九州産交バス「フェニックス号」「なんぷう号」417号車(日野セレガR-GD)

昼行高速バス,高速バス乗車記

前回の記事『西鉄高速バス「桜島号」夜行便4012号車 乗車記(2017年4月乗車分)』の続きになります。


鹿児島中央駅から西鉄高速バス「桜島号」夜行便で博多バスターミナルに到着した私ですが・・・

西鉄高速バス「桜島号」夜行便 4012

西鉄高速バス「桜島号」夜行便 4012 博多バスターミナル到着 その1

もう少し「SUNQパス」で遊ぶことにしました。
実は以前から、「九州を訪問した際には是非一度乗車しておこう!」と思っていたバスがありまして、そのバスに会うために急遽、博多始発の九州新幹線N700系「つばめ」で熊本へ向かうことにしたのです。(写真はイメージです。)
九州新幹線「さくら」「つばめ」 N700系7000番台

九州新幹線「さくら」「つばめ」 N700系7000番台 指定席車両 車内
「九州を訪問した際には是非一度乗車しておこう!」と思っていたバスとは、一体どんなバスなのでしょうか。

あの夜行高速用車両が九州島内用へ転用に・・・

そのバスとは、こちら↓でした。
九州産交バス「フェニックス号」「なんぷう号」 ・417

九州産交バス「フェニックス号」「なんぷう号」 ・417 リア
九州産交バスの417号車(日野セレガR-GD KL-RU1FSEA)です。
2005年式の夜行高速仕様車で、熊本営業部高速バス営業所に在籍しています。
今は無き鹿児島・熊本~神戸・尼崎線「トワイライト神戸号」の専用車として活躍した後、熊本~名古屋線「不知火号」、熊本~神戸・大阪・京都線「サンライズ号」で活躍して来ましたが、昨年2016年秋頃に九州島内路線用に転用され、現在は福岡~宮崎線「フェニックス号」や熊本~宮崎線「なんぷう号」で活躍しています。
因みに、九州産交バスの417号車は、九州産交グループの中でも数台しか在籍していない日野セレガR-GDであり、こと高速路線用に至っては唯一の日野セレガR-GDでもあります。

車内は3列独立シート27人乗りの夜行高速仕様となっています。
九州産交バス「フェニックス号」「なんぷう号」 ・417 車内

九州産交バス「フェニックス号」「なんぷう号」 ・417 シート
数年前の車体更新時に座席コンセントと通路カーテンを増設し、サービスレベルを上げています。
夜行路線の続行用としても使える様、九州島内路線に転用後も通路カーテンは撤去されずにそのままの状態になっています。

九州産交バス417号車の九州島内路線への転用は、以前から情報として知ってはいたのですが、夜行路線運用時代を含め、これまで1度も乗車することが出来ませんでした。
それだけ狙って乗車するのが難しい車両であったのですが、今般、乗車希望日に熊本~宮崎線「なんぷう号」に投入されることを知った私は、熊本駅前から宮崎県小林市の小林インターまで乗車してみることにしました。

今回私が乗車したのは、JR熊本駅前7時38分発の宮崎行き各停便。
土砂降りの中、発車時刻ギリギリにバスはJR熊本駅前3番のりばに入線します。
九州産交バス「なんぷう号」 ・417 熊本駅前にて

JR熊本駅前で2名の乗客を乗せたバスは、10分弱で熊本交通センターへ。
熊本交通センターで数名を乗せ、バスは益城熊本空港インターへと向かいます。
ところが、雨と週明けということもあって市内は渋滞気味。
益城熊本空港インターから九州自動車道に入ったのは、定刻よりも30分程遅れていました。

その後は順調に流れるのですが・・・
九州産交バス「なんぷう号」 ・417 熊本駅前にて
このバスは各停便。
基本、九州自動車道のバス停にこまめに停車していくために、遅延回復はほぼ期待できません。
結局、バスは遅れを回復することもなく、九州自動車道を南下していきます。

JR熊本駅前を発車すること約2時間20分、バスは休憩場所である九州自動車道えびのパーキングエリアに到着します。
福岡~鹿児島線「桜島号」の休憩場所としてもお馴染みですね。
こちらでは10分間の休憩時間が設けられています。
九州産交バス「フェニックス号」「なんぷう号」 ・417 えびのPAにて その1

九州産交バス「フェニックス号」「なんぷう号」 ・417 えびのPAにて その2

九州産交バス「フェニックス号」「なんぷう号」 ・417 えびのPAにて その3

九州産交バス「フェニックス号」「なんぷう号」 ・417 えびのPAにて その4

えびのパーキングエリア発車後は、えびのジャンクションから宮崎自動車道へ。
そして、定刻よりも20分程遅れてバスは小林インターに到着しました。
宮崎自動車道 小林インターバス停

JR熊本駅前を発車すること3時間弱。
生憎の天候ではありましたが、1人掛け夜行高速用シートに身を委ねてのバスの旅は、快適以外の言葉が見つかりませんでした。
はっきりいって、このバスは「乗り得」だと思います。
(これで天候が良ければいうことがなかったのですが・・・)
今回は、行程の関係から熊本から小林インターまでの乗車でしたが、次回乗車の際は、熊本~宮崎間もしくは福岡~宮崎間全区間で乗車してみたいですね。
きっと、今回とはまた違ったバスの旅が楽しめるのではないのでしょうか。

最後に、九州産交バス「フェニックス号」「なんぷう号」夜行高速仕様車の乗車を考えている方へ。
実は、同時期に九州島内用に転用された467号車(日野セレガSHD ADG-RU1ESAA)と共に、交互で「フェニックス号」「なんぷう号」に運用されており、しかも運用便が原則固定となっております。
もし時間に都合がつく方は、狙って乗車してみるのも良いかもしれませんね。

【九州産交バス「フェニックス号」「なんぷう号」夜行高速仕様車 運用ダイヤ】

福岡~宮崎線「フェニックス号」
  • 西鉄天神高速BT 0627発 → 宮崎駅 1107着 (スーパーフェニックス)
  • 宮崎駅 1430発 → 西鉄天神高速BT 1906着 (スーパーフェニックス)
熊本~宮崎線「なんぷう号」
  • 西部車庫(熊本) 0724発 → 宮崎駅 1114着 (各停便)
  • 宮崎駅 1427発 → 西部車庫(熊本) 1803着 (ノンストップ便)
※車両運等の都合上、変更になる場合があります。
※くれぐれも運行会社へのお問い合わせはなさらぬ様に願います。


九州産交バス「サンライズ号」 ・417 熊本駅前にて
※写真は「サンライズ号」運用時に撮影した九州産交バス417号車

【乗車データ】 
  • 乗車日:2017/04/17
  • 乗車区間:
    JR熊本駅前→小林インター
  • 運行会社:九州産交バス
  • 車両:日野/セレガR-GD(KL-RU1FSEA)
  • 年式:2005年式
  • 所属:熊本営業部高速バス営業所
  • 社番:417

【おまけ】
小林インターからは、こちらのバス↓(宮崎交通「なんぷう号」195号車)で八代まで戻り、
宮崎交通「なんぷう号」 ・195 えびのPAにて その1

宮崎交通「なんぷう号」 ・195 えびのPAにて その2

宮崎交通「なんぷう号」 ・195 えびのPAにて その3

八代からは九州新幹線を乗り継いで博多へ戻りました。(写真はイメージです。)
九州新幹線「さくら」「つばめ」 N700系7000番台

JR九州 800系新幹線電車「さくら」「つばめ」 熊本駅にて
当たり前の話ですが、新幹線を絡めると移動時間が短く済みますね。
あっという間に博多に到着してしまいました。


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