京王バス「広瀬ライナー」夜行便 簡単な乗車記
途中休憩はなし 飲食物の購入は乗車前に
23時59分 仙台駅西口(宮交高速バスセンター)発車
23時59分、定刻に仙台駅西口(宮交高速バスセンター)を発車したバスは、仙台西道路を走行し、仙台宮城インターから東北自動車道へ。
この先は、東北自動車道~首都高速道路をひた走り、東京新宿へと向かいます。
で、お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、実はこの「広瀬ライナー」の夜行便には途中の開放休憩がありません。
その旨、乗車改札時に乗務員からも案内があったのですが、途中のサービスエリアに停車はするものの、乗務員休憩と車両点検、道路情報収集のための停車で、乗客は一切下車出来ないとのことでした。
ですので、飲食物の購入は、バスセンター横のコンビニなどで乗車前に済ませておきましょう。
00時10分頃、車内は消灯されます。
シートを倒して、眠る体制に。
目的地まで下車出来ないので、とにかく寝るしかありません。
それでも目を瞑り暫くすると、いつしか夢の中へ。
目を覚ました時、バスは既に首都高速道路を走行していました。
05時30分 バスタ新宿到着
翌朝05時15分過ぎ、室内灯が点灯され起床。
バスは、首都高速道路中央環状線の中野長者橋ランプを降りるところでした。
その後、街中を15分程走行し、定刻よりも20分早い05時30分、バスはバスタ新宿4階乗車ホームに到着しました。
通常であれば、3階降車ホームにて降車扱いを行うのですが、新型コロナの影響で到着する夜行バスの数が少ないことから、この日到着する夜行バスの大半は、4階乗車ホームにて降車扱いを行っていました。
発着するバスで賑やかなバスターミナルの光景に早く戻って欲しいものですが、まだ暫くは新型コロナの影響に翻弄される日々が続きそうです。
「広瀬ライナー」夜行便を使うメリットとは・・・
「広瀬ライナー」は今回が初めての利用でしたが、バスを降りて真っ先に思ったのは、小見出しに書いた“「広瀬ライナー」夜行便を使うメリットとは・・・"でした。一応、3列シートトイレ付き車両を投入はしていますが、運行会社によってバスの仕様は大きく異なり、それなりの運賃設定(競合他社と比較しても高い部類に入るのでは?)、かといって、特別に豪華な(寝心地が良い)車両かといえばそうでもない、評価が非常に難しい路線(バス)だと感じました。
強いてメリットを挙げるとするならば
- 出発地の発車時刻が遅い(=夜遅くまで滞在出来る)
- 運行実績豊富の事業者が運行している
- 渋谷マークシティに乗り入れている
そう考えると、先般発表された「ダイナミックプライシング」の導入は、運賃面でようやく競合他社と同じ土俵に立てる体制が整ったのかなぁという印象を受けます。
問題は、「ダイナミックプライシング」をどう生かすか。
競合他社よりも(運賃面で)優位に立ちたいのであれば、相当メリハリをつけた運用(運賃設定)をする必要があるのと考えますが、そのあたりを事業者側はどうコントロールするのか、今後に注目したいですね。
あと、車両面についてですが、どこかの時期で車両仕様の統一を図った方が良いのではと感じました。
同じ路線名を名乗っていて、片や3列独立シートの夜行仕様、片や2+1配列の昼便仕様というのは、利用者側からするとどうしても不公平感が出てしまいます。
事業者側の事情があるのは重々承知ですが、同じ夜行便の運賃でバスの仕様がかなり異なるというのはどうなのかなぁと。
利用者側の混乱を無くす(=不公平感を無くす)という観点からも、車両仕様の統一は是非とも検討をお願いしたいです。
色々と書きましたが、新宿および仙台に夜遅くまで滞在したい方や、運行実績豊富な事業者のバスで移動したいという方には使える路線だと思います。
今回は夜行便をご紹介しましたが、今後機会があれば、のんびり気分で景色も楽しめる昼行便も利用してみたいですね。
【乗車データ】
- 乗車日:2020/11/23
- 乗車区間:
仙台駅西口(宮交高速バスセンター)→バスタ新宿(新宿高速バスターミナル) - 運行会社:京王バス
- 車両:三菱/エアロエース(LKG-MS96VP)
- 年式:2012年式
- 所属:永福町営業所
- 社番:51201
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