中国バス「オーシャンライナー」(福山~高知線) 12月13日で運行終了

昼行高速バス

広島県福山市に本社を置く両備グループの中国バス株式会社。
同社が運行する福山府中営業所・平成大学・福山駅~高知間高速バス「オーシャンライナー」が、2015年12月13日をもって運行を終了することになりました。

全国でも珍しいマイクロバスで運行される高速バス

高速バス「オーシャンライナー」は、2000年10月に運行を開始した、福山と高知の間を結ぶ高速バスです。
途中、山陽自動車道~瀬戸中央自動車道~高松自動車道~高知自動車道を経由し、所要時間は約4時間となっております。
運行開始当初から成績は振るわなかった様で、停車停留所の見直しや福山駅前~府中営業所間を双方向乗車可能にするなどのテコ入れを行ってきましたが、効果も乏しく今回の運行終了という結論に至った様です。

高速バス「オーシャンライナー」といえば、こちらの車両↓を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
中国バス「オーシャンライナー」 ・・67

中国バス「オーシャンライナー」 ・・67 リア
地方の路線バスやコミュニティバスなどで見かける機会が多い日野リエッセです。
実は、「オーシャンライナー」の専用車両として写真の日野リエッセが使用されているのです。
全国各地の高速バスを探しても、日野リエッセを投入している高速バスは数少ないということもあって、「オーシャンライナー」はバスファンにとって興味深い路線として知られていました。
当初は大型車両が投入されていましたが、先述のテコ入れ策の一環で、ある時期より日野リエッセが投入されています。(但し、繁忙期には大型車両が投入されていました。)
行き先表示は付いておらず、車体の前面と後部に府中・福山=高知と直接表記しています。
また、塗装は中国バスオリジナル塗装ではなく、メーカーのデモカラーをそのまま採用しています。
車内は1+2配列の16席仕様となっており、トイレは付いていません。
このため、途中のサービスエリアにてトイレ休憩が設定されています。

2000年10月の運行開始以降、約15年間の歴史に幕を閉じる高速バス「オーシャンライナー」。
今までよく持ったなぁという印象が強いですが、瀬戸大橋~高知自動車道を快走するリエッセの姿が見られなくなるかと思うと、一抹の寂しさを感じます。
今後、福山~高知間を陸路で移動するには、岡山でJRもしくは高速バス「龍馬エクスプレス」に乗り換える必要が出てきますが、岡山~高知間の陸路交通機関の利便性が悪くないだけに、さほど大きな影響は無いものと考えられます。
ですが、帰省や所用で「オーシャンライナー」を利用してきた方にとっては、直通便が無くなる12月14日以降不便に感じるでしょうね。

15年間お疲れ様でした。


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