新日本海フェリー「ゆうかり」 新潟→苫小牧東(寄港便)の旅【1日目】
06時30分頃 起床
翌朝、目を覚まし、船内のデジタル時計を見ると、時刻表示が朝06時30分となっていました。
寄港地の秋田港到着時刻は朝05時15分、出港時刻は06時15分ですが、当然のことながら(笑)寝過ごしてしまい、秋田港入港・出港の様子を見ることは出来ませんでした。
06時55分頃 僚船「らいらっく」と反航
06時45分頃、船内放送で「まもなく、僚船「らいらっく」とすれ違います。」とアナウンスがあり、すぐさま1つ下の階の3デッキへ移動し、反抗の様子を見ることにしました。
06時55分、北海道方面から僚船「らいらっく」がやって来ました。
船体間の距離を詰めて反航する太平洋フェリー(苫小牧~仙台~名古屋)とは異なり、こちらでは船体間の距離をそれなりに保った状態で反航する様です。
こちらは、船内に掲示されている通過ポイント時間。
苫小牧日東港到着まで、あと10時間弱です。
反抗を見届けたあとは、4デッキ後方のオープンデッキへ移動。
右舷側の景色を眺めたり、航跡を眺めたりしておりました。
何も考えずに海を眺めながら過ごす・・・贅沢のひと時です。
09時00分 朝食
朝食はレストランで・・・と思いましたが、あまりお腹が空いていなかったということもあり、朝食はカフェでカレーパンとメロンパンを購入し、これらと売店で購入した牛乳で済ませることにしました。
“焼き立てのパン”と謳っていた割にはさほど・・・という印象でしたが、味かしっかりとした”パン屋さんで売られている様なパン”でした。
12時00分 昼食
朝食後、部屋でもうひと眠りし、気が付くと12時00分。
昼食の時間となりました。
昼食は、4デッキ後方のレストラン「Oasis(オアシス)」で済ませることに。
先述の通り、「らいらっく」「ゆうかり」のレストランはカフェテリア方式になっています。
注文したのは、冷やしおろしそばとミニいくら丼のセット。
これがさっぱりとした味わいで、一気に平らげてしまいました。
普段はカツカレーやハンバーグセットを注文することが多いのですが、このセットは個人的に推せるなぁと思いました。
13時30分 入浴・休憩
昼食後は、4デッキの大浴場へ移動し、入浴を楽しみます。
生憎の天候ですが、流れゆく景色を見ながら湯船に浸かります。
入浴後は、4デッキ船主側のフォワードサロンにて、しばしのんびりと過ごします。
天候が良ければ素晴らしい景色が楽しめるのですが・・・こればかりが仕方がありません。
16時50分 苫小牧東港入港・接岸
フォワードサロンでのんびりと過ごしたところで、苫小牧東港入港時刻が近づいて来ました。
2018年北海道胆振地震の際に発生したブラックアウト(全道大規模停電)の引き金となった苫東厚真火力発電所が見えると、いよいよ苫小牧東港に入港、接岸です。
そして、16時58分、新日本海フェリー「ゆうかり」は苫小牧東港に到着。
ボーディングブリッジがセットされ、下船となりました。
新潟港を発って約18時間半。
「寝て」「食べて」「ぼっと過ごしていた」うちにあっという間に着いてしまった・・・そんな感覚の、快適な船旅でございました。
苫小牧東港からは、事前申告制による南千歳駅行き連絡バス(道南バスが運行、片道1,320円)に乗車。
45分程で南千歳駅に到着し、南千歳駅からはJR快速列車「エアポート」で帰宅したのでありました。
最後に
以上、新日本海フェリー「ゆうかり」新潟→苫小牧東間(寄港便)約18時間半の船旅の模様をお届けしました。
私自身、新日本海フェリーの北海道~新潟航路には何度も乗船していますが、早朝に北海道に到着する直行便(「らべんだあ」「あざれあ」で運航)とは異なり、起床後に船内でのんびり過ごせられることや、僚船との反航の様子が眺められるという点で、「寄港便での移動も十分にアリ!」と改めて感じました。
今回の旅でお世話になった「ステートB(和室)」ですが、「デラックスB(和室)」のスモール版という印象は拭えないものの、畳の上に布団を敷いて横になれるという点では「ステートB(和室)」も同じであり、これはもう“海の上の旅館”そのもの。
1人で利用するのに十分な広さで、下船するのが惜しい程に居心地の良い和室船室でした。
中々乗船する機会がない新日本海フェリー苫小牧東~秋田~新潟~敦賀航路(寄港便)ですが、またの機会に乗船することがあろうかと思います。
いつの日になるか分かりませんが、機会があったら苫小牧東~秋田~新潟~敦賀を通しで乗船してみたい・・・そう思わせる今回の快適な船旅でございました。
新潟港に停泊中の新日本海フェリー「ゆうかり」(バックショット)