夜行高速バス「百万石ドリーム広島号」 2019年12月13日運行開始!

夜行バス

西日本JRバス「百万石ドリーム広島号」(イメージ)
西日本JRバス「グランドリーム」用車両

中国JRバス「百万石ドリーム広島号」(イメージ)
中国JRバス「グランドリーム」用車両

北陸発着長距離夜行高速バスの勢いが止まりません。
今度は、北陸と岡山・広島を結ぶ長距離夜行高速路線が開業します!

西日本JRバス(本社:大阪市)と中国JRバス(本社:広島市)は、北陸の富山・金沢・福井と山陽地方の岡山・広島を結ぶ夜行高速バス「百万石ドリーム広島号」を、2019(令和元)年12月13日より運行すると発表しました。


北陸と岡山・広島を結ぶ初の夜行高速路線 「北陸ドリーム四国号」と同様に開業記念キャンペーン割引を実施!

(西日本ジェイアールバスのプレスリリースより引用)

【北陸(富山・金沢・福井)~岡山・ 広島】夜行高速バス「百万石ドリーム広島号」 12月13日デビュー!!

西日本ジェイアールバス株式会社(本社大阪市 代表取締役社長 野中雅志)及び中国ジェイアールバス株式会社(本社広島市 代表取締役社長 前田昌裕)は、日本初の夜行高速バス「ドリーム号」の誕生から50年の節目にあたり、北陸エリア(富山・金沢・福井)と岡山・広島を結ぶ新たな夜行高速バス「百万石ドリーム広島号」を12月13日(金)から運行いたします。

夜行バスなら滞在時間もたっぷり確保できます。都市間をダイレクトかつリーズナブルに、そして快適に移動していただける夜行高速バスの特性を発揮し、観光はもちろん、ビジネスをはじめ、両地域の交流活性化にも寄与していきたいと考えております。

また、運行開始を記念した大変おトクな「開業記念キャンペーン割引」も実施いたします。この機会にぜひ「百万石ドリーム広島号」でのバス旅をお楽しみください。

1.愛称名  
 「百万石ドリーム広島号」

2.運行区間
 富山・金沢・福井⇔岡山・広島

3.運行開始日  
 2019年12月13日(金)
  *2019年11月15日午前10時から発売開始します。
  *12月17日運行便からは、ご乗車日の1カ月1日前の午前10時から発売します。

5.運行車両
 グランドリーム車両(3列独立クレイドルシート、毛布・トイレ・コンセント・フリーWiFi付き)で運行します。

○運行開始を記念して「開業記念キャンペーン割引」を実施します。
 設定期間:12月13日(金)~2月20日(木)ご乗車分(12月26日~1月6日は除く)
 内  容:全区間均一 片道 5,000円 期間中の全区間最安値になります。
 *販売席数には限りがあります。また、変更・払戻しなどに制限がございます。

<きっぷのお求め>
〇ネットでのご購入 高速バスネット(JR高速バス公式予約サイトです)

〇電話でのご予約 
 西日本JRバス電話予約センター
 0570-00-2424  [営業時間10:00~19:00(年中無休)]
  中国JRバス電話予約センター
 0570-666-012  [営業時間 9:30~18:00(年中無休)]
 ※予約後はコンビニまたはバス窓口でご購入いただけます。

〇バス窓口でのご購入
 金沢・岡山・広島などのバスチケットセンターのほか、主な旅行会社でご購入いただけます。

詳細はこちらをご覧ください(プレスリリース)


北陸~岡山・広島間夜行高速バスの開設については、予てから噂されていました。
ついに情報解禁になった・・・という印象が強いですね。

路線の概要については、上記プレスリリースを見ていただくとして、注目すべき点は、やはり全区間均一片道 5,000円という「開業記念キャンペーン割引」ではないでしょうか。
先の「北陸ドリーム四国号」開設時に実施した片道3,000円の「開業記念キャンペーン割引」と比較すると2,000円高いですが、それでも通常の運賃が9,000円~16,000円(富山~広島間)の路線で全区間均一片道 5,000円は、破格の安さだと思います。
「北陸ドリーム四国号」運行開始の記事にも書いたのですが、「折角なので一度利用してみるか」という気を利用者にさせてくれるという点、さらに路線のPR効果という点で、この施策はアリなのかなぁという気がします。

車両は「グランドリーム号」を投入!運行形態は「北陸ドリーム四国号」を踏襲!?

「百万石ドリーム広島号」において注目すべき点は、やはり「グランドリーム」車の投入でしょうか。
「グランドリーム」は、東京~京阪神間「ドリーム号」をはじめ、JR西日本グループのバス会社(西日本JRバス・中国JRバス)を中心に導入が進められているハイグレード車両。
専用のクレイドル(ゆりかご)シートを搭載し、通路カーテン・毛布・トイレ・コンセント・フリーWiFiを装備したハイグレードな車内設備が特徴で、多くの乗客から好評を得ています。
「百万石ドリーム広島号」への「グランドリーム」車の投入は、ハイグレードな高速バスが我が街にも・・・という点で「売り」のひとつになるのではないでしょうか。
西日本JRバス「百万石ドリーム広島号」 車内
「グランドリーム」の車内

西日本JRバス「百万石ドリーム広島号」 シート
「グランドリーム」専用クレイドルシート

運行形態にも注目したいところです。
プレスリリースの運行ダイヤやを見る限り、「北陸ドリーム四国号」と同様の『途中交代制の完全ワンマン運行』を踏襲するのではと見ていますが、果たしてどうなのか・・・。
今後公表される予定の運行ガイドライン表示にも注目したいと思います。
(あくまで私の予想ですが、「北陸ドリーム四国号」と同様に、途中の西日本JRバス京都営業所(京都市南区)で乗務員交代を行い、西日本JRバスは富山~京都間の運行を担当、一方の中国JRバスは京都~岡山・広島間の運行を担当するのでは?と見ています。)

最後に

先程も書きましたが、北陸を発着する長距離夜行高速バスの勢いが止まりませんね。
北陸を発着する長距離夜行高速バスといえば、かつて西日本鉄道(本社:福岡市)と北陸鉄道(本社:金沢市)が金沢~福岡線「加賀号」という夜行高速バスを運行していましたが、今回開設される「百万石ドリーム広島号」は、先の「北陸ドリーム四国号」に続いての長距離夜行高速路線の開設第2弾となるわけです。

北陸鉄道「加賀号」 ・911
北陸鉄道「加賀号」

西日本鉄道「加賀号」 3174
西日本鉄道「加賀号」

素人考えでは「決して結び付きが強くない区間」と思いがちですが、そこはJRバス。
何かしらの勝算があって路線開設の判断に至ったのでしょう。
色々と難しい部分が多いかとは思いますが、観光客・所用客はもとより、地元民もに親しまれる路線になるべく、じっくりと育てていって欲しいと切に願いたいです。

因みに、私が住む北海道からの場合、新日本海フェリーの苫小牧東~敦賀航路を利用し、新日本海フェリー→JR在来線→「百万石ドリーム広島号」を乗り継いで移動すると・・・なんと33時間後には広島に到着出来てしまいます!
新幹線・鉄道乗り継ぎを除く空路以外の行程では、意外と早い方かもしれません。
運賃も合算で19,000円程~26,000円程。
飛行機が苦手な方にはオススメルートかもしれません。
また、SNSのフォロワーの方の中には、「「広福ライナー」(広島~福岡)と組み合わせることで、かつての「加賀号」の様な九州~北陸間の移動が出来る!」と好意的に受け止める方も何名かおられました。
少なくても、岡山以西から北陸へ行くのに便利な路線が出来たことには間違いないでしょう。

ともあれ、私も機会があれば出来るだけ早いうちに乗車、レビュー出来ればと考えておりますので、どうかお楽しみに。


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