太平洋フェリー「いしかり」仙台→苫小牧 乗船記【1等インサイド洋室】
太平洋フェリー「いしかり」 仙台→苫小牧の旅【2日目】
06時30分 起床
普段よりも少し遅く目が覚めました。
空も明るいので、甲板に出てみるのですが・・・・
天候は良いものの、風がとにかく強い!しかも寒い!
ということで、6デッキエントランスや部屋のモニターから外の様子をしばし眺めておりました。
海を見てみると・・・確かにうねりが少しありますね。
08時00分 朝食
お腹が空いたところで、レストラン「サントリーニ」で朝食です。
朝食は、少し和食らしいものをとってみましたが・・・私、カレーが大好きなんですよね。
どうしてもカレーに手が伸びてしまいます。
11時00分 苫小牧西港入港
朝食を済ませた後は、エントランスで外の景色を眺めたり、部屋で横になってのんびりと過ごしますが・・・うねりがそれなりに出て来ました。
時計を見ると、時刻は10時過ぎ。
洗顔を済ませ、荷物の整理など下船の準備を済ませると、太平洋フェリー「いしかり」は苫小牧西港に入港するところでした。
苫小牧市街も見えて来ました。
遠くに見える煙突は、王子製紙苫小牧工場です。
そして、定刻の11時00分、太平洋フェリー「いしかり」は終点の苫小牧西港に到着、接岸しました。
あっという間に感じた仙台から苫小牧まで約15時間の太平洋フェリー「いしかり」の旅。
まだ降りたくない!という想いで後ろ髪を引かれながらボーディングブリッジを渡った私は、約1週間ぶりに北海道の地に降り立ったのでありました。
この後、太平洋フェリー「いしかり」は清掃や整備など、この日の夜の航行に向けて準備を進めます。
こちらは、2023年10月にフェリーさんふらわあと経営統合した商船三井さんふらわあ(旧:商船三井フェリー)のカウンター。
こちらのフェリー「さんふらわあさっぽろ」「さんふらわあふらの」にもそろそろ乗りたいですね。
苫小牧西港に到着したら、あとは帰札するのみ。
北海道中央バスの高速バス「高速とまこまい号」に乗車し、自宅最寄りの大谷地バスターミナルまで移動したのでありました。
約15時間の船旅をふり返って
以上、長々となりまししたが、太平洋フェリー「いしかり」仙台→苫小牧約15時間の船旅の模様をお届けしました。仙台港を出港して15時間20分。
数字だけで見ると、あの夜行高速バス「はかた号」や「萩エクスプレス」並みの所要時間の長さを感じますが、今回の感想も「意外や意外、あっという間だった」これに尽きるでしょうか。
そして、この数年来の陸路夜行移動手段の衰退で、私自身、フェリーを利用する機会が多くなり、数多くの長距離フェリーに乗船して来ましたが、やはり太平洋フェリーは別格だなぁと。
以前にも同じことを書きましたが、充実した設備・サービスはもとより、教育されたスタッフのおもてなし、そして安全航行を支える船長以下スタッフの努力があるからこそ、今日に至るまで利用客からの高い評価を得ていることを、今回の乗船を通じて改めて感じました。
コロナか騒動が収まり、多くのサービスが再開されたことで、楽しみもより増えた気がします。
今回お世話になった1等インサイド洋室も、一人旅では十分過ぎる程の広さ。
居心地も大変良く、申し分がない快適さでした。
究極は”ロイヤルスイート”の一人貸切なのでしょうが、一人旅が多い私には1等インサイド洋室で十分かなぁという気がします。
一方で、他社の動向を見てみると、フェリー人気の高まりやモーダルシフトの推進などで、ここ数年来、最新旅客フェリーの就航が相次いでいます。
特に私個人的に最近気になっているのが、商船三井さんふらわあの動向。
とりわけ、2023年初頭に就航した最新鋭のフェリー「さんふらわあくれない」「さんふらわあむらさき」は、日本初のLNGカーフェリーとして注目を集め、その大きさと設備の豪華さで各方面から高い評価を受けています。
私も、今年2023年4月に「さんふらわあむらさき」に乗船しましたが、船内の豪華さと造りの素晴らしさに圧倒されました。
LNGカーフェリーも、2025年度には第2弾として苫小牧~大洗航路の深夜便でも就航を開始する予定で、今後さらに環境と快適さを両立させた旅客船がトレンドになることは間違いないでしょう。
その中で、建造から10年以上経った太平洋フェリー「いしかり」が今後他社にどの様にに対抗していくのか、そして、まもなく20年選手になろうとしている太平洋フェリー「きそ」の代替となる次世代船がどうなるのか、ここに私は注目したいと思っています。
ともあれ、「快適!また乗船したい!」そう思わせる今回の太平洋フェリー「いしかり」仙台→苫小牧の船旅でした。
以前にも同じこと書きましたが、次回乗船の際は、是非とも「いしかり」で苫小牧~名古屋の間を個室を通し利用をしたいですね。
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