太平洋フェリー「いしかり」仙台→苫小牧 乗船記【1等インサイド洋室】

フェリー

北海道苫小牧と東北仙台・愛知名古屋の間を結ぶ「太平洋フェリー」
充実した船室・設備等で利用客から高い評価を受けており、「フェリー・オブ・ザ・イヤー」を25年以上もの間連続受賞するなど、船旅を扱う雑誌などでトップクラスの評価を得ています。

太平洋フェリー「いしかり」 太平洋上にて
苫小牧~仙台~名古屋航路で活躍する「いしかり」(太平洋上にて)

太平洋フェリー「きそ」 太平洋上にて
苫小牧~仙台~名古屋航路で活躍する「きそ」(太平洋上にて)

太平洋フェリー「きたかみ」 苫小牧西港にて
主に苫小牧~仙台航路で活躍する「きたかみ」(苫小牧西港にて)

このブログでは、太平洋フェリーの乗船記を何度か紹介していますが、実は、先日ご紹介した成田空港交通「ザ・サンライナー」(成田空港・西船橋・東京駅~仙台・松島海岸)乗車からの北海道への帰路の足として、太平洋フェリー「いしかり」を利用しました。

太平洋フェリー「いしかり」の乗船は、本当に久しぶり!
以前にこのブログでご紹介した時は、苫小牧から名古屋まで「S寝台」を利用しましたが・・・




今回は、仙台から苫小牧まで「1等インサイド洋室」という個室を利用してみました。

太平洋フェリー「いしかり」の1等洋室は、実は今から10年以上前の2012(平成24)年4月、家族で仙台から苫小牧まで乗船した際に、「1等バリアフリー洋室」なる個室を利用しましたが、その時以来の1等洋室(個室)利用となります。

太平洋フェリー「いしかり」 1等バリアフリー洋室
太平洋フェリー「いしかり」 1等バリアフリー洋室

仙台から苫小牧まで約15時間の船旅。
いったい、どんな船旅であったのでしょうか。

太平洋フェリー「いしかり」とは?

ここで、おさらいの意味も含めて、太平洋フェリーについて改めてご紹介しましょう。

太平洋フェリーは、名古屋に本社を置く名鉄グループのフェリー会社。
苫小牧~仙台~名古屋間で定期航路を運航しています。
設立は1970年(昭和45年)、太平洋沿海フェリー株式会社として設立され、当初は現在の苫小牧~仙台~名古屋間の運航ではなく、名古屋~大分間での運航でしたが、1973年(昭和48年)に苫小牧~仙台~名古屋間航路が開設されます。
名古屋~大分航路は1981年(昭和56年)に廃止されますが、その後の現会社への移管、度重なる新型船の投入等を経て、現在に至ります。

太平洋フェリーが注目されるようになったのは、先代「いしかり」が「フェリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞してから。
以来、同社のフェリーは「フェリー・オブ・ザ・イヤー」を25年以上もの間連続受賞しています。
次第にTVドラマや旅番組・雑誌等の各媒体にも取上げられる様になり、今や「クルーズフェリー」の代名詞として各方面からの注目を集めています。

話を元に戻しましょう。
太平洋フェリーには「いしかり」「きそ」「きたかみ」の3隻が在籍していますが、今回乗船したのは、2011(平成23)年春にデビューした「いしかり」
建造から10年以上経過していますが、現在も同社のフラッグシップ的存在として君臨している船であります。

太平洋フェリー「いしかり」 苫小牧西港にて

私のフェリー乗船記ではお馴染み?ですが、今回も時系列を追う形で船旅を振り返ります。

(次ページに続きます。)