楽しみます。

伊予鉄道 松山市内線 61形

道後温泉 本館

伊予鉄道 5156

伊予鉄道 5156 車内

身も心もリフレッシュしたところで伊予鉄松山市駅に戻り、松山からはしまなみ海道を経由する高速バス「キララエクスプレス」(伊予鉄道担当便)で福山へ移動します。
伊予鉄道「キララエクスプレス」 5212

伊予鉄道「キララエクスプレス」 5212 車内

伊予鉄道「キララエクスプレス」 5212 松山市駅改札中

伊予鉄道「キララエクスプレス」 5212 車窓 その3

伊予鉄道「キララエクスプレス」 5212 福山駅前到着
生憎の天候でしたが、美しい瀬戸内の風景を眺めながら、約3時間のバス旅を堪能し、ほぼ定刻に福山駅前に到着。
すぐさま山陽本線の普通電車で岡山へ移動します。

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両備HD唯一の西工製夜行高速車

で、ここからが本題となります。
今回岡山に来た最大の理由ですが、こちらの車両↓に乗車するためでした。
両備ホールディングス「ペガサス号」 0699

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両備ホールディングス(両備バスカンパニー)が所有する0699号車(三菱KC-MS822P 西工98MC SD-2)です。
両備ホールディングス(両備バスカンパニー)岡山営業所に所属し、同社唯一の西工製夜行高速用車両でもあります。
かつて「ペガサス号」(岡山・倉敷~北九州・福岡線)の専用車として活躍していたこの車両も、現在は高速路線用予備車扱いになっていますが、独特なフォルムと快適性に優れた車内は、バスファンの間でも一目置かれる存在になっています。
この0699号車ですが、実は今年2015年8月中旬より約2か月間、「ペガサス号」の現在の専用車である0511号車(三菱エアロクイーンⅠ KL-MS86MP)が車体更新工事を行うに伴い運用から外れることになり、その期間の代車として「ペガサス号」の運用に就くことになったのです。
この情報を入手した私は、「これはもしかすると最後の乗車の機会になるかもしれないし、是非乗らないと!」ということで、今回の岡山訪問と「ペガサス号」乗車を決めたのであります。

独特なフォルムを改めて写真に収めたいと思い、岡山駅からバスで両備ホールディングス(両備バスカンパニー)岡山営業所へ。
許可を得て撮影することが出来ました。
(両備ホールディングス(両備バスカンパニー)岡山営業所の方々には、この場を借りてお礼申し上げます。)
両備ホールディングス「ペガサス号」 0699 岡山営業所にて(入れ替え作業中)

両備ホールディングス「ペガサス号」 0699 正面 その1

両備ホールディングス「ペガサス号」 0699 正面 その2

両備ホールディングス「ペガサス号」 0699 側面 その1

両備ホールディングス「ペガサス号」 0699 側面 その1

一通り撮影を終えた私は、乗りバスをして時間を潰してから「ペガサス号」に乗車する予定でしたが、急遽この日のうちに片付けなければならない仕事が入ってしまい、止む無く岡山市内のネットカフェにて仕事を遂行。
仕事を終えた頃にはすっかり日が暮れてしまい、「ペガサス号」発車時刻まであと1時間の21時を回っていました。

すぐさま、起終点の岡山駅西口へと向かいます。
両備ホールディングス「ペガサス号」 岡山駅西口待合室

この日の福岡行き「ペガサス号」は2台運行。
1号車は両備ホールディングス担当便の0699号車、2号車は下津井電鉄担当便のH955号車(日野セレガGD KC-RU4FSCB)がそれぞれ充てられていました。
当然のことながら、私は1号車に乗車します。
両備ホールディングス「ペガサス号」 0699 岡山駅西口にて その1

下津井電鉄「ペガサス号」 H955

21時50分、2台のバスが岡山駅西口27番のりばに横付けられ、乗車改札開始となります。
両備ホールディングス&下津井電鉄「ペガサス号」 岡山駅西口改札中

乗務員の改札を受けて車内に入ります。
車内はこの様になっております。(写真はイメージです。)
両備ホールディングス「ペガサス号」車内

3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様ですが、基本的な造りは西日本鉄道が所有していた「ムーンライト」型SD-Ⅱと同じであり、窓側座席には乗客自身でセットするプライベートカーテンが装備されています。
シートは天龍工業製のスリーピングシートを採用。
シートクッションも固過ぎず柔らか過ぎずの丁度良い具合で、長時間座っても疲れにくい構造になっている他、足を乗せる足置き台も奥行きを深く確保しており、長身の方でもゆったり体を伸ばすことが出来ます。

両備ホールディングスの夜行高速バスといえば、こちらの押釦。(写真はイメージです。)
両備ホールディングス「ペガサス号」SOSボタン
緊急用押し釦です。車番と座席番号が印字されている本格派で、万一押されると、どの座席の押し釦が押されたかが運転席で分かるそうです。

快適な車内で一路福岡へ・・・

22時00分、岡山からの乗客が全員揃ったところで、バスは岡山駅西口を発車します。
この日は2台とも予約で満席とのことで、岡山駅西口からは私を含めて20名が乗車しました。
一般道をひた走ること40分程で、バスは倉敷駅北口に到着。
ここで6名が乗車し、総勢26名の乗客(予備席を除いて満席)が揃ったところで、バスは倉敷駅北口を発車します。
発車後、自動音声による車内設備の案内が行われた後、乗務員から自己紹介と補足説明がマイクを通じて行われます。
過不足無い丁寧な案内が同社の特徴といったところでしょうか。
以前乗車した時は、もう少し案内があっさりしていた記憶がありますが、両備さんも乗務員教育に力を入れているということなのでしょうか。

22時56分、バスは倉敷インターから流入、山陽自動車道に入ります。
ここからは途中数回の休憩と仮眠を取りながら、山陽自動車道~中国自動車道~関門橋~北九州都市高速道路~九州自動車道~福岡都市高速道路などを経由して福岡へと向かいます。
23時00分に車内は消灯。
翌朝の目的地到着まで下車することが出来ません。
両備ホールディングスが運行する他の夜行高速路線では、途中のサービスエリアでの開放休憩がありますが、こと「ペガサス号」に関しては防犯上などの理由で開放休憩を実施していません。
ですので、飲食物は乗車前に購入しておくことをお勧めします。
消灯後、暫くは起きていましたが、シートを倒して目を瞑ると、いつしか夢の中へ。
翌朝4時40分頃に目を覚ますと、バスは既に小倉駅前に到着していました。
通常であれば、壇ノ浦パーキングエリアで仮眠休憩を取る筈なのですが、深夜に仮眠休憩するトラックが多いこのパーキングエリアでは、停車スペースを確保するのも一苦労で、同所にて休憩停車する他社の夜行バスも、近隣のサービスエリアやバスバス停・営業所まで運行してから休憩を取るケースも少なくない様です。

「ペガサス号」は小倉駅前の降車場で仮眠休憩停車した後、5時25分に車内灯が点灯され起床。
周辺を一回りして、5時29分にバスは小倉駅前降車場に到着しました。
ここでは1名が下車。
その後の砂津は通過し、5時38分に足立ランプより北九州高速道路へ。
5時53分、黒崎インター引野口で降車扱いのために停車します。
ここでは1名が下車しました。
その後、再度北九州高速道路に入り、八幡インターからは九州自動車道へ。
終点福岡まであと一息です。

6時36分、福岡インターを流出し福岡都市高速道路を走行した「ペガサス号」は、定刻より10分程早い6時51分に博多バスターミナルに到着しました。
両備ホールディングス「ペガサス号」 0699 博多BT到着
本来であれば終点の西鉄天神高速バスターミナルまで乗車したいところですが、この後の予定の兼ね合いもあり、今回はこちらで下車することに。
博多バスターミナルでは、私を含めて20名ほどが下車しました。
そして、乗客を降ろした「ペガサス号」は、終点の西鉄天神高速バスターミナルへ向けて走っていきました。

というわけで、両備ホールディングス「ペガサス号」0699号車の乗車記をお届けしました。
今回が2度目の乗車でしたが、やはり西鉄の夜行用SD-Ⅱ型をかなり意識した造りになっているという印象を強く受けました。
シート配列にしろ、シートの造り、サービス、車体の構造まで、「西鉄夜行高速用車両のコピー」といってもおかしくない車両仕様です。
シートの座り心地も良く、道中ぐっすり眠ることが出来ました。
専用車の車体更新という事業者側の事情で、久しぶりに両備ホールディングスの西工製夜行高速車に乗車することが出来ましたが、デビューから16年が経過し車体の傷みが進んでいることを考慮すると、今後一般客が乗車出来る機会はそう多くは無いのかもしれません。
もしかすると、0699号車の夜行高速路線での活躍は、これが最後になるのではと思っています。
最近は快適性を重視した車両が少なくなる傾向にありますが、両備ホールディングス0699号車をはじめとする西工製夜行高速車は、日本のバスの歴史を語る上でも欠かすことが出来ない「名車」なのでないか・・・
そんなことを改めて思った、今回の「ペガサス号」乗車でございました。

両備ホールディングス「ペガサス号」 0699 岡山駅西口にて その2


【乗車データ】 
  • 乗車日:2015/09/17
  • 乗車区間:
    岡山駅西口→博多バスターミナル
  • 運行会社:両備ホールディングス(両備バスカンパニー)
  • 車両:三菱/KC-MS822P(西工98MC SD-Ⅱ)
  • 年式:1999年式
  • 所属:岡山営業所
  • 社番:0699

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自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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