弘南バス「ブルーシティ号」 3列夜行車による代走運行
写真は、2020(令和2)年11月下旬に乗車した、いや、正確には乗車する予定であった弘南バスの青森~仙台間高速バス「ブルーシティ号」(三菱エアロエース QRG-MS96VP)です。
これまで「スカイ号」→「パンダ号新宿線」で活躍した後、現在は青森営業所に配属され、主に青森発着の昼行高速路線で活躍する車両であります。
先程、「正確には乗車する予定であった」と書きました。
通常通り乗車改札も行われていたのですが・・・
どういうことなのでしょうか。
実質車両のグレードアップに・・・
実は、営業所から青森駅前へ回送される途中、エンジンから異音が発生したとのこと。走行自体に支障はないものの、念のために代車を手配したとのことで、乗車改札が終わったのち、車内にて代車が来るのを待つことになったのです。
で、来た代車というのがこちら。 なんと、新型コロナの影響で運休している青森~新宿・東京間夜行高速バス「津輕号」の専用車(日野セレガSHD 2RG-RU1ESDA)がやって来たのです。(写真はイメージです。)
車両トラブルによる大幅な遅延が発生するとはいえ、これは実質車両のグレードアップ。
ある意味ラッキーな乗車となりました。
名鉄バス「プレミアムワイド」と同タイプのシートを搭載した車内
15時過ぎ、到着した代車は青森駅前バスのりば8番のりば前方に。
早速、乗客の移動と荷物の移し替え、乗務員の発車の準備が行われます。
今回来たのは、青森営業所所属の53001-6号車。
2018年に導入された青森営業所所属の夜行高速用車両としては、最新の部類に入ります。
専用塗装を纏っていた先代「津輕号」専用車両とは異なり、貸切用カラーリングで導入されているのが特徴です。
車内は、3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様。
先代「津輕号」専用車両と異なり、シートピッチの広い「あずましーと」が廃止されたことで、客席定員は先代「津輕号」専用車両より4名増えています。
通路カーテン(窓側座席のみ)、コンセントを完備し、長時間の移動でも快適に過ごせられる様、工夫されています。
中でも、シートは名鉄バスが夜行高速用車両で採用しているシート「プレミアムワイド」と同タイプのシートを採用。
幅広座面や奥行きの深い足受けといった構造もほぼ同じです。
肘掛収納型の読書灯がないことが唯一の相違点になりますでしょうか。
座り心地も中々良く、青森~東京間程度の距離の夜行路線であれば全く問題ない、快適性を有したシートになっています。
尚、画像はありませんが、トイレは車内中央部の階段を降りた突き当たりに設置。
途中休憩はありますが、いざという時に助かります。
新型コロナ対策について
今回乗車した便の新型コロナウイルス対策は、以下の通りです。
【主な新型コロナ感染症対策】(乗車当時のものです。)
・座席使用制限:なし
※窓側座席に通路カーテン付き。
・車内消毒液設置:あり
・運転席回りのビニール製カーテン設置:なし
※運転席後方に簡易アクリルパーテーションと仕切りカーテンあり。
・運行終了時の車内消毒:実施
・エアコンの外気導入:実施
⇒ <動画追加>【お知らせ】バス事業者様へ 大型観光バス「日野セレガ」の室内空調について
・休憩時の車内換気:実施
・その他:
プラズマクラスターイオン発生装置を設置
乗務員のマスク着用 など
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