近鉄バス「フォレスト号」(仙台特急線) 三菱エアロキング
ご紹介する車両はこちら↓。
近鉄バス(本社:東大阪市)が運行する大阪・京都~仙台間夜行高速バス「フォレスト号」で活躍する、三菱エアロキング(BKG-MU66JS)です。
近鉄バス社内では、「仙台特急線」と呼ばれます。
昨年9月までは宮城交通(本社:仙台市)と共同運行しておりましたが、現在は近鉄バスが単独で運行しており、宮城交通は仙台側での運行支援業務を担当しています。
関西~仙台間を走り続けて25年!
ここで、「フォレスト号」について簡単に紹介しますと、夜行高速バス「フォレスト号」は、1990年3月29日に運行を開始。関西と仙台とを結ぶ直行夜行交通機関として、開業当初から常時満席に近い状態で運行する人気路線となります。
1996年には、近鉄なんば西口(OCATビル)及び京都駅八条口への乗り入れを開始。
その後、数度の経路変更を経て、2004年には2階建てバス(三菱エアロキング MU612TX)が導入されます。
その時に導入された車両がこちら↓。 近鉄バスは、現行カラーと同じ塗装で導入したのに対し、宮城交通は当時のマスコットキャラクターを配置した専用塗装車を導入しました。
転機が訪れたのは、2011年3月11日に発生した東日本大震災。
約2週間後に運行を再開しますが、その後の宮城交通側の乗務員不足が深刻化により、2013年1月15日をもって宮城交通便が運休となります。
一旦運行を再開しますが、2014年9月22日をもって再度宮城交通便が運休。
現在は、先述の通り近鉄バスが単独で運行を行っています。
この路線の特長として、夏季と冬季の運行経路が異なることが挙げられます。
夏季が名神高速道路~北陸自動車道~磐越自動車道~東北自動車道経由で運行されるのに対し、冬季は名神高速道路~新名神高速道路~伊勢湾岸自動車道~東名高速道路~新東名高速道路~東名高速道路~首都高速道路~東北自動車道経由で運行されます。
夏季と冬季で運行経路を変更する理由としては、首都高速道路の渋滞回避、冬季の安全対策(安全確保)、そして定時性確保の為といわれています。
因みに、夏季と冬季で運行経路を変更する対策は、福島特急線「ギャラクシー号」でも取られています。
現在は、1枚目の写真の2階建てバス(三菱エアロキング BKG-MU66JS)またはハイデッカー(日によってスーパーハイデッカー)が運行に充てられています。
運行日によって、2階建てバスが充てられたりハイデッカー(orスーパーハイデッカー)が充てられますので、乗車する際は注意が必要です。
車内は3列独立シートの夜行高速仕様になっています。
トイレ、レッグレスト、フットレスト、スリッパ、毛布、が完備されている他、お茶のサービスもありますが、昨今普及している座席コンセントや通路カーテンは装備されておらず、今後の設置が期待されるところです。
現在、「フォレスト」使用されている2階建てバス「三菱エアロキング」は2009年式。
近鉄バスが保有している2階建てバスとしては最新の部類に入ります。
とはいっても、導入されてから5年が経過し、所々痛みも出始めています。
そろそろ車体更新の時期を迎えるのかなぁと、今回車両を見て感じました。
因みに、搭載されているエンジンは、現行タイプの三菱エアロクイーン初期型に搭載されているエンジンと同じ「6M70型」というエンジンになります。
排気ガス後処理装置として尿素SCRシステムを搭載しており、エンジン音が静かなのが特長です。
私自身、「フォレスト号」にはこれまで2度乗車していますが、いずれも宮城交通便でした。
残念ながら近鉄バス担当便には一度も乗車したことが無いだけに、機会があれば是非乗車してみたいですね。 ところで、夜行高速バス「フォレスト号」は、今年で運行開始25年を迎えました。
運行開始25周年を記念して、現在「運行開始記念キャンペーン」と題して、期間限定割引運賃を設定しています。
割引運賃の適用日は、繁忙期を除く2015年4月8日から12月19日までの期間。
平日(月~木)の片道運賃が8,800円、金曜日~日曜日の片道運賃が9,800円とお得になっています。
通常運賃より約2割~3割引きで利用できるこの機会に、「フォレスト号」で関西若しくは東北へ出かけてみてはいかがでしょうか。
尚、「フォレスト号」運行開始記念キャンペーンについて、詳しくはこちらにてご確認をお願い致します。
【おことわり】
今回ブログに掲載した写真は、全て事前に許可を得た上で撮影しております。
【PR】
夜行高速バス「フォレスト号」のご予約は、楽天トラベル(高速バス予約)で。
応援して頂けると嬉しいです。
↓ ↓ ↓ ↓
その他ランキング
にほんブログ村