新日本海フェリー「らいらっく」 デラックスB(和室) 乗船記【新潟→苫小牧東 直行便】
14時15分 新潟港出港
寝室で荷物を整理したところで出港時間に。
オープンデッキで出港の様子を見届けます・・・
といいたいところですが、この日は風が強く波も高いため、部屋から出港の様子を眺めることにしました。(デッキに出て風に煽られ転落したとなったら洒落になりませんので・・・。)
ところが、一向に出港する気配がありません。
外を見てみると、まだトラックやトレーラー、自家用車の乗船が続いており、まだまだ時間がかかりそうです。
そして、出港が遅れているとこのことで、レストランの営業も12時30分から13時30分までの営業に変更されます。
朝食のカレーがまだ残っていることもあり、昼食はパスすることに。
少し横になって休みことにしました。
14時15分、目を覚ました頃に、新日本海フェリー「らいらっく」は、定刻より2時間15分遅れで新潟港を出港しました。
北海道苫小牧へ向けて、半日以上の船旅が始まります。
出港直後はさほど揺れなかったのですが・・・
沖へ出た途端、立っているのが難しい程までに上下左右の揺れ(船体の動揺)が激しくなります。
外を見て納得。
日差しが若干出てはいるものの、海は時化ていました。
早速、冬の日本海航路の洗礼を受けることになります。
こういう時は横になるのが一番!
ということで、再び横になり、もうひと眠りするのでありました。
18時00分 夕食
目を覚まし、スマートフォンの待機画面を見ると、時計表示は17時57分を表示していました。
18時00分になりました。
夕食の時間です。
4デッキのレストラン「Tahiti(タチヒ)」へ向かいますが、時化による船体の動揺で、部屋からレストランまで移動するのが結構大変でした(笑)。
夕食は、新潟県産のブランド豚「越乃黄金豚」を使用したハンバーグセット。
ハンバーグにライスとサラダ、スープが付いたセットで、今回はこれに小鉢を2つ(冷奴といかの塩辛)追加しました。
さっぱりとした味わいで食べやすいハンバーグの味付けが印象的でした。
19時00分 入浴
夕食を終え、大浴場で入浴を・・・と思い、大浴場へ行ってみますが・・・時化の影響で大浴場は閉鎖されておりました。残念!
部屋に戻り、バスタブに湯を入れて、束の間の入浴タイムを楽しみます。
写真では分かりにくいですが、水面が上下左右に大きく揺れており、船体の動揺がかなり大きいことが伺い知れます。
21時00分頃 就寝
入浴を済ませ、テレビを見ながらのんびりとしますが、船体の動揺が収まることはありません。
「こうなったら、もう寝るしかない!!!」
ということで、早めの就寝となりました。
おやすみなさい。
新日本海フェリー「らいらっく」 新潟→苫小牧東の旅【2日目】
05時00分頃 起床
翌朝、目を覚まし、船内のテレビを点けると、時刻表示が朝5時となっていました。
遅れはさらに拡大し、苫小牧東港入港は定刻よりも3時間以上遅れた7時55分頃になるとのことでした。
6時過ぎ、窓を開け外を見てみると、日の出の太平洋が一面に広がります。
天候は良さそうですが、うねりがまだ残っている様です。
08時00分頃 苫小牧東港入港・接岸
07時20分頃、まもなく苫小牧東港に入港するとのことで、クルーの方が個室の鍵を回収しに来訪。
個室の鍵を渡し、身支度を済ませたところで、最後はプロムナードで入港の様子を見ることにしました。
北海道電力苫東火力発電所(2018年北海道胆振東部地震の際の全道ブラックアウトの引き金にもなった火力発電所)を眺めながら、新日本海フェリー「らいらっく」は、まもなく苫小牧東港に入港・接岸。
風が強く、うねりも多少あることから、こちら苫小牧東港でもタグボートの援助を受けながら接岸作業が進められます。
そして、08時00分頃、新日本海フェリー「らいらっく」は、定刻より3時間30分遅れて苫小牧東港に入港・接岸となりました。
船旅の余韻に浸りたいところですが、この日は午前中から所用があったため、すぐに札幌へ向かいます。
苫小牧東港からは、事前申告制によるJR南千歳駅行き連絡バス(道南バスが運行、片道1,320円(2024年4月1日~))が運行されますが、船が大幅に遅れたのと徒歩客が僅少であったために、この日の連絡バスの運行は無し。
代わりに、新日本海フェリーが手配したタクシーでJR南千歳駅へ向かうことになりました。
冬の北海道ならではの景色を眺めること40分程で、JR南千歳駅に到着。
先を急いでいたということもあり、JR南千歳駅からは、JR北海道の特急「北斗1号」(261系1000代)に乗車。
昨年オープンしたばかりの「エスコンフィールド北海道」を眺めながら、終着のJR札幌駅へ向かうのでありました。
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