高速バス「フェニックス号」(福岡~宮崎線)が運行開始30周年を迎えました
福岡~宮崎間高速バス「フェニックス号」が、2018年(平成30年)4月29日に運行開始30周年を迎えました。
運行開始30周年を迎えた2018年(平成30年)4月29日当日、私は偶然にも宮崎におりまして、運行開始30周年を迎えた「フェニックス号」の様子を見ることが出来ました。
そこで今回は、その時の模様を簡単にご紹介します。
当初は、西日本鉄道(以下:西鉄)・九州産業交通(現:九州産交バス)・宮崎交通の3社が各1往復運行していましたが、瞬く間に人気路線へ成長。
のちに、JR九州(→JR九州バス)の参入や高速道路の延伸に伴う増便、夜行便の新設などが行われます。
一時期、旧高速ツアーバスの台頭や高速道路上限1,000円施策などで窮地の一歩手前まで追いやられることもありましたが、その後の大幅リニューアルや旧高速ツアーバスの縮小などで徐々に利用者数も回復していきます。
ライバルのひとつである九州新幹線+「B&Sみやざき」が利用を増やしている中、「フェニックス号」は現在も数多くの方に利用されています。
運行会社は、九州新幹線全線開通による並行路線の新設で、一時期JR九州バスが撤退しましたが、その後1年あまりで復帰し、現在は西鉄、西鉄高速バス、宮崎交通、九州産交バス、JR九州バスの5社が1日28往復運行しています。
話を戻しまして、運行開始30周年を迎えた2018年(平成30年)4月29日当日の模様です。
実は私、4月下旬から5月上旬にかけて、取材を兼ねた旅に出ておりまして、この頃はちょうど「SUNQパス」を使って九州島内を回っておました。
前日の夜に福岡から宮崎交通「福岡~延岡・宮崎夜行線」で宮崎へ移動。
翌朝、宮崎駅に降り立った私は、宮崎駅から高速基山まで移動する時間までの間、運行開始30周年当日の「フェニックス号」の様子をしばし眺めておりました。
一見、普段見かける「フェニックス号」と同じように見えますが、私が乗車する宮崎駅8時30分発の福岡行き「フェニックス号」をよく見てみますと・・・
前面上部と側面ドアすぐ後ろの窓の上部に、昔懐かしい「フェニックス号」専用塗装をモチーフにした運行30周年記念の行先表示が掲げられていました。
恐らく手製のものと思われますが、のちに確認したところ、少なくても西鉄高速バス担当便の車両全てにおいて、この運行30周年記念の行先表示が掲げられていました。
ちょっとしたことではありますが、この様な粋な計らいは、一利用者としても嬉しいですね。
そして、実際に西鉄高速バス「フェニックス号」に乗車し、高速基山へと向かうのですが、都城北バス停を発車する前にちょっとしたサプライズがありました。 なんと、乗務員から乗客全員に、写真の運行30周年記念品(組み立て式スマホ・ペンスタンド)がプレゼントされたのです。
発車時の肉声案内も、「本日、「フェニックス号」は皆様のおかげで運行開始30周年を迎えました。今後とも「フェニックス号」をご愛顧くださいますようお願い申し上げます。」と30周年記念仕様でした。(笑)
さらに宮崎では、運行30周年の記念イベントが宮交シティ「アポロの泉」で開催されました。
残念ながら、私は行程の関係で参加することは出来ませんでしたが、SNSの情報などによると、和太鼓の演奏やキャラクターショー、ビンゴ大会などが行われ、多くの方で賑わっていたそうです。
30年間を振り返るパネルが展示されていた他、イベント中に運行当初のフェニックス号の映像も映し出されたそうで、「行けば良かったなぁ・・・。」と少し後悔。
イベント終了後は、先着25名限定で高速バス無料試乗会が宮交シティ→田野→宮交シティの経路で行われ、参加者にはグッズが配布されたようです。
今回、偶然にも運行30周年当日に「フェニックス号」に乗車しましたが、「記念の日」に立ち会えるというのは嬉しいことであります。
「フェニックス号」に限らず、高速バスを取り巻く環境は厳しさを増していますが、この先10年、20年、そして更なる先をめざして、今後も福岡~宮崎間の主要交通機関として活躍を続けて欲しいと切に願いたいものです。
【乗車データ】
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1988年(昭和63年)4月29日の運行開始以来、数多くの乗客を運び続けて来た
運行開始30周年を迎えた2018年(平成30年)4月29日当日、私は偶然にも宮崎におりまして、運行開始30周年を迎えた「フェニックス号」の様子を見ることが出来ました。
そこで今回は、その時の模様を簡単にご紹介します。
運行開始30周年当日の乗客には記念品が 宮崎ではイベントも
先述の通り、福岡~宮崎間高速バス「フェニックス号」は、1988年(昭和63年)4月29日に運行を開始しました。当初は、西日本鉄道(以下:西鉄)・九州産業交通(現:九州産交バス)・宮崎交通の3社が各1往復運行していましたが、瞬く間に人気路線へ成長。
のちに、JR九州(→JR九州バス)の参入や高速道路の延伸に伴う増便、夜行便の新設などが行われます。
一時期、旧高速ツアーバスの台頭や高速道路上限1,000円施策などで窮地の一歩手前まで追いやられることもありましたが、その後の大幅リニューアルや旧高速ツアーバスの縮小などで徐々に利用者数も回復していきます。
ライバルのひとつである九州新幹線+「B&Sみやざき」が利用を増やしている中、「フェニックス号」は現在も数多くの方に利用されています。
運行会社は、九州新幹線全線開通による並行路線の新設で、一時期JR九州バスが撤退しましたが、その後1年あまりで復帰し、現在は西鉄、西鉄高速バス、宮崎交通、九州産交バス、JR九州バスの5社が1日28往復運行しています。
話を戻しまして、運行開始30周年を迎えた2018年(平成30年)4月29日当日の模様です。
実は私、4月下旬から5月上旬にかけて、取材を兼ねた旅に出ておりまして、この頃はちょうど「SUNQパス」を使って九州島内を回っておました。
前日の夜に福岡から宮崎交通「福岡~延岡・宮崎夜行線」で宮崎へ移動。
翌朝、宮崎駅に降り立った私は、宮崎駅から高速基山まで移動する時間までの間、運行開始30周年当日の「フェニックス号」の様子をしばし眺めておりました。
一見、普段見かける「フェニックス号」と同じように見えますが、私が乗車する宮崎駅8時30分発の福岡行き「フェニックス号」をよく見てみますと・・・
前面上部と側面ドアすぐ後ろの窓の上部に、昔懐かしい「フェニックス号」専用塗装をモチーフにした運行30周年記念の行先表示が掲げられていました。
恐らく手製のものと思われますが、のちに確認したところ、少なくても西鉄高速バス担当便の車両全てにおいて、この運行30周年記念の行先表示が掲げられていました。
ちょっとしたことではありますが、この様な粋な計らいは、一利用者としても嬉しいですね。
そして、実際に西鉄高速バス「フェニックス号」に乗車し、高速基山へと向かうのですが、都城北バス停を発車する前にちょっとしたサプライズがありました。 なんと、乗務員から乗客全員に、写真の運行30周年記念品(組み立て式スマホ・ペンスタンド)がプレゼントされたのです。
発車時の肉声案内も、「本日、「フェニックス号」は皆様のおかげで運行開始30周年を迎えました。今後とも「フェニックス号」をご愛顧くださいますようお願い申し上げます。」と30周年記念仕様でした。(笑)
さらに宮崎では、運行30周年の記念イベントが宮交シティ「アポロの泉」で開催されました。
残念ながら、私は行程の関係で参加することは出来ませんでしたが、SNSの情報などによると、和太鼓の演奏やキャラクターショー、ビンゴ大会などが行われ、多くの方で賑わっていたそうです。
30年間を振り返るパネルが展示されていた他、イベント中に運行当初のフェニックス号の映像も映し出されたそうで、「行けば良かったなぁ・・・。」と少し後悔。
イベント終了後は、先着25名限定で高速バス無料試乗会が宮交シティ→田野→宮交シティの経路で行われ、参加者にはグッズが配布されたようです。
今回、偶然にも運行30周年当日に「フェニックス号」に乗車しましたが、「記念の日」に立ち会えるというのは嬉しいことであります。
「フェニックス号」に限らず、高速バスを取り巻く環境は厳しさを増していますが、この先10年、20年、そして更なる先をめざして、今後も福岡~宮崎間の主要交通機関として活躍を続けて欲しいと切に願いたいものです。
【乗車データ】
- 乗車日:2018/04/29
- 乗車区間:
宮崎駅→高速基山 - 運行会社:西鉄高速バス
- 車両:日産/PKG-RA274RBN(西工02MC C-Ⅰ)
- 年式:2008年式
- 所属:福岡支社
- 社番:9907
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