【備忘録】JR西日本「WEST EXPRESS 銀河」山陽ルート 乗車記(下関→大阪)
「WEST EXPRESS 銀河」 下関に見参!
宿泊していた下関駅近くのホテルをチェックアウトして下関駅へ。駅構内のスーパーマーケットにて飲食物を購入し、受付と検温を済ませ、早めにホームへ移動します。
下関駅の発車時刻は、10時38分。
ですが、列車は、30分近く前の10時09分に8番ホームに入線します。
私を含め、既に何人かの乗客が、「WEST EXPRESS 銀河」の勇姿を撮影しようと、ホームに待機しています。
10時09分、お待ちかねの「WEST EXPRESS 銀河」が、下関駅8番ホームに入線します。
ダークブルーの車体に「銀河」のヘッドマーク・・・これから始まる旅に期待しながら、車体をしばし眺めます。
側面の行先表示は、LCD式になっています。
気になる車内の様子は・・・
下関駅での乗車口は、4号車のドアとなります。消毒液にて手指消毒を行い、車内に入ります。
早速、車内をご紹介しましょう。
4号車 フリースペース
まずは、4号車のフリースペースから。
4号車は、フリースペースが設けられた車両となっており、フリースペースには「遊星」の愛称が付けられています。
テーブルや着席スペースが複数配置されている他、イベントなどで利用できる小さな屋台風カウンターも設置されています。
後述の弁当類、お土産類の配布もこちらで行われます。
また、「WEST EXPRESS 銀河」では、夜行運行時、車内の照明が減光されますが、この4号車については、夜行時でも終夜照明が点灯されることになっています。
新型コロナ感染対策として設置された、ブルートレインのヘッドマークをモチーフにした飛沫防止パネルが、個人的にはツボに嵌りました。
3号車 普通車指定席
続いて、3号車へ移動。
3号車は、普通車指定席車両となっており、家族で利用できるコンパートメントシート2区画と、2+2列シートが配置されています。
コンパートメントシートには「ファミリーキャビン」の愛称が。
昼行運行時と夜行運行時で定員が異なり、昼行運行時は4名利用、夜行時は2名利用となっています。
また、車端部にはフリースペース「明星」が設けられています。
2号車 女性専用車(普通車指定席+ノビノビ座席「クシェット」)
その隣の2号車です。
2号車は、女性専用の普通車指定席の車両となっており、3区画に仕切られた上下2段式のノビノビ座席「クシェット」と、2+2列シートが配置されています。
女性専用車ということもあり、女性更衣室と女性専用トイレが配置されているのが特徴です。
5号車 ノビノビ座席「クシェット」
反対側(大阪方面)の5号車へ移動してみます。
5号車は、普通車指定席の車両となっており、5区画に仕切られたノビノビ座席「クシェット」が配置されています。
このうち、4区画は上下2段式ですが、出入口ドアに近い1区画は車いす対応の1段ベッドになっています。
車端部に多機能トイレが配置されているのも特徴です。
6号車 グリーン個室「プレミアムルーム」
写真はありませんが、6号車はグリーン車指定席車両となっており、鍵のかかる個室「プレミアムルーム」が5室配置されています。
個室の形を台形とすることで、一定のベッド面積に加えてレール方向に約4メートルの長さが確保されているのが特徴で、車端部には、グリーン車利用者専用のフリースペース「彗星」が設けられています。
1人用個室以外の個室は、1室につき昼行運行時は3名利用ですが、夜行運行時はベッドが広げられ2名利用となります。
1号車 グリーン車指定席「ファーストシート」
そして、最後にご紹介するのは、今回私が乗車した1号車グリーン車指定席「ファーストシート」です。
1号車は、グリーン車指定席の車両となっており、1+1列の座席「ファーストシート」が配置されています。
昼行運行時は1+1列のボックスシートとなり、1区画で2名ずつ利用出来ますが、夜行運行時は1区画1名利用となり、レースカーテンが取り付けられます。
落ち着いた雰囲気を醸し出すテーブルライトです。
各テーブルには、充電用のコンセント・USBポートを完備。
携帯電話・スマートフォンの所有者にとって、ありがたい設備です。
そして、車端部には、「ファーストシート」利用者専用のフリースペースも設置。
ちょっとした気分転換に活用したいものです。
その他
各号車の車端部には、写真の様なLCD案内表示が。
丸型にしたのは、ブルートレインをけん引する機関車のヘッドマークを意識したのでしょうか・・・。
トイレは、様式のものを採用。
洗面所も設けられています。
以上、「WEST EXPRESS 銀河」の車内をご紹介しましたが、かつて「新快速」電車として活躍したとは思えない程の大胆な改造が印象に残りました。
号車ごとにグレードが多種多様にわたっているのも、この列車の特徴のひとつ。
予算に応じて乗車する車両が選べるという点も嬉しいですね。
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